徒然なるままに

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2013

'13,1 '13,2 '13,3 '13,4 '13,5 '13,6 '13,7 '13,8 '13,9 '13,10 '13,11 '13,12
2012 12,1 '12,2 '12,3 '12,4 '12,5 '12,6 '12,7 '12,8 '12,9 '12,10 '12,11 '12,12
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'14/ 10/ 25  ログ周囲はもう少し。須川の紅葉とロケット・マスヒーターY


 ログ周辺でもサクラやコシアブラ、ナツハゼなどの落葉は始まっているが、イロハモミジはまだ紅くなりきっていない。
 何時も聞いているラジオでは「既に、頂上は紅葉が終わった・・・」と言っていたが、ログ周辺の紅葉ははもう少し先の雰囲気なので祭畤、真湯辺りは今が丁度かな!?
てな感じで週末は須川岳まで行ってきた。


芋の子会

 先週末と翌、日曜日までとなった、ログでの芋の子会。
「同じ釜の飯」感覚か顔を合わせたとたん、10年以上のタイムスリップ感。
写真を撮っておく事も忘れたが、二日目最終場面で思い出したように1枚。





'14/ 10/ 17  秋だから読書かな!?イザベラ・バード「朝鮮紀行」
 (紀行文も長かったので、今週はチト読みづらい長文で・・・)

 1000年先は分からないが100年前は分かる。当然そこから100年後の今も。
今、書店では「嫌韓」「悪韓論」「呆韓」「ここが変だよ韓国」「韓国とはかかわるな」などなど、果ては韓国人が書いたという「恥韓論」、「沈韓論」まである種々の韓国版が売れ筋上位になってしばらく経つ。いまだその勢いは衰えないという。
※リンクは著者の日本語ブログ。

 そのどれも読んだ事はないけれど直近では日本の保守系新聞の韓国支局長が書いた日本国内へのネット記事が元で起訴に至った先日来、更にそのトーンは上ったようだ。なにせ官房長官やら他の政府高官からも非難が出ている。昨今の世情に輪をかけてそれこそスパイラル状に過熱している隣国とのいがみ合いのというのかなぁ!?嫌韓、かの国では反日、それぞれの感情がヒートアップしている。
 中韓共にだが、隣国・隣々国の間柄で、新首相、新大統領、新主席の首脳会議は企業での新任者のご挨拶周りみたいなもの。それが行われない、しない!と云うのは何らかの意図がなければ有りえないものでしょう。

 ま、爺がそう感じる雰囲気、それらは全てネット情報によるもので、かつて(!?)韓流ドラマとかK−POPとやらに熱中した方々の今や、隣国内での実情は良く分からない。ただ、そもそも自国の名称に「””韓民国」と名称するのから違和感を感じる。まるで戦前の「日本帝国」を思い出す。「民国」は分かるが「大」はねぇ。そういう思いを込めてはいるんだろうが、人それぞれの中でもやたら自分を大きく見せようと話の節々に著名人!?か地域の要人名を散りばめながら会話する人は胡散臭く思われるんじゃないかな特に日本では。

 ちょっとちょっと!?てな国名からもそういうイメージを感じさせるのも「坂の上の雲時代」には確かに偉大さを目指すか、求める「大」が流行ったけれど、「英帝国」とかね。ま、今だ"Great"という呼称は付いているが「大」ではないね。でも、もはや流行遅れなんじゃないかな。中身を磨けば自ずと認識される。という渋さが成熟度合いというものかも。「大」は単なるパクリと思われそう。
 そもそも国の法律として「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」とかいう所謂、「親日罪」という法律もあり、学校教育で繰り返し叩き込まれる反日教育を考えれば、「隣国(或いは隣々国)を好き」になるのは難しい。ま相手国でもそういう感情になるのだろうが・・・

 隣国大統領、朴槿恵さんの就任が決まってからは、「大」日本帝国軍人でもあった父、朴 正煕(ボク・セイキ)大統領)の娘と言う事で、父が「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」日韓基本条約を元に韓国国内では「漢江の奇跡」をもたらしたと賞賛・・・(ま、結局暗殺されてしまったけれど)された事もある大統領の娘としての期待だったわけで。
 国内向けと言う事だったのかもしれないが大統領選当選の一年後の「3・1独立運動」記念式典」での演説した 「加害者(日本)と被害者(韓国)という立場は1000年の時が流れても変わらない」という内容が全てだったかも。

