徒然なるままに


2015 '15,1 '15,2 '15,3 '15,4 '15,5 '15,6 '15,7 '15,8 '15,9
2014 '14,1 '14,2 '14,3 '14,4 '14,5 '14,6 '14,7 '14,8 '14,9 '14,10 '14,11 '14,12
2013 '13,1 '13,2 '13,3 '13,4 '13,5 '13,6 '13,7 '13,8 '13,9 '13,10 '13,11 '13,12
2012 12,1 '12,2 '12,3 '12,4 '12,5 '12,6 '12,7 '12,8 '12,9 '12,10 '12,11 '12,12
2011 '11,1 '11,2 '11,3 '11,4 '11,5 '11,6 '11,7 '11,8 '11,9 '11,10 '11,11 '11,12
            
'15/ 9/ 26  秋晴れの連休、稲刈り終了

 断続的に降り続けていた秋雨も、今週前半のシルバーウィークとやらの連休には見事に好天続き!
 ただ晴れたといっても、すぐに田んぼが乾くわけでもなく、連休の終わり2日間を稲刈りに集中した。先週晴れの合間に少し刈ってみたが、齢36歳となる我が家の稲刈り機、通称バインダーが壊れてしまった。エンジンは回り走行もするのだが稲束を掻き寄せる樹脂製爪を駆動させているチェーン部分、チェーンソーで言えばバー先端にあたるガイドプーリーが破断してしまった。
 カービングバーでもない限りそれほど高価でないチェーンソーバーさえ、その部分はスプロケット構造なのだが、稲刈り機はプーリー構造で注油がおろそかだったのかもしれないが、金属疲労なのかなアッサリ割れてしまっていた。

 掻き寄せ部分のカバーを外したまま町内のヤンマー営業所に持ち込んだが、機械の年数も年数。もはや補修パーツは供給は終了していると!
 農機屋での会話でも「平成になってからでも、もう26年ですからねぇ・・・」と言われて、「その時はそうだよなぁ・・・」とは思ったが、クルマと違い稲刈り機とか田植え機など専用農機は毎日動かすわけでもなく年に一日、二日しか動かさないので36年も経ったといえ動いた時間は36年X2日X8時間としても600時間に満たない。
 今の愛車ジムニーの1年間にもならないわけで、これで壊れてパーツ供給もなくなっている。というのはちょっと考えてみればそれで良いのかヨ。とさえ思える。

 まぁ農作業なので泥だらけになったり草などを巻き込んでしまい、そのままにしておけば錆びだらけになるのは必至だが大概の農機とか建設機械などはちゃんと手入れさえしてやれば20年経とうが30年経とうがしっかり動いてくれる。
 勿論、農機とてン10年の時間の間には研究開発も進んで、使い勝手やら作動精度も上がって新しいものほど作業も楽になっていて、農機屋さんとしては商売上もドンドン機械は更新して欲しいはず。
 ただねぇ使えるものを使わない手も無いんじゃないでしょうかね。

 いっそ、壊れたプーリーをワンオフで自作しようかとも思ったが、一昨年不幸があって離農した親戚で、バインダーが倉庫にあるという。
「もう使わないので使ってけらいん」とありがたく譲ってもらった。
 稲作規模も我が家と同じで自家用米+αレベルの零細農家ながら、農作業用道具はマメに手を入れていた方。
 冬場にはしっかり燃料を抜いて保管されていた。携行缶のガソリンを入れてチョークを引き、リコイルスターターの引き綱を引いたら感激の一発始動。
 さっそく田んぼに運び、作業開始。我が家のバインダーより10年程は若いか!?1輪タイヤの幅も1インチ広く、田んぼの土の上を滑るスキー幅も広い。湿田状態でも壊れた我が家のバインダーよりずっと浮力も上がり実に快調。

 連休好天中の田んぼの乾燥を期待して、連休ラスト二日間の作業とした。
乾田とはならないまでも、ぬかるんだ田んぼも少しは乾いてくれるだろうと思ったが、コンディションはかなり悪い。長靴では泥に埋まってしまうので、タイトな田植え長靴で作業をしたが、それでも足が稲株を外すとズブッと埋もれて引く抜くのが大変。
 たださすがの稲刈り機は快調に刈ってくれる。泥との格闘で疲労感は半端なかったが、まずは刈り終えてメデタシ・メデタシ♪

