徒然なるままに |
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'15/ 3/ 28 | 花の季節の、始まり。
春彼岸が過ぎても、もう一度くらいあるかな!と思っていた雪は春分の日翌朝降った。起き掛けの窓の外、ガレージの屋根にには5cm弱程の雪。 この日は不安定な猫の目天気。9時ごろからは陽も射して白くなった辺りの雪はすっかり消えてしまった。 イルカが歌った「なごり雪」はもうチョイ後の季節かもしれないが、今週前半の雪で今シーズン最後の冬の欠片となって欲しい。 畑作業も始まった木楽庵開墾畑。春先は小さな耕運機で耕し畝を立て種を蒔いて・・・てな作業は毎年やるのだが、畑周囲はまめに手入れをしているわけでもなく周囲はそのまま笹竹の茂った林。笹竹もしっかり生えないようにするには根っこまで掘り起こすべきなんだろうが、地面に上に生えている部分を草刈り機で毎年刈っていると、3年もすればそれほど生えて来なくなるようだ。で、放って3年もすればまたもとの笹薮になるのですがね。 今シーズンは気合を入れて笹竹刈りに励んでいる。 笹薮の中にもツツジの株が結構点在している。なるべくツツジは刈り取ってしまわない様に気をつけながら刈っていると、土手に移植したショウジョウバカマは薄紫の花をつけていた。 思わず刈ってしまいそうになった低木の細い木、小さな葉っぱが出始めピンク色の花が目に付いた。花が散れば赤く中が透けて見える実を付ける。子供の頃「グミ」と呼んで食べた「ヤマウグイスガグラ」。 周囲を見れば、春一番の福寿草からクロッカスに花は移った後、今は実にスイセンが咲きそろったところ。 林の木も凝らしてみれば芽が膨らんできている。この山では今までショウジョウバカマもヤマウグイスカグラも4月に入ってから咲いていたような気がするが今年の春はチョイ早くなっているかも・・・そろそろ花の季節が始まる。 |
'15/ 3/ 21 | 春分。暖かい日が続き、畑作業開始。
「畑作業」とは言っても、パイプ車庫転用の小さなビニールハウスと10坪程の露地畝なので、耕すにしても小型の管理機を2,3時間動かせば終わる。 今週、仕入れた種苗数ある中で。 宿根草コーナーのバジル種。 今までもバジルは蒔いて葉を摘みイタリアン風香りのメニューを楽しんでいたのだけれど、そのバジルが伸びて花実をつけ、それが地面に落ちても次の年にバジルが生えてくる事はない。 ま、野菜の種にしても花の種にしても今時の種は大体がそういうものらしい。 【F1:一代交配種】 固定した形質を持った2品種を親として交配した雑種第一代目の品種。 雑種強勢の遺伝法則から親品種に比べて生育がよく、形質も優れている。 ただし、その種子をまいても、次の世代は同じ形質はそろわず、品質も低下する。 とWeblioでは記載されている。 Wikipediaでは【雑種第一代】と書いて中身はちと難しそうに記載されているが、気になる肝心の「ただし、その種子を蒔いても・・・」のところはない。 元々、花が咲き種をつける作物はその種が地に落ちれば次の年には芽が出て同じような花をつけるのが普通感覚なのだけれど、今の種苗はそういう種はほとんど無い!んじゃないかな。 子供の頃に見たコスモスの咲く原っぱは毎年コスモスが咲いた。ま、今でもそういう場所は見かけるが、もしホムセンの野菜や花の種コーナーでコスモスの種を見つけ、それを蒔いても次の年には咲いてくれないのだろう。というのもこの山に入り始めた頃、畑を作りその脇でコスモスの種を蒔いたものでした。 まめな手入れなど自分ながら期待できないので、毎年咲く花を!というのが発端だったのだけれど、次の年には咲いてくれませんでしたねぇ。 電気とか機会とかへの興味なり馴染みでそれまできてたので、花や野菜栽培などしたこともなかったので、「一代交配種」という言葉はTV番組で確かトウモロコシの品種改良(?)を対象とする番組で見聞きはしていたものの、花のコスモスまでそうなっているとは思わなかったですねぇ。 今や、こういう種苗業界が農業を牛耳っている大元なのでしょう。昔の様に花が咲き種がつき農家の自家栽培種で、次の年もその次の年もトウモロコシを育てる。というパターンはまれになっているのだと思う。遺伝子組み換え作物もどの位あるものか、なにせ業界トップの米国「モンサント社」など自社の代表除草剤とそれに耐性を持つ作物を遺伝子操作で作り出しセットで売っている時代。 出来れば、そういうモンサントのような悪徳企業のような思惑には嵌りたくないもの。多収穫性や耐病性とかに優れる種を開発する一代交配種の効能も分からないではないが今現在もTPPでもめる農作物が拝金主義の道具にはなって欲しくないところ!と思いながらもすでに手遅れなのでしょうね。 |
