徒然なるまま

2025 '25,1 '25,2 '25,3
2024 '24,1 '24,2 '24,3 '24,4 '24,5 '24,6 '24,7 '24,8 '24,9 '24,10 '24,11 '24,12
2023 '23,1 '23,2 '23,3 '23,4 '23,5 '23,6 '23,7 '23,8 '23,9 '23,10 '23,11 '23,12
2022 '22,1 '22,2 '22,3 '22,4 '22,5 '22,6 '22,7 '22,8 '22,9 '22,10 '22,11 '22,12
2021 '21,1 '21,2 '21,3 '21,4 '21,5 '21,6 '21,7 '21,8 '21,9 '21,10 '21,11 '21,12

'25/  3/29  マザーツリー、倒れる

 今週、中日の水曜日は大風が吹き荒れた。
ローカルTVの気象番組では所により30m/sにもなったとか(@_@)。確かに車を運転していても風に煽られてふらつく場面も有った。 ログに上る山道では松くいで枯れた倒木が山道を塞いでいた。山道に掛かっていたのは先端部だったので容易く道の脇に寄せられた。

 林の中には、そういう倒木が結構目に付いていて、多くはこの当日に倒れたわけではないが、山通いの多かった例年なら、結構都合のいい薪材として重宝していた。改めて正常な薪材伐りをしなくともストーブ用には大体間に合う。まぁこまめにそういう倒木処理をしておけば手抜き林もそこそこきれいに見えるんだけどね。

 そんな林に目を配りながらログに到着!あららログ脇の林に立ち枯れとは違う倒木有り!根本径40cmm越え50p径にもなるかのコシアブラ!かねてより根元部分に蟻が取り付いてかなり食われていた。いづれ切り倒さないと・・・と思っていたが何せ下手をするとログ本体側に倒れてしまったら、屋根にはかなりのダメージが及ぶので、先延ばしにしていたもの。

 ここの林では春には山菜、タラの芽とコシアブラの芽がよく採れる。特にコシアブラは幼木の芽は採りやすい。そんな幼木が結構あるのだ。それら幼木エリアを広めたのが、この日倒れたコシアブラの木だったのだろう。何せ周囲で目に付くコシアブラの木ではこの木が一番大きい。いわばマザーツリーだったのだろう。

 この場所にログキャビンを建ててみようと山道整備を始めて丁度20年。
すぐ傍にこのコシアブラの木が有ってそこから20m程離して、丸太基礎を打った。初めは仮組スペースとして考えたもののカタチが出来上がって来ると、仮組を解体して運び出すのも難儀になって、井戸も掘ったしそこそこ山のログ小屋として成り立つか!と今に至る。

 ここ4,5年前からこのコシアブラの根元が朽ちて来て居るのは気になっていた。やがて切り倒さないとなァ・・・と思いつつログ躯体端までは10m程、下手に切り倒す方向が狂ったら、屋根に直撃かも!と思い悩んでいた。そこに今週の大風。自分としては何か細工をしたわけでも無いのに、倒れた方向はログ方向でも、山道方向でもなく斜面上方向にこれ以上ないベストな方向に倒れた事になる。

 木に意思があるわけじゃないだろう。けれどここでの作業とか山菜採りやらキノコ榾木伐り、植菌、収穫と観続けてきたこのコシアブラのマザーツリーは次代のコシアブラ成木や幼木を残して倒れた。いづれ材として使えるとこはカットし残りは薪材にでもするか、ありがたく使わせてもらおう。

'25/  3/22  春彼岸の、

 2週続き彼岸前の荒れ気味天気。
雨、霙、雪が舞う時間帯も有り夕方から朝までは氷点下になりがち。日中は時に10℃程度前上がる時もあるが、春っぽい陽気にはチト不安定。というか風の強い日が多い週だったか。

 インドアでPCとにらめっこするピーク時はようやく超えたか、外の野鳥にカメラを向ける余裕も出て来たか、とは言っても既に冬鳥は去って行った種も多く、窓から眺められるのは留鳥の類。時にヤマガラやシジュウカラも来るのだが最近はイソヒヨとヒヨドリが我が物顔で庭木を支配している。

   庵行の機会が減っているものの週一程度は行く様にしている。
自宅庭ではヒヨドリ系がうるさいが、さすが林の中では小型の野鳥が周回しながらやって来る。この日はシジュウカラとエナガが目立った。そんな小型の野鳥でもエナガは繁殖期が早いという。この季節、尾っぽが曲がった固体も目立ち、ひょっとすると抱卵時、比較的長い尾っぽは寝ぐせみたいな曲がり癖が付いたりするんじゃないかと・・・

 野鳥に目が向くようになったのも、年度期末の事務処理一段落。
特に面倒なのは、我が家も属している「中山間地域直接支払制度」5年1期の括りでR6年度3月末で第5期が終了。25年間続いているのだが、端的に言えば所謂中山間地域の小規模農家に対する補助金制度。