 稲刈りを終えてバインダーを運んで帰ると、当然壊れたバインダーと、それよりはちょっと若いバインダーの2台となり、保管スペースも場所をとってしまう。
 鉄くずで処分しようかとも思ったが、エンジンは回り走行にも支障が無いので、稲刈り機構を取っ払って雪押し板でも取り付ければ、冬場重宝するかもしれない♪
と雪が降る季節まで3ヶ月。その間に改造を試みてみよう!!
 役目を変えても動き続ければ機械としても本望かな。

'15/ 9/ 19  台風一過ようやく晴れて稲刈り

 昭和34年9月26日潮岬に上陸した台風15号が「伊勢湾台風」というヤツ。
リアルタイムでの記憶は無いのだがこの「伊勢湾台風」という名称はどういうわけか記憶というか、台風というキーワードと一緒にメモリーされている。当地では「アイオン台風」「カサリン台風」の方が身近ではあるけれど・・・

 先週丁度伊勢湾に上陸した台風17号は「アータウ台風」というらしい。国際的なルールではhttp://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html2000年から数字の台風何号+名称が使われているそうだが、今回伊勢湾から上陸した17号「アータウ台風」は昭和34年の伊勢湾台風に比べれば規模は大分小型だったらしい。
ちなみにデータとして残っている数値を見ると
     昭和34年伊勢湾台風 -----今年キロ台風
    ボトム時の気圧 895hpa -----985hpa
    上陸時の気圧  930hpa -----990hpa

 最低気圧の比較だけでも随分違う。犠牲者数の比較ははばかれるけれど、伊勢湾台風がもたらした被害は関東大震災に匹敵し明治維新以降、日本に襲来した台風被害の規模では最大なのだという。
 単に、先週台風18号が伊勢湾付近から上陸したという比較だけなのだけれど確かに台風直撃のインパクトは大きいが、堤防決壊・河川氾濫のニュースにびっくり。

 大手メディアの解説によれば「線上降雨帯」によるものいう事らしい。あらら聞き慣れない気象用語!と思って気象庁のサイトにある気象用語検索で検索してみたがその用語は無い。 どうもメディアというものは耳新しい言葉は訳知り顔で使い始める事が多いので、いろんな現象をそういう新しい言葉で説明しながら、「だから異常気象が!!とか環境破壊が!!」とか、関連付ける様に解説すると、なるほど最近になってこういう大水害とか熱い夏が増えたのか!と思ってしまう。

 ただ大水害も熱い夏も昔からあったんじゃないのかな、ヒートアイランド現象なるものは別にして。首都圏・大都市ほどエアコンが普及している地域は無いわけで皆でエアコンをかけっぱなしにすれば、そりゃ冷やして起きる低下温度の反対に熱が外に出るわけだし加えてその装置も熱エネルギーは排出されるわね。コンプレッサーもファンも回すそれを制御する装置にも電気を食って熱を発して・・・(苦笑

 散居、萱葺きにはヒートアイランドは起きない。都市化は人の集団には必然だろうし都市のコンクリビル建築でもささやかながら温度上昇を緩和する技術開発も行われている事は紹介されている。それでもエネルギーの法則からして現代人が動き回る以上、熱として発散される事は致し方ない。まさか首都圏大都市では萱葺き住居しか許可しない!という建築法が出来るわけもないし。
 ま、我が家でエアコンが無い僻みから言わしてる部分もあるカナ。(笑
あ、これは地球規模の温暖化説とは別な話なのですが。

 気象庁サイトの用語検索でなかった「線状降水帯」なるものは、やはり気象庁のサイトでは「気象研究所技術報告第61号」という報告書にはありました。
 よく分からなかったから研究したという事でしょうね。
つい最近発生しだした!と言う事ではないように思います。

 今回の鬼怒川水害については大手メディアTVキー局が盛んに取材ヘリ映像を流しながら報道していました。その中のニュースでは触れていなかった"怪しい・・・原因(かもしれない)"というものは大手メディアよりむしろ、週刊誌とかタブロイド紙とかネット情報の方が、少し観点を変えた見方を発しているようですね。

 確かに「線状降水帯」がもたらした雨で増水した川の水が堤防決壊口から常総市に流れ込んだのは事実でしょう。が、なぜ堤防が決壊したのか!?
 堤防強化の計画・予定も進んでいて未着手だった。と報道されてますので、元々弱い堤防ではあったんでしょうね。
 でも堤防決壊のメカニズムは【堤防を越え水があふれた(越水という)】が堤防の内側から堤防自身を破壊せしめた。という解説もあるわけで・・・
その【越水】なるものは堤防決壊箇所の上流から始まったとか。:アゴラ誌

