徒然なるままに

2003

'03,1'03,2'03,3'03,4'03,5'03,6

 

2002

'02,1'02,2'02,3'02,4'02,5'02,6'02,7'02,8'02,9'02,10'02,11 '02,12

2001

'01,1'01,2'01,3'01,4'01,5'01,6'01,7'01,8'01,9'01,10'01,11'01,12 

2000

      '00,4'00,5'00,6'00,7'00,8'00,9'00,10'00,11'00,12
 

03/06/29

(画像Link)和良川の鮎

  和良村、「日本一の鮎」と書いたのぼりがいたる所に立っている。初めは何の事かわからなかったが、和良村の公式サイトを見てその意味が分かった。何でもブラインドテストみたいな味比べがあるらしい。
 その大会で全国43河川からの鮎を試食した中で一番になったということだ。はたして身が旨いのか。ワタが旨いのか。総じて肉類のたんぱく質はおいて置く時間がアミノ酸の変化とか何とかが旨みとして絶妙に効くということはよく知られている。塩加減とか、火の状態はほぼ均一化されているだろうから。…とまぁあまりコマイことを言ってもしょうがなくて。旨い鮎と言うだけでいいのだから。
 そんなことを考えながら、金山を過ぎ和良村へ向かった。ここは郡上八幡を経由して何度か通ったR256沿いのきれいな川だ。春先は渓流釣りも良いと言う。
 年券というシーズン券を買って続けていた鮎掛けをやめて7年になっていた。長期の出張とかバイクシーズンとの重なりとか中々時間が取れなくなってきたのが理由だった。昨年末より当地に移り又再開の機会に恵まれたわけだ。良川に恵まれたこの地で鮎釣りをしない手はない。

 7年ぶりの魚信は明確に「ググン」と来た。竿を立てながら流れの下のほうに下がってタモに取り込んだ。20cm程の黄ばんだ太目の魚体。不思議にあわてるとか興奮とかは無かった。9時から2時頃まで5匹、丁度1時間に一匹ペースだった。上流、下流見えている釣竿もさほどつれているようには見えない。久しぶりの鮎掛けはまぁこんなペースでヨシとしよう。岩手の解禁はまだ先だろうが既に3週間ほど前からシーズンが始まっているこのあたりの川では、バイクで走っている中にも長い釣竿がよく見えていた。

 で…旨い!!。よくお膳についてくる鮎の塩焼きで首の辺りに箸で切れ目を入れ、尻尾をとって頭から骨を抜いてみようとするのだが、お膳の鮎は首だけがぽつんと切れてしまう。和良川の鮎はするりと頭に骨が付いたまま抜けてきた、骨なしになった塩焼きを二口で食べた。砂鉄川の鮎もこんなだったろうか。釣り上げた鮎の塩焼きが久しぶりだったからか。甘く、後味が少しあの苦味が程よい和良川の鮎だった。

  

03/06/22

(画像Link)越前街道〜白川街道

  白川街道とは合掌造りの集落が世界遺産に指定されているあの白川村に続く道である。
先々週、「XX街道」の名前が付いた道路が多い。ということで木曾街道から続く「  街道」を周りながら白川街道もその候補としていたものの周れなかったこともあり、今回こそという事で白川村まで行くこととした。帰り道は前回えらく気に入った「せせらぎ街道」で。
バイクを取りに初めてチャリで会長のガレージに出かけた。

 ある程度、予測はしていたものの白川村のメインストリートは随分想像を超えていた。
土産物売りの店が立ち並び、通りには観光客があふれる。自家用車、観光バスが絶え間ない。いっそ通行止めにすれば映画のセットをそのまま「○○村」風に作ったと言ってもいいような光景。「………」と早々に村を出た。そのままR156を辿ってどこかのルートを通じて高山に出れればいいか…と思い、休憩に「道の駅”白川”」に立ち寄った。

