徒然なるままに |
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'11/ 10/ 29 | あまり進展の進展のない週。 今月前半に手配していた屋根材が今週、納入。パレット積み容積で3つ位あり、まだまだ使わない時にずっと置いていても場所にも困るのでなるべく使う時に手元に届けば都合いい。なので納品はなるべく後に!しかも出来れば雨の日がいいなぁ、雨で外作業も出来ない時に!なんて思っていたがそんなに都合よくはいかない。今日びこんな60数個口1tを越す荷物でもサクッと宅配で届けてくれる。その荷受けもあって一日好天の日なのにオシゴトはお休み。 ま、荷受けは一日待っているわけにも行かないので、配達時間を確認してから、先シーズンも随分滑ったスタッドレスタイヤは今シーズンでは危険領域。これは早めに替えておこうと、まずはホイールから外しておくことに。装着までしてしまえばいいのだが、安手のものを物色しているうちに手配が間に合わず、この日は古くなったタイヤを外すのみ。 この好天の一日を休んだのが響いたわけでも無いでしょうが、今週はあまり進捗ははかばかしくなかったなぁ。原因は慣れない板金加工が上手く行かないせいですねぇ。 定尺のカラートタン3枚有れば「水切り」が30枚近く作れる。出来合いのものを買い求めるよりずっと安く仕上がる!!なんて軽く手を出してしまったのが事の始まり。やってみるとこの加工が結構難しい。 切るのは金切りバサミで短冊状にひたすら切ればよくて、多少切り口がうねったりはするものの、なんとか10cm幅に切って27枚。これは簡単。 ここから折り曲げ加工をするわけで、これがちょっと難儀。試行錯誤しながら、2x4材とLアングルを折り曲げガイドにしてひたすら叩く。一工程一工程試しながらなので、まず最初は上手く行かない。何とか見栄え良くなるのは2,3個続けてから(苦笑。 上手く行かないからと言って棄てるわけにも行かず、仕上がりの悪いものはあまり目立たない場所に使うこととしましょう。簡単に出来るかと思った「水切り」役物は結局この週の殆どを費やしてしまった。 ------------------- TPPが解り易い。 TPPは百姓が困るだけ! ではないんですね。農産物がGDPに占める割合1、2%台は何も日本だけではありません。G何とかという国は殆どなのです。ではその国々は農産物の生産を見限ってるの!?じゃぁありませんねぇ。ではその国はどうやって自前の農産物の生産を確保してるんでしょう!?・・・ TPPしようという人たちは正しい説明をしませんね。 この人はホネがあるねぇ、大手メディア看板番組もタジタジ。 ↓これは落とされるかもしれないので「中野剛志」で検索すれば別な動画が拾えるかも。 |
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'11/ 10/ 22 | 秋が深まり早まる夕暮れ。 雪の降る前には屋根をかけたい!と思いながらも気付くと夕暮れ。日が傾き始めると暗くなるのは早い4時を回り夕日に空が赤くなり始めるとそそくさと片づけを始め5時も過ぎれば暗くなり始める季節になってきた。 妻面の軒先は野地板を張ったので、次には面積の広い屋根中央部分に合板を張り詰めてしまえば、後は破風板と鼻隠しを回しルーフィングで被いケラバ、軒先に水切りを付け屋根材の手順で仕上げてゆく手順。う〜んまだまだ先はありますねぇ。雪の降る前に辿り着くのでしょうか!?夕暮れ時の日の短さの中であたふたしてると時間の過ぎるのが早すぎて、それこそ黄昏心理で少し焦り気味です。 今ブルーシートで被った頼りない雨対策もルーフィングシートを貼ればある程度安定するようだがそれでも雨には晒したくないし、何につけても天気次第の外装仕事。週末の雨が恨めしいところ。いかんせんそれぞれの工程がやってみて考える状態が続いているので中々作業工数が読めないところがネックですねぇ。次なる合板張りもどのくらいで終わるものなのか? それにしても専門用語というのか建築用語も中々面白い「ケラバ」なんて今まで聞いたこともなかった。「水切り」は言われてみれば想像できそうだがそれも「唐草」とかと言うらしい。縄文時代あたりの大昔、竪穴住居構造ではティピーみたいなカタチの茅葺きだったろうし、藁葺き屋根という言葉が残って居るように、麦藁を使った屋根もあったという。