徒然なるままに

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'11/ 08/27  棟上げ作業の傍ではオオバギボウシ(大葉擬宝珠)の青い花

 土、日にかけて二日間の予定で棟上げを行った。
勿論、その土曜日の晩は昼間の成果如何によらずワイワイとキャンプモードの飲み会をセット。
なにせ自分は待ったく経験はないし、おそらく集まってくれるメンバーでも経験者はいるのかどうか!?子供の頃は「たてまえ」では組みあがった柱や桁の上から蒔く祝いの餅が目当てで、近所でそんな建前があると必ず行って上から放り投げる餅拾いが楽しみだった。
 最近は新築の家があってもそんな餅を蒔くとか拾うとかの話はあまり聞かない。餅を供えるとか形式的な儀式はやっているのかも知れないが、足場で囲いユニックとかクレーンで部材を吊り下げサクサクと組んで行っているのはよく見るが、人手でワイワイと建前を行っているのは少なくなっているのかもしれない。

 自分のログサイトではクレーンはおろか普通車でも中々傍まで寄れないし、ポンコツユンボ今年はしばらく動かしていないので動くかどうかも分らない。まぁそんな機械を使わずともむしろオール人力で汗を流しながら持ち上げ組み立てるのもセルフビルドの楽しさかもしれない・・・なんて負け惜しみをつぶやきつつ、やってみたわけだ。

 予定というか目算はいい方向に外れ、初日で棟木は上がってしまった!丸太の扱いに慣れているのか建前の経験があるのか、それとも単にやたらパワーがあるというか、強力な助っ人に煽られながら次々と組み立ては進んでしまったのだ。
 目論みでは初日は部材の持ち上げと4組あるトラス組みの2組も組み上げればいいだろうと思っていたがトラス4組と母屋、棟木が組みあがり、ブルーシートをかけ、宴会待ち!が初日。

 夜の部から参加のメンバーも集まって来てさて何人になったものか!?焚き火とBBQ、ビールの定番コースにツーリングビデオ。宴たけなわな頃、クラッカー持参の婚約報告まで入り、懐かしき青春映画の一コマを髣髴するような晩だった。

 明けて日曜日、初めてログで寝袋に入りゴロゴロと寝たものの、近くの沼から聞こえるウシガエルの鳴き声が気になり、寝むったのかウツラウツラだったのかよく分らない朝を迎えた。前夜の鉄板と網でパンと卵、ハムを焼き簡単な朝食。
 日曜日からの応援隊も加わり、昨日手付かずのドーマ部分の組み立て。人手の多さなのだろうなぁ、一人仕事のペースでは考えられないテンポで組みあがる。
 結局昼には想定した工程は終了してしまった。
 組みあがった小屋組みの上から下を見ると、調理担当の女性陣が奮闘している。メインメニューは大き目の鉄板で作るパエリア。蒸らしのアルミホイルを外すと思わず「オォ〜!!」これだけの量は中々お目にかかれない。後で聞くと、出来上がりのそれらしさに至るまでは相当苦労したようだ、やはりフライパンとかD・Oで作るのとは違い火加減とか米の火の通り方は随分調整がいるようだ。

 こんな山の中で丸太なんかをいじっていると「非日常の世界」とかからかわれたりもするが、この二日間はその非日常の更に非日常な時間だった。それにしても、快く手伝ってくれた方々が居ればこその、棟上げ完了だった。存分なもてなしも出来ないが感謝だけは忘れたくない。
 よく「夢・丸」とかログの本に大勢で棟木を上げるシーンがあったりしてワイワイと皆楽しそうに写っていたりして、ホントかねヤラセっぽいんじゃないの?とか見たりしたのだが、実際にそういうイベントを行ってみると、これがログキャビンセルフビルドの醍醐味なのだろうと思う。ここに至るまではコツコツと結構単調な作業が続くので、一層楽しさも倍増するのかもしれないが、あるビルダーが言っていた「ログは楽しくなければ・・・」がよく分る。
 何時もの一人作業からすれば久々の大勢のチカラにあらためて感動した。そんなハイテンションな時間が過ぎた後は放心状態というか、いつものペースに戻るまで数日を要した(苦笑。

'11/ 08/19  あしたから棟上げTry

 TVはBSが面白い。地デジ以降日以来BSのアナログも止まった。
まぁそうだろうなぁと思いながらも、しばらくしたらチューナーもレコーダーも安くなるだろうと、地デジTVやらは買っていなかった。
 TVが無いと暮せないらしい老父母はひたすら「でずたる映像」で「みのもんた」を見てるが、自分が見ているブラウン管TVで映るアナログ地上波では天気予報とニュースしか見るものなくBSが見れないと・・・という事で「価格Dot・com」でウォッチしていたBDレコーダーをようやくGet!
ま、ブラウン管といえど、525本の垂直走査線を倍密度の1050本にするとか、当時それなりに画質追及していたMade in Japanの頑張り機械は壊れるまで使いたい。意外と出力だけでもアナログ化して見る映像もそれなりにアットウォーミングという事かも。いまだ真空管アンプとレコードプレーヤーユーザーがいるのと同じようなもの・・・ま、これは負け惜しみですがね。(苦笑