'15/ 3/ 14 | ツルニンジンと、パン焼き。
初めて「ツルニンジン」なるものを知ったのは6年半ほど前、この山に通うようになって3年目。 近所で毎日の様に散歩にやってくるオジサンがこの山で自生していたその時は何か分からなかったツルニンジンの傍で、教えてくれた。単にこれは「ツルニンジンというものだ」と言う事だった。それからしばらくして、ツルニンジンの生えていた周辺の笹竹が刈り払われて、その蔓も半分ほど無くなっていた。 多分掘ったのか単に蔓を切ったものかは分からないが、気になって後で調べてみるとツルニンジンは茎や葉は食用にもなり根は薬草らしい。朝鮮人参の様な形の根をしていて薬効も様々あるらしく、知る人は乾燥して煎じるとか焼酎漬けにして飲むと書いてある。 あのオジサンが採ったものかどうかは見ていないので分からないが、この山には山菜とかキノコ採りで入って来る人も居る。誰かが持って行った事は確かだろう。 貴重なものっぽいし、採り尽くされても気分が悪いし・・・と残っていた株の一つを畑の隅に移植しておいた。それから毎年畑の隅にはツルニンジンが生えてきているが、どうにも大きくなる様子も株が増える様子もなくて今に至っている。 今週前半、春の嵐の様に南岸低気圧で大雨が降った。山道の側溝はこの大雨が枯葉を流し込みそこらここらで側溝を塞き止め、側溝の縁を抉り取っているところもある。 自生しているツルニンジンの場所も側溝の脇にあり流れてきた土砂で大分水路の底が埋もれていた。 雨も治まり晴れ間が出始めた日に側溝掃除。詰まった枯れ葉と土砂すくい。 砂を掻き出していたら、なにやら短いゴボウかヤマイモっぽい根っこがころり。良く見るとゴボウでもヤマイモでもなく、これはツルニンジンの根らしい。持ち帰り再度ネットで載っている画像とあわせてみると確かにツルニンジンの根。手のひらサイズで100g程。この大きさになるまで20年位かかるらしい。 移植した畑の株がさっぱり変わり映えしないのもなるほどと思う。 この機会にツルニンジン酒でも作ってみましょう。 |
'15/ 3/ 7 | ウグイス初鳴きの週、福寿草・クロッカスが咲いた。
’06年から山に入って9年。 今年はそれまでで一番早かったかもしれないウグイスの初鳴き。 先週からの猫の眼天気が治まった3日ひな祭りの日。 続く雨にぬかるんだ山道も少し乾き加減になったもののさすがのジムニーも泥濘路面にスタックするのを気にして麓から歩きでログに向かった。 鳴き声は麓にある廃屋の脇の山道を登っている途中聴こえて来た。 離れたブッシュからか小さめの鳴き声ながらしっかりした 「ケキョ・ホーホケキョ」と今年のウグイスの初鳴き。 夏頃からは時折報じられていてようやく去年の秋になって今年はエルニーニョが発生と。そのせいかどうかは定かではないけれど、今シーズンの雪は少なかった。 鴨や白鳥の北帰行も1週間から10日位は早かったようだ。年明けから段々増えて毎朝見かける磐井川のいつもの流域にはすっかり姿はなくなった。 このウグイスの初鳴きもやはりその位は早い。外仕事には欠かせない毎日の天気予報も季節の変化を察知する精度はまだまだ野鳥類には及ばないのかも。 フキノトウから福寿草。そして今週はクロッカスの白い花が咲いた。 春先は黄色い花が目立つが、ここのクロッカスは白→黄色→青と咲くようだ。 まだ3月第1週。例年だと春のどか雪もまだある頃。最近は「南岸低気圧」というらしいが、先週までの荒れた天気は太平洋側を北上する低気圧が続いた。あれが何時もならドカ雪を降らせる低気圧だったのか!?さて。 このまま春になってくれれば雪掻きも終了となるのだけれど、そうなって欲しくもあり、やはり天候は例年通りの循環であった方が安心できそうな気もするし・・・ さてさて寒い時期ならではのストーブ活用法。 ロケット・マスヒーターも3ヶ月ほど焚いてなんとなく使い方の要領も得て来たところ。熱源があるのだから調理にも!ということで付属機能のOption1と2迄作ってきて、今週はOption1オーブン鉄箱レシピ。 元々オーブン鉄箱作製の動機はローストビーフが念頭にあったものだったけれど、最近の使い方はラーメンとかに入れるゆで卵器になっていた。 なんとこれで茶碗蒸し&プリン♪いやぁ出来るものですねぇ。それにしても茶碗蒸しとプリンは意外と近いものだった事に変な感動。(苦笑 |
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