 越水説はネット情報が早かったようで、堤防決壊地点から5km上流の常総市若宮戸地区での建設時から反対のあったソーラー施設を作った民間企業が丘になっている自然堤防を削ったから!とネットや地元では言われているようだ。
 TVで流れた映像にも水に流されたり壊れたパネルが映し出されていたけれど、この地区では2社が隣り合ってメガソーラー施設を建設したようで、そのうちの1社は「ウチのせいじゃないよ・・・」と早々に重要なお知らせとコメントを出してますね。

 この千葉県の会社は自然堤防だったという丘の内側(川側)のいわば河川敷に設置した設備なので越水とは関係ないのでしょう。むしろパネルが多少増水に抵抗したかナ!? アゴラ誌の説にもあるが、太陽光発電の買い取りシステムという施策には爺には政策的な誤りと思えるわけで・・・。
 税金で普及拡大・・・これはエコなるクルマも同じだけれど、挙句には電力買い取り負担分は、電気料金に上乗せ。冗談じゃない!なんで補助を受けて設置し、しかも売電利益を受ける分を、パネルも設置していない・出来ない世帯が負担しなければならないわけ!?(怒!!と言いたくなるのがよくわかる。

 なにも太陽光発電を否定しているわけでも反対しているわけでもない。
むしろ木楽庵電力は100%ソーラーパネルの恩恵を受けている。いわゆる独立系の太陽光発電なもので! 太陽光発電自体は人の英知が見つけた産物でとっても良いものだと思いますよ。その製品を求めるには対価を要しますが。
 爺がログ作りし始めた10年前に比べれば、近年5掛け極端なものは3掛けレベルで入手できるらしいChaina製パネルを選べば。欧州ではダンピング問題にもなった事もあるので、自然エネルギー信奉が強い欧州でも使われているのでしょう。
 そこそこの品物ではあるとは思うのですが、ン10年単位の耐久性・信頼性については分かりかねますね。

 ただ普及に変なカタチ補助金でカネが絡むとろくな事がない。先のアゴラ誌にもあるけれど、環境に良い!と宣伝しながら、環境破壊に至っている。
 加えてカネが絡むと起きてしまう人のサガもある、これを利用する人は才覚がある(当地では「セェァズが利く」といいますが)のかも知れないけれど、パネル設置の件で無くともやたらに補助金を求める事自体をも助長する。
 そういう方々は「誰も身銭を切って旗をふるやつぁ居ね!」と言いそうだな。

 災害時のみならず様々な場面でのボランティア。その精神性からすれば人には労を厭わず!と無償に励む場合がある事も確か。一部、中には食い物にする事態もありますが・・・

 エコ関連以外でも振興策として的確な補助金も必要だし、そういう適正に使われる補助金なら納税者は納得しますよ。ただ判断認可する方がそれが適正かどうか、将来性についてはからない。施策に合うかどうかだけなので。
 それを目当てに補助金を求める・せがむ(当地では「はだる」と言いますが)人間もいるわけだ。補助金に味をしめれば・・・地域振興と称してお祭りにも出ますからね。そういうカネを持ってくる人は才覚がある、政治力がある!と。

 いづれ政治家(屋!?)関連の不正・不的確性などにまつわる事件などと同じようなおかしなことになる。
 志願(英語ではvolunteer)して、あるいは奉り上げられたにしても、その大小によらず公的なカネを左右する行為には覚悟が必要というわけでしょうから・・・
 ま、御輿として担がれるむきにはそういう意識はないでしょうが。担ぐほうは軽いほうがいい!とも言うようだし。
 う〜ん、最近ココロの白内障かな曇って見える事が多くなってきたような・・・

 
'15/ 9/ 12  赤色が目に付く季節

 雨が上がったサインは蝉の鳴き声。
彼岸まではもう少し、今時分は残暑がきつい!と言っていたのが普通の年だったような。今年は遅い梅雨入り早い梅雨明け。
 それもちょっと肩透かし的な雨の季節だったが、バランスをとるように早く入った秋雨の季節は今週まで続いた。
 大きなな被害をもたらした台風18号と東へそれてくれた17号が去った週末、台風一過の晴天は暫くぶりの日の光を実感した。

