徒然なるまま

2025 '25,1 '25,2 '25,3 '25,4 '25,5 '25,6 '25,7 '25,8 '25,9 '25,10
2024 '24,1 '24,2 '24,3 '24,4 '24,5 '24,6 '24,7 '24,8 '24,9 '24,10 '24,11 '24,12
2023 '23,1 '23,2 '23,3 '23,4 '23,5 '23,6 '23,7 '23,8 '23,9 '23,10 '23,11 '23,12
2022 '22,1 '22,2 '22,3 '22,4 '22,5 '22,6 '22,7 '22,8 '22,9 '22,10 '22,11 '22,12
2021 '21,1 '21,2 '21,3 '21,4 '21,5 '21,6 '21,7 '21,8 '21,9 '21,10 '21,11 '21,12

'25/ 10/25  いよいよ田んぼは、秋仕舞い。

 10月も来週6日間31日でお終い、過去作業ノートを見ると秋耕終了がこの辺り。
稲刈り後の雨とか田んぼの乾き具合で秋の耕耘タイミングを見計らっているけれど、毎年つけている農作業ノートを見直すと大体この10月末辺りで施肥、石灰窒素とケイカルそれぞれ1袋/5aを撒きトラクターで耕耘を済ませるパターン。以降は春の耕起・或いは代掻き迄田んぼ作業は終る

 「秋耕」作業などは殆どYoutube先生に習ったもの。それぞれのUP者が効果効能を説明しているが、大体は刈取り後の稲株とコンバインで切り刻んだ稲藁を腐熟させ堆肥代わりとするモノという。ただ冬季半年位で腐熟してくれるものでも無く推進剤として石灰窒素を撒けという。それでも春の代掻き時期辺りでも腐熟はそれほど進まず細かい稲わらの切り屑が浮いて来る。

 稲刈りをコンバイン化する前の先代がバインダー刈りハセ掛け乾燥をしていた時は、長い稲わらが残るわけで、牛を育てている酪農家さんへ藁を供給し、春に堆肥を貰いそれを肥しとして春に施肥に撒き散らし使っていた。これまた結構な作業量で、それらを省力化しようとコンバイン導入としたのだが、どうも収量が先代がやっていた時期には至らなかった。

 まぁそれでも我が家規模全耕作地としては3反歩、受け継いだ時には減反1反歩、作付けは2反歩程に過ぎない。減反政策終了とかもあり、丁度ハセ掛け用の長木小屋を立て直す際に減反していた1反、二枚の田んぼの半分を耕作地に戻した。それまでも収量の半分程度を自家用+縁故米として残りを出荷し、肥料代になればそれで良いか・・・てな規模なので。食えれば良い程度の現業稲作ですからね。

 方法論的には先代が行っていたやり方踏襲だけなのだけれど、労力的には一人作業ではやはり百姓仕事はキツイ。という事も有って省力化出来るところは機械化、ハセ掛け乾燥〜ハーベスタ脱穀もコンバイン〜籾乾燥工程は設備を持っている農家に作業委託化。以前は稲刈りから玄米脱穀まで1カ月はかかっていた時間と作業は2,3日に短縮。

 勿論機械化投資は掛かるんだが世は、中山間農家は高齢化脱農時代。それほど使っていない農機が中古市場に出回っている。今使っている、田植え機も、コンバイン類もそれらから調達。さすがに乾燥機〜脱穀となると設置スペースも無いので、そこは受託してくれる農家に委託している。

 かつて会社員時代、給与生活者の自宅家づくりと農業者のそれとは建屋の数が比較にならない程規模が違う事には大して考えもしなかった。改めて自分が小規模ながら農業に携わって見ると、道具の多さに驚く、そしてそれらを使う期間など日常的に使うものは少ない割に、保管場所などは必要条件になるからねぇ。

 であれば、共用化すれば良いだろうと思っても、特に兼業系では農作業スケジュールは時期が限られるし、それぞれのスケジュールを優先しがちで、使う道具は手元に確保しておきたいもの。機械によっては年に半日程度しか使わないモノでも手元に無いと、使いたい時に使えない。自ずと置き場所が増えて来る(;'∀')。

 大分前から「断捨離」なる言葉が流行って不要物の整理・廃棄が一番の手段とは認識するけれど、ライフスタイルを維持しようとするほどハードルは高くなる。近年当地区でも解体家屋が年々増えている。日本の農業形態が中山間規模の形態・・・これはこれで自由感があって良いんだけれど次代が見通せない中では維持できないという事になりますね。