柱と平たい屋根の格好になってもしばらくは茅とかが使われたのだろう、それが今でも見ることの出来る茅葺き屋根が続いているわけで、その構造、各部の名称など、その分野に携わっている職人さんとか建築家、研究者などしか分らない世界かもしれない。それにしても「ケラバ(螻蛄羽)」は分りませんネェ。妻面の張り出し部をそういうらしいですが、螻蛄の羽の様に薄くて軽い方が良い!?とかいう説も有るようですが、さて正解はなんなんでしょう? アッそういえばアホな設計か施行のせいで庇風にごまかさなければいけない所もあったなぁ(苦笑、う〜ん雪が降るまでに屋根は葺き上がるのでしょうか!? 「唐草」は中国唐時代の伝来技法なのだろうか?そんな風に屋根一つの変遷、進化と言うべきか、近年では素材開発もあり中にはアスベストとかシックハウスの元になるような錯誤もあり知恵と試行、風土、生活様式を想像するに言葉一つを見ても実に面白い。どこかの王様、殿様でもあれば数千年も存在し続けるような構造物も作れるのかもしれないが、一般人に作れるものは長くて数世代、殆どは一世代も経たずに消えてしまうかもしれない。 ただ、そのものは消えても知恵の積み重ねが名称として残るという事なのかも知れません。 ------------------- カダフィの終末 42年間だったという。 TVのニュース映像や通信社のサイト動画では排水溝の中から引きずり出され、血を流しながら抱えられている映像もあった。 カダフィの功罪には詳しく無いが、初めてその名を知ったのは日本赤軍のハイジャック事件だった気がする。今から38年前の事だったらしい。もう一つ旅客機関連ではパンナム機の爆破事件か、旅客機が使われるテロ事件の印象が強い。 今年に入ってからの反政府デモからはリビアとカダフィの様々なニュースが流れ、実像・虚像も混在するのだろうがユニークというのか稀代の人間だった事は確かなのでしょうね。 今週は「最後は罪人の末路とはこうなのだ。」的にひっきりなしにニュース報道されているが、40年前、彼はヒーローだったはずで、今報じられる10兆円を越すカダフィ資産の蓄財とか一族の豪奢な生活ぶりとか、逆に産油利権をむしり取る現代版植民地政策の餌食とか一国のリーダーが辿った42年間、その変遷は今後明らかになってゆくのだろうが、独裁者と言われた人物の中でも彼の生涯には興味は深まる。 42年の時間は英雄として登場し多くの支持を受けた執政もあったはずだと思うんですがね。今報じられている蓄財、一族で固める私利私欲の面も本当のことでしょう。ただ後半国際社会との融和を図りながらも同じ体制で支配を続ける事は時代への適合より腐敗するのか疲弊するのか或いは人の欲得に流されてしまう業というものを感じますねぇ。 リビアのこの出来事はカダフィという象徴的な個人に集約される部分で分りやすいが、仕組みとして成り立つ体制だとそれは厄介かもしれない、日本の今の統治体制は60年の時間が流れている「国民の生活が一番」と謳って実質的に初めて体制の変化に期待した変化も元の木阿弥化してきているようだ。さてその木阿弥は時代に適合しているとは自分には見えない。腐敗・疲弊・或いはその組織の欲得に流されているだけの様に。自己浄化作用が働かなければ末路と云うものもあるのかもしれない。 ------------------- あらら、今度はドイツの衛星が落ちて来る! 当地の言葉では「オダヅナヨ〜!」てな事になります。 ついこの間は米国の衛星。その時は人間に当たる確率は1/3200とか言ってたのが今度は1/2000だそうで。と言ってもこの確立ってのが爺にはワカランのですね。TVの解説ではなんでも、この様な衛星の落下が2000回あれば1回は人間の頭(!?)足か手かもしれませんが、とにかく人に当たるって事らしいです。 じゃ今頭の上を回ってる人工衛星って何個位あるの!?ってWikiを見てみると実数は分らないようですねぇ。何でも米国が追跡してる数は8000個とか。!実数はもっと多いのかもね。 じゃ今、頭の上を回ってる衛星はいつかは落ちて来るのだから、それって今、回ってる衛星がやがて落ちてしまう中には何人かはその衛星の破片か本体か知らんけれど、地球上に居る2,3人の人には当たる確率があるって事ですよね。 う〜ん宝くじよりも少ないかもしれないけれど気持ちは良くないですネェ。どうせなら打ち上げた人の頭にでも当たれば面白いだろうに。ちなみに今度のドイツ衛星の落下予測時間帯の中で日本上空を通過するのは4回あるとか。その中で南から縦断するように通過するのは23日午前9時前後! これを書いてる翌日の9時ですね。明日の9時頃は空を眺めていようかな。見てて頭の上に落ちてきて怪我か死んだりしたらどいつが補償してくれるんだろうね。それにしても人間ってPCの2000年問題の時もそうだったけれどどこか抜けているというか、まぁ全て計算づくでないところが面白いところなんでしょうが・・・ |