 耕地の条件・・・棚田とか、土手畦畔を含めた傾斜度によって10aあたり8000円か21000円という評価値を元に耕地管理者に対して補助金が出る。ま、それぞれの地域協定を組織し都度実績報告を提出して・・・
 てな訳だが、この5年刻みの第4期〜第5期にかけて、水田耕作を止めて石灰礫を敷き詰めた所謂白い農地問題も発生。

 我が家では亡父が水稲耕作作業に関われていた第3期からの参画だったらしい。今は自分が引き継いで田んぼは継続している。がこの中山間地域協定とななんぞ!?てなレベルで殆ど知識は無かった。我が家田んぼのすぐ近くで第4期地域代表が居たので第5期の事務方役員を・・・と、中身は殆ど理解できていなかったが、やればわかるだろうと受諾。

 昨今、米価価格が荒れているが、前年のほぼ倍の価格になったにしても、中山間地域で所謂三反百姓とか、兼業農家で水稲で利益が出ている所はないだろう。せめて自家消費分と通称縁故米が賄えるので・・・経済合理性とは無縁な、せっかくの田んぼを耕作放棄とかして荒らしたくない意識だけで作付けを継続しているのが殆どじゃないかな。なにせ稲作に関わる時給は10円/時間とも言われる状況では。

 当地区でも専業農家と言われる農家は参画戸数26戸中2軒あるが、それでも耕作面積はそれぞれ2haに満たない。稲作だけでは成り立たない中で続けられているのは戸主以外での現金収入者が居るからで、これだってその家としては兼業農家に属するんだろう。厳密な意味では当地区では農家だけで生活が成り立っているケースは無い。

 家族総出で農業を営んでいるケースは近在でも何軒か見聞きするが、そうなると耕作面積は数10haを要するようだ。当然人力だけでは賄えず、機械化は必然だし技術的な取り組みも必要となる、今風に言えばスマートXXとか基盤整備も関わって来る。当然立地的に不利な、極端には棚田地域とか、所謂中山間地域では職業として個別に成り立たせるのは難しい。

 だから耕作放棄地が増えて行くのも、その通りだと思う。補助金も焼石に何とか。てなものでしかもスポンサーは市・県・国の予算でもあり、数期前からの「白い農地」問題などが出て来ると、行政の関り状態も問われて来る。金を出すのだから!の見返りというか要求もきつくなるでしょうね。

 てな訳で、年毎に提出書類等もきつくなる印象。
それが期末最終月に集中してしまう。まぁ毎月・毎週・毎日記録でも付けてれば良いじゃないかと言われればそれまでだが、その為に田んぼに関わってるわけでも無いし、とボヤくことになる。さて。

'25/  3/15  期末後半のピーク、近づく

 先月の確定申告から始まって、何かと期末にかけて事務処理事というかPCに向かう時間が増えた。と言っても、それは夕食後の深夜にかけてという事なのだが・・・となるとPCの脇には焼酎お湯割りを置いて。と言うわけでPC入力に集中しっぱなしになる訳もなく、一服を兼ねて眺めるのはNHK深夜番組かYoutube。

 「坂の上の雲」再放送も終わり、その時代に思いをはせつつ、明治人の気骨なるものを感じながらエンディング曲サラ・ブライトマン「Stand Alone」にホッとしながら続きをしようとすると、そろそろ寝なきゃ・・・てな時間帯。
 懐古趣味でもないけれどこの時代のさらに前、エルトゥールル号事故というか海難事故対応、かつての日本人の気骨に頭が下がる。

 映画化もなされ、タイトルは「海難1890」。この事件以降本邦とトルコの親和性というか互いの高感度が高まったとか。その30年後、彼の地近辺で起きたという「東慶丸」(事件とはいわないだろうな)エピソードはあまり周知されない本邦と、日本ではあまり知られない彼の地域人が日本への好感度を持つ事にもなった事件だったそうな。

 自分は知らなかったが「東慶丸」の件は2022年にNHKで取り上げられて知る人ぞ知る事になった様な・・・なんでも当時のオスマン帝国-ギリシア‐アルメニアの紛争がらみでの難民救出に関する出来事とか。そんな難民救出というか関わるエピソードとしては、外交官「杉原千畝」とか軍人「樋口季一郎」の現イスラエル人難民保護などは知っていたが「東慶丸」は知らなかった。

 NHKの番組ががきっかけか!?以降Youtubeでは様々取り上げられているが、当事者の末裔らしい「ZACHOS SAMOLADAS氏」が このエピソードをアニメで描いたのだそうな。日本のアニメとは大分、趣が違い大分彼の人々が感じてるジャポニズム的雰囲気なんだろうが、事の概要は描かれているようだ。本人空想と言いながら実写化したら船長「日比左三」役は真田広之氏をイメージしているらしい。なるほど彼が描いたアニメのキャラクターは似てるかも。

