徒然なるままに

2003

'03,1'03,2'03,3'03,4'03,5'03,6'03,7'03,8'03,9'03,10'03,11  

2002

'02,1'02,2'02,3'02,4'02,5'02,6'02,7'02,8'02,9'02,10'02,11'02,12 

2001

'01,1'01,2'01,3'01,4'01,5'01,6'01,7'01,8'01,9'01,10'01,11'01,12 

2000

      '00,4'00,5'00,6'00,7'00,8'00,9'00,10'00,11'00,12

03/11/29

北国だったら雪になったかもしれない「晩秋の雨」

 「切り裂きジャック」パトリシア、コーンウェル 
 「温泉、法則」石川理夫
 「バカの壁」養老孟司
 「老人と海」へミングウェイ
 「RIDERS CLUB」1月号
 特に「パトリシアコーンウェル」の「切り裂きジャック」は去年の暮れあたりから書店に並んだら読もうと思っていたものだった。今までは毎年1冊出版する文庫本だったが昨年、単行本になったとたん部数を減らしたものか書棚に見つけることは無かった。
 年1冊のペースで新作を出しているようなのでそろそろ又、スカーペッタ検屍官が登場するシリーズでも出てきそうなサイクルだろうが、気に入った作家の作品を読み続けていて途中が抜けるのは気になるものだ。そんなわけでヒョイと見かけたこの「切り裂き...」を手に取った。

 「温泉、法則」はいわゆる「温泉評論」ものというジャンルだろうが、ぱらぱらめくっている中に岩手の花巻「鉛温泉」の自炊棟で暮らし始めたヒトAさんが紹介されていた。
定年1年前、温泉好きのAさんが軽トラックを購入し、始めた温泉巡りの一人旅の中で、結局はその鉛温泉の自炊棟に定住することになったという。
 アパートで老後まで暮らす事と比べれば、その自炊棟での暮らしの方がコストも含め選択として合理的ということだ。Aさんが移り住んで7年になるという。「鉛温泉」...「白猿の湯」という温泉は自分も入ったことがあったので面白ろそうな本と思い手にした。

 この季節。日の暮れるのが早くなってTouringシーズンも終わり、スキー&温泉に代わるまでのの丁度今頃、多量に本を買い込むことが多い。半分くらいは読みかけ、「ツン読」状態になるのが最近の常だが、ホームページのこのコーナーを遡ってみると、どうも年毎に11月には同じような行動をしている。
 日ごと、週ごと、月ごと、年ごと。多少のずれはあるものの、結構単純なサイクルで生活している事にあらためて気づく。そんな時「Aさん」のような浮世離れした行動を目にすると思わず本を手に取り夢想にふける。外は晩秋の雨。

03/11/23

美濃街道「九頭竜川〜温見峠」

  長野方面、高山方面と初雪が降ったようだ。今住んでいる可児に比べ朝夕の気温は5度位は低くなるようだし、晴れたにしてもあまり暖かくはならないだろう。三重方面の海にでも向かえば暖かいかも知れないが、南側それが高速道路であっても名古屋とか都市部方面には向かう気はしない。
 ということで、郡上八幡を通過し白鳥から西方面「美濃街道」を辿ってみることとした。

 シーズンは紅葉も過ぎ、快晴の天候でも交通量は少ない。白鳥からR158は快適なルートだ。所々1.5車線になったり狭い部分はあるものの特に九頭竜ダム湖辺りは快走路だ。郡上八幡を過ぎてから雑木林、葉が落ちて針葉樹の目立つ山の奥に雪を抱いた白山だろうか。コンビニに寄り暖かいお茶を飲みながら2,3枚シャッターを押した。地図で見た700mを越す油坂峠あたりではもっと大きく見えるかもしれないと期待したが、R158を抜ける間、その姿は見えなかった。城下町の越前大野に降りた辺りで後ろを見たら山頂部を厚いガスに包まれた山容が見え雲の下に雪が覗いていた。

 R158、越前大野からR157。続く快走路だが所々の掲示されている温度表示は10℃を越えない。暖かくは無いがまだ大丈夫。薄いインナーグローブと、保温の効くアンダーウェア。首筋をしっかり風の進入を抑えればそれ程、寒くはない。元々、凛とした空気は好きなほうだ。それでも1000mを越す「能郷白山標高1600m余り」の鞍部、温見峠の路側から山肌に向かって、今朝方積もった雪であろう、辺りは白く「ひょっとするとUターンか...」と不安になったが何とか峠は越えた。
 福井側に比べ整備が遅れている岐阜側の深い谷に沿って続く峠下りの湿った落ち葉とウェットパッチを注意しながら降りてきたところに「うすずみ桜の里.ねお」という道の駅があった。施設は新しく温泉も併設している。Hotelもあり減価償却がきついか、1000円と少し高い入湯料だが、泉質はいいようだ。少し白っぽく、入るとツルツル感があり冷えて強張った身体がほぐれた。