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'11/ 10/ 15 | ウッカリするとやってしまう寸法間違い。 いやぁ、今回だけに限らず何故かやってしまう寸法間違い。 148cm、148cm・・・と頭では繰り返しながら、スケールの目盛りを見てそこにマークするのだけれど、墨を付けるとなぜかそれが158cmになっている。「チョイ置き」で置き場所を忘れてしまうパターンにも似ているし、その時のモノ探しでいらぬ時間をロスってしまうことはざらで、ボケるまではいってないと思うのだけれど、こういったウッカリが墨付けのマーキングにでてしまうとそのロスタイムは修復の労力もかかる上、心理的ダメージも大きい。 なのでホゾ穴位置などは2度、3度と図面と見比べ、基点からの寸法と反対側からの寸法を確認して合えばホッとして穴あけをし始める始末。まぁホゾ穴などは間違っても大抵は位置をずらして開けなおせば、間違った場所は木っ端などで塞げばいいが、これが一定寸法で材料を切る場合など、短めに間違えばチト修復は難しい。 どうやら自分の場合は長め方向に間違うパターンが多いようなので余分なところをカットしなおせばいい・・・てな具合に済んでいるが、この日の間違いは高いところでの作業が嫌で、地べたに足の付くところで加工してその材をパタパタと打ち付ければOK!!のはずだった。 ところが打ち付けた後に眺めてみるとどうもオカシイ。こんなに狂ってるはずはないが・・・と寸法をあたって見ると丁度10cm間違って墨を付けたらしい。 結局、やりたくなかった高いところでマルノコを使う破目に(泣。東西、両方向共同じ加工をして始めに打ち付けた東側は問題なく納まって、、あぁこんなもんか!と思ってその後に同じように加工して張ったつもりがその10cmに泣く事に。しょうがないのでいやいや屋根に登り修正のマルノコ作業はするのだけれど、心理的なダメージは2,3日、あとを引くんだなぁこれが。 まぁ端面を揃える様なときは、結局は最後に切り揃えた方が仕上がりはいいようですが・・・ とでも思って精神的な復帰にきっかけにしないとねぇ・・・。 ------------------- 悲惨指数 政治・経済とかの方面は殆ど感心のない方面だったんですよねぇカイシャイン時代は。 それがそのオシゴトを離れてから徐々に・・・暇だからかネェ(苦笑。この「悲惨指数」とやらは経済学者が唱えた数値だそうだ。いやぁオシゴトで見た数式やら、ログワークで見かける数式よりずっと簡単。なにせ消費者物価上昇率「**」%の**と失業率「**」%の**を足し算するだけと言う。 たまたま見かけたのは「日本で暴動が発生するのはいつか」:ロイター通信 という記事からだった。 特に3.11以降、地震・津波被災だけでなく原発事故対応を見て政府、行政の対応に疑問を持った人は多いんじゃないのかなぁ。しかも景気低迷はさらに深まって、去年の「郵便不正事件」の村木厚子さんが無罪となった顛末やらおまけに今進行中の陸山会判決とか小沢議員強制起訴事件。官僚・役人。挙句に司法まで・・・不信とこんなだったの?みたいな「日本という国は!?」との不信に近い不満が高まってるように感じる。・・・爺だけかなぁ!? なので、そんなタイトルが目に付いたのでしょう。でその「悲惨指数」が10を越えてゆくと、もはや臨界というのか暴動の発生もありうると言うことらしい。 先月辺りから話題になっているニューヨークからワシントンまでデモ騒動に揺れる米国。その「悲惨指数」数値が12.9なのだそうだ。それから見ると日本は4.9とか。 ただ物価上昇はインフレよりデフレだし、失業率もハローワークがカウントしてるのは雇用保険給付数というし、非正規雇用の失業の多くは補足率に問題があり潜在的失業率は政府発表よりは高いことは確実。なのでロイター記事の言い分なのでしょうねぇ。 米国のデモのメインイシューは「格差」という事という。そのニュースの中に大学生も授業料をローンで借りて卒業する時には相当の借金を抱えて卒業する。