 さてさて秋仕舞いをしないと百姓仕事の年末はけりが付かない。 田んぼ作業の最後は稲刈り後のクズ藁の鋤き込み作業の「秋耕」。
 腐熟を促進するという「石灰窒素」と併せてケイカルを20kg/5a程散らし、伸びたひこばえは電動ポールヘッジトリマーで刈りこんだ。明日は雨予報、終日曇天で夕方雨がチラつき始めた夕暮れ時直前に何とか作業を終えた。

 追記:
そう言えば、今週は百姓仕事以外にも大事な注目出来事も!
それは比較的短命に終わった石破茂総理大臣の後、104代の総理大臣に就任したのは高市早苗総理!何だかんだ有るのでしょうが頑張ってほしい…
 「馬車馬のように働く」と言っていたように頑張るのでしょうが働き場は伏魔殿の世界。頑張り過ぎずに頑張って!とは言ってもキャリア的にも十分!!変わったんだという政界を見せて欲しい。

 少数政権と言われながらも第2党に比べれば十分圧倒。風の読み方には長けている群れかもしれないが第3党と言えるほどの集団は無くキャスティングボートを狙う集団も多く、調整事には苦労するかもしれないが、主義信条を忘れることなく頑張ってほしい。  所信表明演説冒頭からウケもしないヤジを喚く、多分に所属集団のウケ狙いなのかその中での若手なのでしょうが稚拙すぎるとしか!

 さて今日は百姓仕事にかまけて、せっかくのMLB・WS観戦は頭と昼時の敗戦経緯だけ。明日は雨予報でもあり、始球式から結果まで堪能観戦したいもの。やはりスポーツ観戦は地球の裏側でその場に居れば最高ですがブラウン管(と今は言わないね)画面越しであってもリアルタイム観戦が一番ですからねぇ( ´艸`)

 
'25/ 10/18  秋雨続く中、米保冷庫導入。

 2年ほど前から玄米保管用として「保冷庫」の必要性を感じていた。
自家消費と所謂、縁故米を合わせても14,5袋も有れば我が家での消費米は事足りる。なかでも保管温度帯の厳しい高温期でのストック量は年消費の1/3位か。冬季には冬越しの野菜を入れても良いだろう。

 と云う事で先シーズンから物色していたものの、こういう製品は季節商品らしく秋の収穫期には「今シーズンの受注は終わりました」てな具合で、今年の春先まで発注は出来かねていた。それがなんと今年の夏場に近くのホムセンのチラシに載ったので急ぎ問い合わせてみた。駆け込みだったらしく、モデルは限られていたが我が家のニーズには丁度の10袋収納サイズなら可能と!!で、注文。

 既に稲刈りも終わり玄米は今迄使っていた「保管庫」に収納している。新しく導入する保冷庫用スペースを空けるため今月に入り倉庫内整理。近年開かずの倉庫状態で先代が詰め込んだ品々や、不要物置き場的に入れている物も有る。なので小型保冷庫と云えそのスペース整備で半月ほどかかった勘定。ま、途中腰痛なども有って整骨院通いを続けたロスも有るけれど(´;ω;`)

 断捨離も意識して今後も使いそうにない食器、陶器・ガラス器も不燃物収集日に合わせて結構な量が出て来た。腰を痛めたのはそれらを入れ込んでいた段ボール箱などが結構多くて、畳み込む時の姿勢が中腰姿勢のまま続けたせいだろう。
 都合一週間程通って、痛みが治まった頃合いで保冷庫は納入となった。

 ただねぇ、これを導入したとは言っても何時まで良かったと思えるか!?
これらの廃棄時期、更新時期(!?)も有る程度イメージしておかないと子々孫々(続くかどうかも分からないが)負の遺産を残してしまう気もするし、今回の倉庫内ゴミ処理なり断捨離的掃除をしながら想像するわけで、一茶の句の様に「…灰 さようなら」といけば良いが…

 それにしても、ここ1,2年の米騒動には再考される事多し!
「パンが無ければケーキ(ブリオッシュ)を食べれば良いんじゃない…」と本当に言ったのかどうかは定かではないけれど。今回のコメ騒動は丁度NHK大河の中でも同じようなネタが描かれているが、この令和の米騒動は政治家含め善良なる国民のマリーアントワネット化を想起してしまう。

 バブル崩壊後の景気低迷に沿ったように米価は下落。
同じようなトレンドは所謂「氷河期」と称される求人の縮小。ここの所給与所得を上げる流れにはなって来ているが、週末のニュースでも順調に給与UPを果たすのはお手盛り政策が出来る役人・行政員。まぁ当方、年金受給農業者なので、それほどヒステリックになる程の関心は無いが、氷河期と称され希望が削がれる感覚を味わった世代はどう思うか!?匿・流でも良いやとなるかも。

 今度は何処を受け持つのか分からんセクシー農林大臣。備蓄米騒動も有ったけれど対症療法では完治できるモノではない。「戦略物資」と言われる位の「食料」「米」なのだから。百年の計を見通した策を考え謳えるのが政治家たるものじゃないんですかね。丁度今は政権闘争真っただ中、既存メディアはワイドショーネタで煽ぎ立て、扱いは天気予報枠並み。多分百姓はしぶとく結構冷静に観てる。そうそう中国故事ではないが上に政策有れば下に対策有り!と中国人は思考するとか!?