03/11/16

琵琶湖、湖東岸「安土城址」

  夜半から本格的に降り始めた雨は朝には上がったようだった、射しこむ陽の明るさで目が覚めたのは8時頃。ベランダから観る路面はまだ濡れている。コーヒーを淹れパンをトーストし、ベーコンegg。ゆっくりした朝食。
立込んだ仕事で2週続けて、土曜日まで仕事に出ている。今度の日曜日、晴れたらバイクで夕方には帰ってこれる範囲で適当にどこかに出かけようと思っていた。
 濡れた路面はスローな朝食の間に乾いたようだった。空はまだ雲が低い。パニアに雨具とクリアシールドを付けたヘルメットを入れアパートを出たのは10時頃。R21を西進し各務ヶ原を通り岐阜ICから北陸道−名神に乗り安土城址に向かった。

 朝飯をしながら天気予報では午後から晴れ。それでも空模様は怪しい。西方面に向かえば天気が崩れた時にUターンして戻れば濡れずに済む。それで単純に方向は「西」と決めた。
 八日町ICで降り近江八幡で昼食。「近江牛...」と書いてある店で和風ステーキ昼食。旨いと思うがちょっと厚みがない。近江八幡から安土までは4km程。県道R2を北進し看板を頼りに安土城址に辿りつく。
 息を切らして天守跡まで登った。城山のふもとには「羽柴秀吉屋敷跡」「前田利家屋敷跡」、聞き覚えのある表示。が続く。石段を登って行くとその石段に石仏、墓石が点在して見える。
 宗教を意に介さないか超越したか「織田信長」と言う武将を想像しながら登った。

 可児に戻ったのは5時半頃、ガレージでは「会長」がなにやら(ごそごそと?)やっていた。しばしバイク談義。「たからもの」も見せてもらう。デジカメに収めてきたものの、ページにアップするのはちゃんとした画像が撮れて、まともに「たからもの」への想いを伝えられるようになったときにしようと思う。

03/11/09

11月、紅葉は里山まで

 木々も冬眠があるらしい。種類にもよるのだろうが葉っぱがつながる枝の部分にバルブみたいなものがあって、気温が5℃〜10℃位になるとそのバルブが閉じて、葉っぱへの水分が途絶え、その葉っぱにある糖分が作用して赤くなる。と云うような事をTV番組で話していた。
 この辺りも夜は10℃近辺まで気温が下がるようになってきたということだろう。 

 雨上がりの夕方、先週の能登行に出かける前に注油したばかりのチェーンから飛散したホィールの汚れが気になっていて、KTC会長のガレージに汚れ落としの洗剤を持って行き、黒々となったホィールの汚れを拭き取った所で会長のトランポ用バスが入ってきた。
 KTC秋の定例会ということで土日をかけ三重、海沿いの民宿まで行って帰ったところに出くわした。
 今回は都合で参加できなかったが、土産にアジの一夜干しをもらった。今晩の酒のつまみはこのアジを炙って熱燗でも傾けてみようか...

03/11/01

11月の日本海「蟹」

 11月に入れば、蟹のシーズンに入るのでは...。
とそれ程、確実な情報があるでもなく、日本海沿いに行けば!と地図を見て下道でも距離的に近そうなR156を行くことにした。
 途中、白川郷がある。夏に行ったときは観光客が多く...自分もその中の一人ではあるのだが「ちょっとなぁ」みたいな所があって、涼しくなった今頃は...と期待して白川郷に寄った。人の出は夏より多い。やはり自分もそうなのだが、紅葉とのセットという事だろう。なんとも日本の原風景とでも言うことか萱葺き屋根も刈ったあとの田んぼも紅葉もせつなく懐かしさを感じる。

 残念ながら、蟹は11/16日が解禁ということだ。小さな蟹を出してもらったが、「これでもか」みたいな蟹三昧とは行かなかった。ハタハタ、のど黒。みみだこ(!?)が旨かった。昼は和製ナンプラー汁というか魚醤を薄めたものにイカのルイベを出汁にしたもの。という「いしる鍋」を選んでみた。思ったより癖はなく食べやすい。土産には牡蠣の蒲鉾というものを買って帰った。
 ふらりと行った能登だった。行ってみると見てみたいところが多い。今度は来年になるか、少し調べてから行ってみたい。

トップに戻る