とか1%の裕福層のために99%の貧しい層がある。と言うスローガンが謳われている。 日本でも特に小泉元首相政権以降その格差に広がりが明らかになってきた。確かに派遣・契約社員の非正規労働と正規の差。官/民等の経済的格差は常識化している。けれどもっとひどいのは経済格差よりはひょっとしたら意識の格差の広がりかもしれない。政治・行政の浮世離れした緩慢さの後ろにある保身、エンターテイメント化したマスメディア報道。司法に及びそうな法の下の不平等。押し寄せる津波に逃げ送れた家族を救いに戻って失った命。特に3.11は様々な局面を見せ付けられた。 知らず知らずゆで蛙にされる側とする側のカタチを変えた士農工商の封建時代に既に戻ってしまっているかの様子。この「知らず知らず」が日本に良くもあり悪しきところ。 |
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'11/ 10/ 08 | 渡りの季節。 先週、一群の鴨の群れを見たので、前線が通過して陽射しも戻って来たのでそろそろ、本体と言うのか多くの群れが南下する頃合か!? と空から聞こえるはずの「クワックワッ」という鳴き声に注意していたのだが、一度聞こえて、見たら白鳥の一群。その後週末にかけて、見かける事は無かった。 去年はやはり雨が続いた後の穏やかな天気の日に、終日南下する鉤型の群れが空のあちらこちらに見えた日があったのでそれを期待したのだが、 今日何気なく東の空を見たら、遠く鉤型の編隊が連続して南下して行った。 西の空を振り返ると須川岳周辺から大分広く雲が張り出しており、渡りの群れは。やはりそういう雲が垂れ込めたようないかにもコンディション悪いエリアは避けるのだろう。まだまだ下ってくる群れは続くのだろうが、鴨も白鳥も既に冬の準備に入ってるということでしょうね。 ログはようやく屋根の下地の野地板を準備。おおどころは合板を張るつもりながら、妻面側で張り出しの大きいところは杉板を貼ることに。プロなら高所でもスイスイと張ってスターッと切り揃えるのだろうが、どうやら高所恐怖症に近いらしい自分は地べたに足が付く土間で切り揃えてから張ることに・・・ やっぱり足元がすっかり空いている空間で電動工具を使うのは怖いですからねぇ・・・まだまだ修行が足りません(苦笑 さてあとは軒先とかケラバの水切り役モノをどうしようか!?出来合いのものもありそうだが、何時もながら時間は有るけれどカネは無い人はやはり自作ですネェ。トタン板を調達して作り込むのがコストセーブには一番でしょう。まそれは次回か次々回か。 |
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'11/ 10/ 01 | 一気に秋。 一通り打ち終わった垂木の長さを揃えたり、ピッチの寸法を計りなおしたり・・・いやぁ打ち付けるピッチ自体は合わせているんですが、なにせ細い間伐材を挽いたものですから、クネッと曲がっているものが殆どで、桁と棟木で45.5cmの間隔で打付けてはいるのですが、軒先のピッチはこの寸法になっているのは殆どないんですよねぇ。 ま、その分、軒の辺りは幅も広めにしているので屋根板の定尺材を張っていってもなんとか打ち付けられるとは思うのですが、中には大きく湾曲しているのもありますからねぇ(苦笑 しっかり予算があってするのならいいのですが金はなくとも時間はあるから!とコストを労力で賄っているセルフビルダーとしては、曲がった間伐材でも無駄には出来ませんからねぇ。それにしても妻面側の屋根は風雪の吹き込みなんかを考慮したつもりで1.5m程張り出したもんだから、その棟木上での作業はかなりスリリング。今時のプロの方々はちゃんとピケ足場などを張り巡らすのが多いようなのですが、そんな足場もないこちらはロープで腰と棟木を結んで一応最悪の転落だけはナントカしようとしてるのですが、上端を90度の角度で製材してあるので、拷問道具にあるんでしょうか「木馬責め」状態で乗っかっての作業も辛いし、足元が6m程の空間ではやはり股の辺りが「ゾゾゾゾッ!!」となります。意外と自分も高所恐怖症か(苦笑 昼過ぎ、空から聞き覚えのある「クワックワッ」と響く鳴き声。見上げると鉤型編隊の鴨が一群。 先陣の南下なのでしょう。去年は最初の群れが南下して10日程した秋晴れの日に終日下ってゆく渡りの群れが見えていた。 今年は3.11のタイミングで慌てたように北に帰って行った白鳥もいたと聞く。