徒然なるままに |
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06/ 8/27 | 蝶を追うひと
ウッドデッキの下側でハーブ用地の開墾をして枝焼きをしていたら背後になにやら人の気配。見ると初老のおじさん。癖なのか、チョコマカした、チャップリン歩きの足を平行にそろえた様なペンギンウォークというかなんとも個性的な歩き方をしながら近づいてボソッと「コンニチワ」と まぁ姿を見たあとで掛けられる挨拶なのでシゲシゲと観察できるけれど、こんな山の中で気配も無く身近に来て突然「コンニチワッ」なんて言われると、お客さんなんてたまにしか来ないので飛び上がる位ドキッとするものだ。 でも今回のように目を合わせてしばらくチョコチョコと歩いて来て「ボソッ」と言われてもなぁ。 悪気は無いのだけれど、反射的に眉の間に皺なんか寄せてしまう。 少し遠くから出来ればちょっと明るく「コンチワ〜」とか声を掛けてから近づいてもらいたい所。そうすりゃこっちも「暑いですねぇビールでもどう!?」位は愛想を言うものを! ま、相手も、山の中で焚き火をしているオヤジに突然出会ってしまって変な戸惑いもあるのだろうが。。。。。 右手には釣竿にくくり付けた捕虫網を持っている。聞くと、どうやら「夏の終わりの頃の蝶を」と蝶を追いかけて山の中に入って来たようだ。山道の具合を尋ねてから森の奥のほうに入っていった。すれ違った時に見えた「○高△△」と書かれた腰の小物入れを見ると、元は高校で生物の教師だったんだよ。と言われても違和感のない雰囲気。 30分程してかの蝶々おじさんは戻ってきた。「榛(ハン)の木」に寄る蝶が狙いだったようだ。数日前NHKの「クローズアップ現代」で2000km以上も移動するという「アサギマダラ」という蝶を取上げていたのを思いだし、その話をした所、またボソッと「須川にいますよ!」とこの辺りでも確認されているようだ。 たまの来訪者なのでもっと話をしてみたかったのだが相手も「山の中で焚き火をしている変なオヤジ」と思ったかあまり話の続かないような話し方で、大して盛り上がりもせず「木楽庵」を降りていった。現れた時と同じように少しピッチの早いペンギンウォークで。 | ||||||||
06/ 8/20 | 10勝3敗か
八月も中盤「虻。。アブ」が増えてきた。1回目は左腕の内側を刺された。刺された痕がそれまでの蚊に刺された痕とは違ってリング状に黒く内出血していた。 2回目はその2,3日後。最初に刺された場所から3cmと離れていない場所。どうも昼寝をしていた時に刺されたようだ。腕と敷いていた寝袋に乾いた血の痕があった。1回目も憶えていないのでもしかしたら同じ様に昼寝中だったかもしれない。 初めの頃はやぶ蚊が多くて暑くても長袖シャツでカバーしていたけれど、開墾が進んできて蚊も少なくなったのか暑い日中には蚊が飛んでこなくなったのか、半袖、最近は半ズボンとかなりガードが甘くなっていた。 2回目に刺されたところは次の日から腫れてしまった。手首から肘の辺りまで腫上がり熱っぽくなっていた。 スズメバチはその毒性も強いがむしろ2回目以降の「アナフィラキシーショック」とか「薬物過剰反応」とか刺されて反応する抗体の反応のよるショックが原因で死亡に至る例が年間30件ほどあるらしい。そんなわけでスズメバチの怖さは、伐採が進み始めた辺り「スズメバチ」が飛んできて最初のヤツの見た目体長3cmは優に超えるでかさをみた時は思わず身が竦んだ。 「ブーン」と来たら「絶対に追い払わないで飛び去るまでじっとしている。」「黒い着衣はさける。」事は徹底していた。羽音どころかホバリングする風圧が顔のそばに感じてても、ただひたすらじっとしている癖が付いてしまったのかも。 