 停波期日前後は予想通り一時的にせよ小売価格は上がっていたので、少し下がってくるのを待っていた。電気製品を作る仕事をしていた身には悲しい現実ながら、発売当初から数ヶ月から一年。ブランドにもよるが△50%のプライスダウン水準を越えればお買い頃なのかもしれない。

 で、久しぶりに見たBSで見た「人間の条件」。リアルタイムで見た年頃で覚えていたのは数シーンしかなかったが冬の荒野で氷を割って泥水を飲んでいるシーンだけは、はっきりと頭に残っている。
・・・今思えば氷の下には泥水は無いような気もするが・・・(苦笑
 山田洋次監督が選んだ日本の名作という番組ながらNHKBSはわりと時勢を意識させるような選択をよくしていると思う。
 要は第二次世界大戦時の敗走する日本兵の話なのだが仲代達矢演じる梶上等兵に話させる「クニは・・・」というセリフが今のこの時によく合う映画なのだろう。

 さ、夜更かしの映画も観たし、明日からは棟上げ段階に突入してみるとするか。

'11/ 08/13  垂木を加工し終えれば、棟上げ近し。

 杉林の間伐材を集めたら40本程になっていた。使えれば垂木にしようと思ってはいたのだが、棟木から軒先まで5.3m。1本モノで通して使おうとすると中々真っ直ぐな材は多くない。
 市販の製材した垂木であれば楽なのだろうが、コストセーブもあるし、間伐材でも切り刻んで朽ちさせるのも芸がないし精々薪にする位ならやはり使える分だけでも使ってしまいたいものだ。

 という事で今週は間伐材の皮むきと垂木用材として太鼓挽きを始めた。上手く揃えられればいよいよ棟上げ。一気に屋根葺きまでいければそれに越したことは無い。
 ただ最大のネックポイントは全く未経験分野・・・といっても今までの行程もシロウト細工なのでまぁ今までの延長といえばそうだけれどそこは時間を掛ければ何とかなってきたものの、屋根は当然、雨避けな訳でトラスを上げて小屋組み状態で野晒しと言う訳にもいかないしねぇ。
 極力時間を掛けないでキメル算段をしないとなぁ・・・てなわけで、このHPも更新が途絶えたら、棟上げ〜屋根辺りで四苦八苦している最中ということだろう。

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放射線量:一関県南部はコンスタントに県都測定ポイントの値の10倍値を推移している。そして・・・。

 言いだしっぺが誰かすごく気になる基準値緩和の張本人。予防原則もなにもあったモンじゃない。
ま、それが誰だなどと解る事は無いのかもしれないが、東京電力に放射線大散布の免罪符を与え、関東以北の住民は今だ放射線汚染の不安に苛まされている。今日のNHKでは
【福島県内の1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、およそ半数から放射性ヨウ素による放射線が検出されたことが分かりました。】というニュースが流れた。エッと聞き耳を立て何時の事だろうと思えば、【国の対策本部の依頼を受けて、今年3月下旬、福島県いわき市や飯舘村などで、1149人の子どもを対象に甲状腺への被ばく量を調べる検査を行いました。】という。3月下旬の調査が何故今頃?5ヶ月も過ぎてのニュースで知らされるものか?更に何時もの様に【今回検出された放射線から換算される甲状腺への被ばく量は、子どもへの影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、「健康に影響が出る値ではない」ということです。】と続く。

 肝心の検査を受けた当事者、保護者へは【検査の結果は、来週以降、国の対策本部から子どもや保護者に通知されることになっています。 】という報道だ。
 小出しに徐々に徐々にさりげなく【・・・でした。「健康に影響が出る値ではない」】というカタチで何度も間をあけながら情報を流せばバカな大衆は全て受け入れる。という風にでも思っているものか。


 少し間が開いたが、当地での放射線量を測った限りでは空中線量としては相変わらず、盛岡の保健センター測定値の10倍程の値を前後している。

そして、今までは測った事の無かった場所を測ってみた。それは3度程刈った草を乾燥させた後、焼却をした場所。 線量計を向けたら、アラーム音が鳴り響いた。まるで雨樋周辺を測ってビックリしたその時と同じ。
 考えてみれば、それはそのはず。牛の資料にした稲ワラ事件。ゴミ焼却場で問題になっている、高濃度汚染の焼却灰問題を考えてみれば当然の事だった。


農家には何かインフォメーションでもあるのだろうか?あぜ道などの草を刈ったあとそれを乾かし焼却して草木灰として使っているのをよく見るのだが!?
 そういう焼却は当然ながら、雑草などに付いた、或いは土壌より吸収した汚染をその灰として凝縮させている事になる。雨樋なら水と一緒に流れて側溝〜川〜海へと流れそうだが、田畑、あぜ道など燃やせば燃やすほどそこの土壌に蓄積してゆくのだろう。
 さ〜て、ビックリしたその干した草を燃やした焼却灰。どうしようか東電に着払いの宅配便で返却しようか。濃縮処理したのでお返しします。とネ