 平年より一週間は早いと感じた稲作は今週土日の稲刈りを予定していた。雨が続いている内は、特に先週から今週は台風による倒伏を考えると焦りを感じていたが 幸いにも風は思った程ではなくて我が家では倒れた稲は無かった。
 ただ排水用の畦切りも平年の倍ほど掘っておいたものの田んぼにはまだまだ水が残っている。土日設定の稲刈りイベントなら孫・子総出の一日仕事とその後のBBQが楽しみなのだが今年は外れた。さて週明けからコツコツと稲刈りの週にしようか。
それでも連休前には終わらせたいものです。

 なにせ3坪棟はまだ2ラウンド目途中。建坪は小さいので仕事量は少ないものの、やる事のどれも大型建屋と変わりはない。
 早く稲刈りを終わらせて、脱穀の稲作終了までの間に建屋部材の刻みを終えてしまいたいものですけどね。今回はフルログではなくてピーセンピースと在来工法の軸組みを試してみたいのでいつもの通り、ちょっと進んでは止まって考えて・・・
の連続となるのでしょうね。

 
'15/ 9/ 5  蛸の浦、「初秋刀魚うにアワビ帆立かきホヤわかめ祭り」。

 夏が過ぎ残暑も殆ど無くて秋雨が続いている。
例年だったら暑い日差しの中で行われるものか!?それでも初水揚げ時期の開催なので秋を告げる催しかもしれない。

 雨模様で外仕事も出来なく、これ幸いと行って来た大船渡・蛸の浦。
「初秋刀魚うにアワビ帆立かきホヤわかめ祭り」という長いタイトルのイベント。

 塩焼き秋刀魚もすり身汁も磯焼きも美味しかったけれど、感心したのはすり身汁でしたね。自分が作る時は芋の子汁に秋刀魚のすり身を入れるようなものだけれど、すり身に豆腐とネギだけ。これが旨い!やはり和食は足し算より引き算のワザなのかもね。ま、すり身を入れた芋の子汁も美味しいけど。(苦笑

 会場では即売コーナーで狙いの新鮮な秋刀魚を1箱Get!。
帰り道、陸前高田、金野直売Cさんで好評な帆立がメインのシンプルな磯ラーメンとダメ押しの帆立焼き。昼の営業時間が15時までなのが嬉しい♪

 蛸の浦で買ってきた秋刀魚は好きな人なら速攻で刺身だろうなぁ。
爺はちょっと捌くのがおぼつかないので老父母と一緒に塩焼きで食べた。
 この日は会場でも塩焼き秋刀魚を2本頂いていたので結局塩焼き秋刀魚を3本食べた事に・・・海鮮三昧の休日でありました。




 今週のイベント
今週はもう一つ注目を集めた(!?)イベントがありました。
隣々国が精力を込めて催した「人民 抗日戦争 勝利 記念日 」
 今週9月2日は、1945年大東亜戦争の敗戦が公式に米国海軍戦艦ミズーリ号で調印された日。当大戦旧連合国のいくつかはこの日または翌日を戦勝記念日としている国もある。中華民国(現台湾国)では9月3日。日本との戦いで疲弊した中華民国との内戦を制した現中国(中華人民共和国)が建国を為したのは1949年。

 あれ!?なんで今年抗日戦勝70周年記念行事が行われるのでしょう!?直接日本と戦ったわけでもないし・・・戦ったのは中共から追い出された現台湾。現中国の論理では台湾に落ち延びた中華民国の全てを継承しているのが今の中国だから
(と強弁)と言う事らしい。
 なるほど中国なんでもあり。どの国でも誰でもレトリックな言い訳もあるのだけれど、それが国の人たちに占める比率というか気質かな!?人は利にて動くとは言うがそれだけであっては欲しくない。
元は同じ民族のはずの台湾では習金平の敬礼に注目している。
  
敬礼の基本は右手らしい。国軍の最高司令官が左手とは!と言う事ですね。

 今週の大パレードと記念日にしても日本の降伏調印から70年の今年にあわせて、昨年2月27日に制定したもの。
 とってつけた!?こじつけだな、そういう新興イベントであっても参加国は≒50国位になったらしい。まぁ列席国の詳細を見ればなるほど!同じようにこじつけ論理でGetしてしまった国連安保理常任5ヶ国の椅子に座った中華人民共和国。
威信をかけたこの日、駆けつけてくれた5ヶ国の仲間はロシアだけだった。