 
'25/  3/8  期末間近、気晴らし温泉

 年明けから期末にかけて、何かと事務処理と言うか確定申告始め、農業関連の報告書類。落ちてきている視力には甚だ辛いPC画面とにらめっこが続く。申告に関しては受付日速攻のDataUP済みなのだが、例年なら1週間、10日程度で還付まで来ていたのだが、どうにも今年は時間が掛かっている様子。少し気になっていたがそれも週初めにはメールin。今週後半に振り込まれた。

 一つ片付き同時並行的に2件進行中ながら、少し気晴らしに日帰り温泉へ。何しろ去年、よく出かけていた隣市ローカルスキー場にも近い日帰り温泉が2か所営業継続断念と!距離的にもそっちの方が近かったので冬場3度或いはそれ以上は出かけていたのが叶わなくなり、ツラツラと他のサイトを見ていたら当市冬季通行止めになるどん詰まりの日帰り温泉が来週より「改修の為営業停止」のお知らせ!

 どうやら今週中は開けている様子。なら行ってみましょうと出かけた。Wifiも解放されてるし、手掛けている部分も気が向けば少しは出来るしね!と祭畤、真湯温泉へ出かけた。この真湯温泉の近くにファミリースキー場も有るので道は除雪はされている。この時期になればほぼ乾燥路のはず。
 須川温泉に通じる登り口から上は春にならんと除雪は出来ないので行き止まりながら、この真湯温泉は冬季中も営業している。

 てなわけで、今週は息抜き温泉行。当市は南北方向は2,30km程ながら東西方向は100kmの横長。東側は海に出るには 直線最短10km程ながら東側は奥羽山脈の須川岳までR342、この真湯温泉以西20km程は冬季通行止めとなる。  その横長の区域では少し東側に寄った当地で雪が消えた時期でも真湯付近の雪はまだまだ深い。

 当県大船渡の林野火災は3,000ha近くに広がったあと、久しぶりの雨が延焼を止めてくれたようだ。避難指示も解消されつつある。
 ただ動員されている消防隊・消防団は、まだまだ確認、警戒作業が続く。TV報道では2000人を超す動員と聞くが、平地でもなく特にリアス海岸縁の林野地は傾斜、切れ込む谷間が多く、確認作業には手が掛かる事だろう。

 サーマルスキャナー的な道具類も有るのかもしれないが最終的にはそれぞれの隊員・団員がコツコツと急斜面で複雑な山肌を上り下りしながら確かめるのだと思う。最終鎮圧宣言迄は時間がかかりそう、それにしても今回の恵みの雨は積算25o程の雨量だったと聞く。LAの火事も鎮火は雨頼みだった。つくづく自然のPowerは人力の領外。

'25/  3/1  不審な、侵入者

 去年、何時の頃からかログ内の土間やロフトに小さめの鳥の糞。 白くちっさなモノが多いが、天井辺りから落としたか少し大きめに広がっているものもある。一時期はネズミに入られたことも有るが、これは明らかに小型の野鳥。やがてロフトの階段上で、多分カマドウマの足が散らばり出した。

 さて、どうしたもんかと考えている内に、去年の春ごろだったか下の娘が送ってよこしたトレイルカメラを思いだした。着いた時にはちょっと見て単三電池を8本も使う仕様に面倒くさがってそのまま、仕舞い込んでおいた。今回の糞害の主がハッキリしないので、まずはそいつを確認するのには丁度良いかもしれない!と思い付いた。

 で、設置して3日目、この所カマドウマの足らしき残渣のある場所がやはり、散らばっている。その瞬間を捉えているか!?と期待しながら観ると二日間に渡って午後の3時〜4時台に映像が残っていた。カメラの小さなモニターでは動き回るものを記録しているのは分るが、正体は良く分からない。

 SDカードを入れ替え持ち帰ってPCで確認してみると、コイツは「ミソサザイ」
考えてみれば、このログ建築中、一応外観はそれなりに出来て内装を手掛けている段階で、キッチンの窓でジタバタしてるヤツが居た事があった。
 13年前の事で勿論、今回はその個体では無いのだが、このミソサザイが侵入してきた経路は分らず仕舞いだった。おそらく、どこか隙間があるのだろうから、ちょっと今回は徹底して、その隙間つぶしだねぇ。

 そんなこんなの今週大船渡海沿いの山林火災。当初一旦鎮火のニュースも流れたが、週後半には1200haの面積、建物84棟、避難指示3300人、焼死一人という規模で平成以来最大規模の林野火災だと言う。中々鎮火に至っていない。
 当地、内陸部でも春先は主に枯草焼き等での失火火災が起きる。ただ今回規模の林野火災は自分には記憶にない。おそらく今夜も一睡もせずに活動している消防隊員・団員は全力を尽くしているだろう、同県人の爺は早々の鎮火を願うだけ。

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