無事に又戻ってきて欲しいもの。 ------------- おそらく記憶にも記録にも残る判例。 かねて注目していた「陸山会」事件の判決が週初めの26日に行われた。 ラジオのニュースで「・・・有罪・・・」が流れた時には単に「?」ではあったが、聞いている局ではこの事件報道は最初から「ウソの記載・・・」という表現であったので アナウンサーはニュース原稿をそれなりに読んでいるだけだろうが、その内容はやはりその判決が当然の如くここでも「ウソの記載」と量刑の報道だけだったような記憶。 帰ってネットを辿り判決要旨を見、この裁判の傍聴を続けているブログ等を見た。 検察の証拠改竄で無罪判決となりその検察官もまた応援ながらこの陸山会事件の検察官を務め、公判ではそれら調書の多くが村木裁判の時と似た証拠不採用となった裁判であった。しかも公判途中で訴因変更とか胡散臭い展開もあり、誰しもこの事件3人の被告の先に小沢一郎議員の強制起訴裁判との関連を考える裁判である。 この爺のような素人目にはやはり実にオカシイ判決だと見える。検察調書が証拠不採用となり、検察の主張はひたすら推測・憶測でしかなかった。証拠とする犯罪の調書を不採用としたわけだから犯罪として立証出来ず、無罪とするしかないだろうと思ったのは自分だけではないんじゃないでしょうかね!? 結果は承知の通り。しかも訴状の報告書の虚偽記載というよりは水谷建設からの裏献金であるとか天の声とかが判決理由となっている。そう考えるのが合理的であるとか認定できるとか!?まったく悪徳政治家の収賄事件の裁判のようだ。 こういう判決はアリなんでしょうかね。 当公判を傍聴し続けてきた江川招子氏は直後共同通信に寄稿している。共同配信ながら、岩手日報紙は掲載していないが、彼女の主旨に加筆し、ホームページに掲載されていた。 まともに見える。 江川招子と同じく「検察の在り方検討会議」のメンバーとなっている郷原信郎氏は元検事らしく、直後のTwitterでは 【判決の中身も確認しないでコメントするのは無責任だと思いますので、昨日は、コメントやインタビューを全て断りました。最終報告書公表後に、判決要旨をじっくり読んだ上でコメントしたいと思います。ただ、元検事としての感想を一言だけ言わせてもらうと必死になって利益誘導や切り違えまでやって調書をとろうとした検事はピエロだった、バカだったということになります。検察関係者であれば、検察をバカにするような裁判所の態度に違和感を感じるのではないかと思います。】 と延べ後日、同じくTwitterに 【九州電力第三者委員会も、昨日の最終報告書公表で、一応終わり。ようやく、陸山会事件の判決要旨を読んだ。唖然としたとしか言いようがない。こんな刑事判決があり得るのか。検察の立証をベースにしてきた従来の刑事司法を、(悪い意味で)根底から覆し、裁判所が、勝手な判断ができるのといえる。検察がストーリーを固定化して、それに沿う調査を不当な手段でとろうとするのも問題だが、それ以上に、その調書すら必要とせず、裁判所が、推測や憶測で勝手に事実を認定するようになったら、不十分とはいえ、検察という組織のハードルがかかるのと比較して、さらに事態は悪化する。)今回の事件では、裁判所は、検察が用意した検察官調書という料理を食べないでが推測、憶測で料理を作り上げた。こういうことがまかり通るのであれば、検察官は、適当な証拠で取りあえず起訴すれば、有罪判決もあり得るなることもある、ということで、無責任な起訴がまかり通ることになってしまう。】 と述べている。 中央TV局ニュースを垂れ流すようなTVメディアとか新聞ではそういう報道はしていないようだが、いづれ3人の被告は控訴したわけだし、小沢一郎議員の裁判はこの陸山会事件で認定された「天の声を求めた献金」の影響を受ける事となり、来年4月で判決が出されるとかいう強制起訴案件はそこで白黒の「色」で決着。とはなりそうになくなっている。まぁ座敷牢に入れられている状態がそこでクリアーにならないだろう。と言う事だけはわかる。意図がそこにあるのであれば、今回の展開はそのストーリーに沿ったものだったのであろう。 カレル・V・ウォルフレンがいう、官僚・役人・検察支配の国家。記者クラブ、メディアの弊害。を一般市民にも認識、顕在化させた小沢一郎氏は次にこの国の司法の不健全さ を顕わにする展開になるのかも・・・ |
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