'11/ 08/ 06  カサブランカはこっちだった。

 球根を植えて3年目ようやく花を見た。
ちゃんと生え育って、蕾をつけるのだが、今まではその蕾が膨らみ始めると、茎の所からぽつんと折られるように蕾がなくなってしまう状態が2年。
始めは何でそうなるのか皆目見当が付かなかった。カモシカの食害と分ったのは去年!もしかしたら!?という気もしていたのだが、去年山道の脇に生えている百合の蕾をかじっていたらしい直後のカモシカの様子を目撃してからだ。

 蕾が膨らみ始めたら、蕾に沿わせて唐辛子でも吊るしたらどうか!?などと考えてみたが、そんなのはちゃんと選り分けて食ってしまうだろうし・・・テナ事で防鳥用ネットを周囲に回したら、これが効いたみたいですね。
今まではカモシカの食害で花を咲かせる事は無かったものの、株は増えていたみたいだし、今年初めて咲いたカサブランカは初めてにしてはビックリするくらいの多さで花をつけている。ヤマユリの香りに慣れた鼻にはこの真っ白な百合の香りはまた少し新鮮。    

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放射線量:ヲイヲイ・・・言ってくれるな。
 大本営発表をそのまま垂れ流し、安全、安全てな風に書き続けたのはどこの新聞でしたか!?
方々で線量値の異常数値が出ているのにも、取材をしてる様子も無い。自ら線量計を持って丹念に測って歩いた社もあったというのに、こういう事態になってなにが【危機感を持った対応を】といえるものか。客観的事実をつまびらかに報道し、予想されるリスクには詳しく説き注意を喚起すべきものだろう。あとからこんな他人事の記事を載せて納得する読者がいるものだろうか。嗚〜呼(括弧内は勝手に書き足し)

【肉牛の出荷停止 「危機感」持った対応を】;岩手日報論説より

 【 稲わらの放射性セシウム汚染に端を発した肉牛汚染問題は、県内全域の肉牛出荷停止に発展した。農家の不安や焦燥感は、いかばかりか。波紋は消費者の牛肉離れにも広がっている。
 原因は政府の対応の遅れと定まらない方針だ。東京電力福島第1原発事故の対応のまずさが、いまだに尾を引いている。政府の責任は重い。(あんたもだろう!)  2001年に牛海綿状脳症(BSE)問題が発生したとき、政府は全国で全頭検査を実施。検査前に市場に出回った牛肉を買い上げた。それだけに今回の政府の「もたつき」が際立つ。
 既に肉牛の価格下落が起きている。このまま出荷停止が長引けば、餌代はかさみ、収入は途絶える。農家に瑕疵はない。農家のいら立ちと不満は募るばかりだ。  秋田県は機材や検査態勢を整え、全頭検査の実施に入った。新潟県は全ての検査結果と肉牛の個体識別番号をホームページで公表する。
 一方、全頭検査しようにも機材不足など自治体の対応には限界がある。風評被害を含め、混乱を一層、助長しないよう政府は機材を関係各県に配置するなど早急に具体策を講じるべきだ。(他紙取材記者は線量計を持って取材しとるぞ)
 本県の対応策は、国が福島県に指示した解除ルールを参考に作成。宮城県の解除ルールに照らしても制限解除条件を満たすことができる検査態勢だった。  しかし、政府は出荷停止を指示した。方針に従うのは当然としても県に「指示待ち」の姿勢と見通しの甘さはなかったか。(だからあんたもだろう!)
 県内の畜産農家は先月末、牛の全頭検査や牛肉の価格安定対策などを求める要望書を県に提出した。
 岩手ふるさと農協肉牛部門前沢支部の鈴木松雄代表は「すぐに抜本対策を打ち、消費者に安心を伝えるべきなのに対応が遅すぎる。牛肉は値崩れし、餌は値上がりする苦境が、なぜ分からないのか」と手厳しい。
 「前沢牛」という全国に誇るブランドを持つ岩手。牛の年間出荷頭数は、約3万6千頭。県は今後の補償問題など強いメッセージを政府に発信してほしい。(県はあんたのなんなんだ!自らも動かないとねぇ)
 新たな課題も浮上している。コメの放射性物質汚染への懸念だ。千葉県や栃木県などはコメの放射性物質検査を行うことを決めた。
 本県も数カ月後には収穫期を迎える。稲を刈り取った後でコメから放射性物質が検出された場合、さらに大きな混乱が予想される。
 本県のコメ対策は本当に大丈夫か。「食」の安全確保が後手に回るのは許されない。何より国、県に求めたいのは農業が未曽有の危機に直面しているとの認識だ。(上を見て唾を吐きかけてるように見えますが・日報さん) (2011.8.2) 】


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