'25/ 10/11  秋仕舞い、中々進まない…

 圃場に関しては、秋耕に際しての石灰窒素散布と、伸びて来ている稲刈り後に伸びて来ている「ひこばえ切り」。そしてトラクターでの耕耘。溜まった枯草などの焼却処理。何年か前までは枯草焼却などは気軽にやっていたのだが、最近は野火的に延焼事故等も増えてそうそう気軽に処理できない。

 住宅廻りの草刈りなどでは、刈り取った草を市指定のゴミ袋に入れてゴミ出し日に出すのがスタンダード化している。でもねぇ農耕地作業道とか、どんどん広がる休耕地の草など迄ゴミステーションに積み上げるのも気が引ける。住宅地周囲の雑草の量などとは比較にならない程の量なれば・・・ですよねぇ。

 まぁ程々の量に調整しつつゴミ出しと、安全対策を施しながらの休耕地での焼却を図るしかないです(´;ω;`)。
 圃場は乾いた頃合いで秋雨…の繰り返しで中々乾ききれないが、この所雨量も減って来てなんとか暗渠水路に流れ切りつつある。  今月中には、乾いた圃場で秋耕をし、コンバインでの切り藁を鋤き込みたいものだ。

で、その前に、去年辺りから自家用米+縁故米の保管用として、従来の乾燥剤頼りの玄米保管庫から冷蔵保管庫への置き換え!をしたかったのだが、ようやく来週の納入となった。その設置用スペース確保のため倉庫内整理をし始めたが長年のゴミ蓄積が半端なく、結構手を焼く。  

 てな感じで倉庫内断捨離に励んでいたら、久々の腰痛(;'∀')ギックリ腰とまではいかないものの、朝起きたら今迄も数回起こした腰痛症状で前かがみながらの起床と朝食。この日作業は諦めて掛かりつけと云うかいつもお世話になっている整骨院へ(´;ω;`) 院長さんは自分よりはるかに若く我が倅世代の下か。四方山話を交えつつの施術を受ける。搬入予定は来週17日。片付けペースを緩めながらでも何とか間に合うだろう。

'25/ 10/4  秋雨、続く…!

 秋雨「続く…!」とは言っても雨のサイクルは長めになって来た。
稲作同業・経験者なら同感してもらえると思うのだが、2,3日晴れて次に雨!てなサイクルが続いている。この時期の稲作農家なら分かると思うんだが、稲刈り日設定が中々思うようにならない日が続いているものの、雨が来る間合いは長くなっている。そんな季節の進みで当地区での稲刈りシーズンもそろそろ終わる。

 要は圃場の水が中々乾かない。勿論稲刈りには圃場表面が乾いていて欲しい。バインダー刈りにしてもコンバイン刈りにしても ベストは水溜りの無い田んぼなわけで・・・我が家の近くでも専業農家さんが居るのだけれど、「専業」となると、とても稲刈りにしても春の田植えにしてもその前の耕耘とか圃場整備、各作業は一日仕事とはならない。

 我が家は、そんな各イベントは一日仕事で成り立つような耕地面積と機械化にしてきているが、耕作面積は2反半に過ぎない。これが「ン町歩を超える」規模になると農家として一軒だけで賄うには結構な労力で、年老いた御当主様と倅のコンビで賄うとすると、倅の休日の日を当てにするメースもあるだろうし、中々難しい。

 さてこの秋はコメ保管用、冷蔵庫!?保冷庫!?導入。
先シーズンから狙ってはいたんだが、中々発注時期と納入時期との兼ね合いが分からず、在庫切れとか、受注終了とか。まぁ農機とか季節商品アルアルなんでしょうがね。今年は町内のホムセンのチラシに載ったので、これ幸いと発注!!メーカーさんとも連絡が続き、今月17日納入となった。

 保冷庫(!?)としては小さなものだけれど、設置場所確保に(;'∀')。
今週は倉庫内の整理&断捨離に汗だくです(´;ω;`)  

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