 彼の国では日本と戦って建国を果たした!と単一教育がされている。
抗日・反日行為は国の方針そのもので愛国者の誉れに尽きる。
 同じ論理は大韓民国もその通り、さすが事大国!大東亜戦争時には日本軍として戦ったはずなのに・・・現大統領のお父様は日本軍の将校でしたね。
 それでも実際に韓国憲法には大韓民国の成り立ちの元は1919年に設立した大韓民国臨時政府となっているのでお父様朴正煕大統領の娘がこの中国のイベントに出席する事に矛盾は無いのでしょう大韓民国としては。

 ただ大韓民国は朝鮮戦争を戦ったんですよねぇ北朝鮮と、その北朝鮮に100万人もの援軍を出した中国の人民解放軍と大韓民国は殺し合ったはず。正確な数字はおそらく出ないのだろうけれど推計で人民解放軍は50万人、大韓民国は一般市民200万人の死者、韓国軍、米軍を主とする国連軍としては35万人の死傷者とも記されている。中でも韓国市民の犠牲は当時の初代大統領「李承晩」の責任によるものと言うべき結果。
 爺世代では記憶があるはずの「李承晩ライン・漁船拿捕」これはニュースで記憶に残っているのだけれど、同時にあったはずの竹島略奪は記憶には無い。おそらくそういう報道はしなかったんでしょうね。なにせ「李承晩」は先の韓国建国根拠の大韓民国臨時政府の創設者らしいので建国の祖となるわけで韓国では神様なのかな。

 いやはや、爺世代でも歴史の近代史は詳しく教えられた記憶は無い。
というか、我々世代は高度成長期の人材エンジン役としての教育体系だったんだろうなぁ。生家が裕福でもなく(殆どの家がそうでしたが)中学卒業段階で仕事に就く事はごく普通の事だったし、高校進路に工業系を薦められるのも普通。
 優勝な生徒は高専と高校も土木科だったような。爺は優秀でもないので工業高校電子科でしたが。

 「鳴くようぐいす平安京」がどうした!なんて事よりは理数系の方が好きだったこともあるし、年号暗記にはテストの点数以外には興味を持てなかった。
 就職した電気製品の製造を仕事を続けている中でも歴史については関心を持たなくても過ごしていける。
 国としての対中韓関係もそれほど刺々しい事にならなかったのも、この時代だったからなんだろうなぁ中韓共に後進国として国力を上げる事に熱中時代だったのが幸い(!?)だったか。戦後何年かの混乱で見失ったアイデンティテイというものでもありましょうか、伝えるべき事が希薄なった結果かも。

 伝え行く最大の道具は教育と言う事になるのだが、少し前に是正となったいわゆる「脱ゆとり教育」の移行段階を中高で受けた世代が今の18,9歳。
 自分としてはあまり好意を持てない県紙を名乗る購読紙ながら、今週末の27面に「高まる主権者意識」と題した記事があった。
 明日投開票がある県議会選挙に合わせて、来年から実施される選挙年齢への18/19歳若者へのアンケート記事。3問の設問+コメントが記載されていた。
 その中から目に付いたコメントを拾ってみる。

 ○いつも同じ人が投票し、同じ人が当選するイメージがある。
  自分の一票で世の中が変わるのか疑問がある。
 ○責任をもって1票を投じる有権者でありたい。
  選挙年齢の引き下げをするのであれば公民の授業を充実してほしい。
 ○身近に感じられない投票が自分たちにどういう利益があるのか分からない。
  震災復興のため漁業の盛り上げを。
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 ○高齢者だけでなく、もっと若い人の意見も取り入れて。
  もっと取り組んでいる姿が見えれば関心も持てるかもしれない。
 ○集団的自衛権が行使される事で自分たちが戦争に行く事が怖いので、
  そのその必要がない候補を選びたい。

 これらのアンケート結果表の上には知事選の年齢別投票率のグラフがある。
1991年から4回の知事選年齢別投票率によれば投票率最低は20から24歳40%前後から最高投票率年代にほぼリニアにあがる。最高は60から69歳の80%前後。
 70歳以上は70%前後に下がっている。
 いつも、特に論説が入る3面までは斜に眺めている紙面だが、9月4日の最終紙面は目に付いた。 こういう結果の見解が記載されていない(書けないか!?)のが
いつも面白くない、せっかくのアンケートには応えるべきだろう。

 

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