どうも、蜂とアブの飛翔はよく似ているのだ。蜂は様子を窺って去って行くけれど、アブはじっとしているとすかさず刺してくる。ただ実際に刺されて腫上がったりすると、その対象を注意深く見るようになり違いも解かって来る。「ブーン」と飛んでくる様子は似ているが、良く見ていると「窺い方」の様子が違う。「蜂」は嗅ぎ回るように来るが「アブ」は隙を探るように飛び回る。 「アブ」は先のスズメバチのような2回目以降の刺され方に対する「薬物過剰反応」みたいな身体の反応があるのかどうかは分からないが、1回目は内出血状の痕跡だったのが2回目には腫れて熱く膨れた状態が1週間位続いた。それから「アブ」と分かったときはすぐ追い払うようにしているけれど間違ってスズメバチなんかだったら、攻撃を受けるので危ない。「アブ」だとはっきり視認してから追わないととんでも無い事になるので要注意。 3回目は昼寝中ではなくて、半ズボン、靴下を脱いでサンダル履きでペンキ塗りをしていたら足首を刺された。足首はまるで捻挫をしたときのように腫れ上がった。痛くはないが熱っぽさがあるし痒くもなる。場所は違うが2回目よりさらに腫れはひどいようなので、やはりアレルギーのような反応が強くなるのかもしれない。 さすが3回も刺されてしまうと飛んで来たのがアブと分かると叩き落す。復讐心メラメラ状態。小屋の中に入ったモンならしとめるまでハエ叩きを離さない。 ようやく通算10匹以上は叩き落しただろうか。これで3敗10勝(!?)という事か。。。 これからは腰に「ハエ叩き」でも差しながら作業をする様にしようか。 | ||||||||
06/ 8/12 | 戦後61年
大そう重々しいタイトルではあるけれど、重厚なものは書けないので中身は軽い、、多分。 毎年この季節、8月6日の広島の日、9日の長崎の日、15日の終戦記念日。とメディアは都度、特集などを組みながら1945年に終結した戦争の記憶 をリフレッシュさせる。今年はその終戦61年となるわけだけれど、先月のテポドンなり、近年の中国、韓国、或いはロシアと近隣諸国との領土問題なり、「潜水艦が横切った」とかの報道がされる度にバイアスが深くなるのか、「右傾化」と言われたり「正常化」と言ったり。「自虐的な反省は見直すべき」とかあの戦争の「見直し機運が高まっている」というように報じるメディアが多くなっているように思える。 世にも稀なる不戦、非軍備憲法なるものが現れてしまった60年前の記憶は今となればその時の意識から外れて来る。 ここで言いたいのは、右とか左とかではなくて時間の長さの不思議さ加減という事をあらためて感じる。ということだ。 300年を越える鎖国を経て、黒船ショックで目覚めたようにパタクタと世の中を眺め、それに乗っからないと明日は無い。みたいな一途さで時代を追いかけて、偶然かマグレか、朝鮮半島は別にして目覚めの維新から30年足らずで近隣大国の支那国、40年足らずで露西亜国との局地戦に勝ってしまったのが国際デビュー間もない世間知らずの田舎小僧の誤解か自惚れなのか維新後60年足らずでクーデター的胎動を伴い満州事変へ進む。 ここが戦後61年のその戦争の入り口だった。 ま、基点の明治維新自体をどの時点に捕らえるかと言う様な細部の誤差はあるのだけれど、先の「国際社会」への目覚めからざっと60年で勝てなかった戦争に入り、その終戦から60年プラス1年が今年という事になる。その戦争を境として前後に約60年という時間。 維新から現在まで生き続けている人なんていないし、入り口を間違えた戦争のその時点からリアルタイムで見る事を出来た人も、もはや第一線からは退いている。価値観が全く変わってしまったという「終戦」を体感している世代も残念ながら平均寿命年齢に近い。 60年という時間は普通のヒトの活発な活動期間ともいえるし経過すれば世代も変わる。