 K1200氏に出会った。ここまで来る途中、庄川を堰き止め「御母衣湖」を形作る御母衣ダムの下にあるダム展示館で話を交わしバイクを並べて写真を撮ったK1200氏だった。
高岡から来たと言う。富山からはこのルート、岐阜北部の道は山、川に沿った道が多くバイク街道なんだと言っていた。手を離れた子供達、家族の話、歳相も近いと思って互いに昔馴染み、みたいな話題となる。Touringの面白い一面のところだ。
 聞くと、「せせらぎ街道を通って帰るには荘川まで戻りR158を清見に出たほうが良い。」と言う。1300m程の高さのある天生峠を抜ける手もあるがまだ通れないだろうとも。確かにわき道の入り口に「7月開通」と書いてある看板を目にしていた。そこを上ってゆけば「天生峠」なのだろう。
 見上げるすぐ近くの山の谷間には黒ずんだ雪が残っている。やはりここの成り立ちは観光客が増えたとはいえ、7月辺りまで雪を抱く山々に囲まれ、遠い昔は落人が辿りついた深山に佇む村なのだ。

  

03/06/15

Folding Bike

  自宅の時はシャッター付きのガレージ内に収まっていたST2だったが、この地に運んできて1週間はアパートの駐輪場にカバーを掛けて、鉄製とワイヤー製のロック2個をつけてガードしていた。
それでも、よく聞く盗難事故が気になっていた。もちろんバイクの盗難事故はそれをするほうに絶対的な非があるわけなのだが、多くの場合そうなってしまう状態にも到らない点があるはず。と自分は思っている。そんなわけで、やはり盗難防止はしっかりしたガレージに入れておくに越したことはない。
幸いにも、バイクつながりの幸運で、ここ可児のクラブを紹介してもらいST2は会長さんのガレージに納まることになったのが先月。…とここまではラッキーなのだが、アパートとそのガレージまでは距離で4Km程。車で行けばクルマの置き場所に気を使う。歩いてゆくにはちょっとしんどい。ということで自転車を物色していた。Webで自転車を見ていると。自転車の世界も中々こだわりのヒト達が多いことが分かってくる。自分が選ぼうと思っていたのは仕事関係の飲み会でクルマを会社に置きっぱなしにすることも時々あり、翌日ぶらぶらと会社まで車を取りに行くパターンがあるため、「折りたたみ自転車」を考えていた。「折りたたみ自転車」=Folding Bikeというのだそうだが、その種を見ていると車輪は小径のものが多いなか、26インチの一見、普通の自転車を折りたたみ構造にしたものがあってその普通らしさがいいなぁ。とWebで調達しようかと思っていたがたまたま買い物で行ったヨウカドウの自転車コーナーを見ていたら、Folding Bikeのコーナーがあって、特売をしていた。想いは26インチクラスだったが、1,2分逡巡の末、衝動的に「これ…」と買い求め、ちょっと理想とはちがった20インチタイヤのいかにも折りたたみ自転車然とした「ベネトンLightBox」という車種を選んだ。ささっと折りたたみ、クルマに乗せてアパートに運び込んだ。
今度からバイク行と飲み会明けには、この自転車のお世話になることとなる。

  

03/06/08

(画像Link)木曾街道

  可児から恵那に出る道路、R65は旧中仙道。中津川に出て、再度岐阜下呂方面に向かうR257は木曾街道とTouring MAPPLEには載っている。マップルを見ているとXX街道という名称が結構多い。木曾街道と言う響きと、県境はアルプスということになるが、その連峰沿いの岐阜側を適当に走って見ることにした。
 木曾街道から飛騨街道。馬瀬川沿いにR257はつながって、郡上街道。今は飛騨せせらぎ街道と言うのだそうだ。そのまま北上して清見、高山。
このR257は走っていて気分のいいルートだ。Rは小さすぎず信号の無い2車線道路が4〜50Km伸びている。多くは白いセンターラインで、民家も少ない。自ずと平均速度も上がるが危険度は少ないと思う。後でマップルを見たら「何も言うことは無い快走路。ツーリングハイは高山まで続く」とコメントがあった。
高山まで行き。白川街道を西に白川に出て、東海北陸自動車道で戻ろうかと、走っているうちは考えていたが高速でダラーっと戻るより、その飛騨せせらぎ街道が気に入った。白川街道R158との交差点から来た道を戻る事にした。途中「道の駅「パスカル清見」「平成」と立ち寄り休憩しながら、帰路に着いた。
 路側の気温表示は30℃を示している。長良川では鮎釣りの姿が多い。岩手では7月に入らないと解禁にはならないが既に当地では太公望の釣竿が賑わっている。梅雨入りの前、初夏ともいえる暑い一日。

  

 

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