実際には明治維新以降は4世代の入替わりはあったろう。 経済系では「失われた10年」という言い方があるが、維新後60年の変化なり日本人の精神風土に与えた刺激と戦後60年のそれとはどちらがその密度は高かったのだろう?後者のどこかの期間。それも失われたX0年と総括されてしまうとしたら寂しいことになる。そこはまさしく自分が生きてきた時間帯なのだから。 終戦の年は暑い夏だったという。今年の夏も暑い日が続いているような気がする。 「今日は行っている?」という電話の後でビールとつまみを抱えて「木楽庵」エリアに来訪者。 飲んで与太話で笑えばみんなお友達的雰囲気でイキオイで井戸まで掘ってもらった。くたびれたユンボで掘れるだけの深さ2m程の穴。 しみ出た水は4日程で穴の縁まで水面が上がってきた。 | ||||||||
06/ 8/5 | 反応が多かった「禁煙」
思えば、周りにはスモーカーなり、「前は吸ってたよ」が結構居て「タバコのみ」としてはすごし易い環境だったけれど、タバコをやめた!事が伝わると、「タバコやめたんだねぇ」「頑張れ!」とか「俺もやめようと。。。」とか肯定的な反応が全てだった。またH.PにUPした内容で久しぶりの反応の多さに驚いた。この歳になると「まぁ死ぬまで吸うさ」とは言ったりしても、もしやめるキッカケがあれば吸わないにこした事はない。ということなんだろう。 これだけ反応してくれると【禁煙宣言】をしてから、始めたほうが盛り上がり方が面白かったかもしれないけれど、「3日でギブアップ!したらカッコ悪いし」というような小心さから【宣言】まではしなかった。 キッカケになったタバコ税サマサマではあるのだけれど、JTのサイトを見るとその税たるや国税と地方税それぞれ小売価格の23%と29%それに消費税、たばこ特別税を加えると小売価格の63%が税金。ビールの税金も高いとは言うけれど、値段は統制価格でもないし、税率は1KLあたり222,000円が税金とか。例えば安売りで160円/350mLの缶ビールそれでも消費税を含めて50%は越えない。年間だと国も地方も1兆円超が税金としてそれぞれの財源となっている。専売公社から日本たばこ産業という形態にはなったものの、実際は洋モクが身近になった程度で殆ど変わり映えしない。 たばこの健康被害としての損失は5兆円にもなり、タバコの値上げは、「この期に喫煙を抑制する事により」その経済損失を減らす効果も狙えるのだそうだ。(ホントかよ!?)でもJTは「健康どうたれ」なんてこともまじめに考えているとは到底思えない。第2第3のタバコなんて発想もないし。増税分を吸収するなんて事は全く考えていない。何せ変化分をそのまま。或いはそれ以上を便乗させ小売価格に転嫁するガソリンなんかもそうだけれどこういったパターンは、お役所仕事そのものを踏襲しているようなもので、そこがなんとも腹立たしい。 まぁ酒系も行き着くところ、旨い不味いは別にして自家製も考えられなくもないし、いっそこの際クルマも木炭車に改造できないものか?燃料にしたい木は今のところいっぱいある。。。う〜ん考えてみたいものだ。RVタイプのクルマ後ろ半分位に木炭炉を据付け適度な2COを作りガス車のようにエンジンを回す!焼き芋屋の軽トラは薪とか端材を使って芋焼き釜を背負っているが、木炭の燃焼炉とフィルター、タンクなら扱い易いかも!?殆どのエンジンが何らかの電子制御になっている今。むしろ実現性は高いかもしれない。ま、背中にカマドを背負って、しかもガス漏れで一酸化炭素中毒なんかになったら目も当てられないけれど。それ以前に環境を壊すとか言われて後ろ指をさされるか。。。 |
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