 しかし、「・・・1000年・・・」はインパクト絶大でしたね。だって普通の人は千年前の歴史は学んでも1000年先の未来は想像はしても確たる状況を予見出来る人はいるのだろうか!?1000年単位で継続しているものもあるが、それは宗教とか歴史風土に基づく気質。気性の類。
 反日、嫌韓もそういうものだと理解すれば成り立つか・・・

 「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」と予言したノストラダムスさえ500年前の占星術師で今や「トンデモ本」みたいなものに成り下がっている。
 それにしてもどこから来る日韓、双方の感情なりいがみ合いなものか!?古くはモンゴルに事大した朝鮮半島の人々がそそのかし、軍船も作り攻めて来た!!事とか、豊臣秀吉の朝鮮出兵!!での戦争関係から来るものか!?その後の「知れば知るほど・・・」なのか!?、今だ休戦だけで戦争状態にあると言える南北朝鮮。
中でも南側には北側のスパイが「ん、万人とか」。その活動の「賜物」なのか!?。

  
 韓国には1度1990年に訪韓した事がある。ソウル五輪の2年後の事。
 当時の仕事での訪韓で有ったが、いまや日本メーカを駆逐するかの勢いだったSソンや、Hu代、D宇などに行けた機会は、今思えば貴重な経験だったと思える。

 会議では確かに反日感情も感じた。
普通はないよなぁと思えるような日本人ではあれ!?と思うような責め立てかたとか、議論が空回りし始め、では次回に・・・てな頃合を計ると言う事はなかった、お茶も出ずに延々と7時間も続いた会議は初めての経験だった。確かに日本人同士の交渉とは異なる。
 一転して夜はよく言われる「性接待」というんだろうなぁあれは、宿泊ホテルに女子大生と称する女性が派遣されてきた。ハニートラップか!?の思いが先行し、早々にお帰り願ったものでした。爺が渡航した国々はたかだか10ヶ国余りだけだが、こういう事態に遭遇したのはこの国だけだった。

 もっと種類はあるんだろうが、焼肉、キムチに代表される韓国料理とやらもご馳走にはなったが、キムチに入っていた生の蟹がそれこそ生臭くて、箸は進まなかった記憶がある・・・
 たかだか仕事で行った一週間でかの国の人たちを理解する事は出来なかった。それでも今の嫌韓ブームというのか、そういう世情には十分納得できる。

 1000年先よりも100年前に当時の朝鮮を4度旅行し(観光だけではない紀行と言う事でしょうが)その16年前には日本を訪れ東京から日光、新潟と日本海側から北海道まで、更に関西圏まで踏破して、両国の実情を英国婦人として率直に見て感じ紀行文に残したイザベラ・バード・ビショップ。
 彼女の紀行記を読み比べてみたくなった。もっとも「日本奥地紀行」編は、TVでもラジオでも動画サイトでも取り上げられているので概略はイメージ出来る。なので、今までまったく読んだ事もない「朝鮮紀行」を読んでみた。

・・・・・

1894年から1897年にわたり4度朝鮮を訪れたイザベラバードは、現在韓国の首都ソウルから北朝鮮平壌、そしてロシアウラジオストックまで足を伸ばしている。
 旅の間に通過する田舎町、村、朝鮮国土の風景、気候、人々の暮らし、風習を事細かに記録している。最下層の人々から朝鮮国王、腐敗しきってっていた官僚組織の※両班、それら階層の関わりと、当時の清国、日本、露国、強国の狭間で正に事大する混乱した朝鮮。特に日清戦争を挟んだ日本との関わりの中では朝鮮国王、高宗妃「閔妃暗殺事件」から併合まで。歴史的事件については旅の支援を受けていた日本も含め各国駐在公館関係者からの聞き取りなど二次的情報が多いが、2ど謁見したという朝鮮国王への印象から国王周辺から出される勅令の混乱さなどから、冷静に当時の国際関係を分析している。

 ※両班 この朝鮮紀行でイザベラバードはこう説明している。
(ここはWikipediaでも取り上げられ。両班の説明には的確と思われる)
P138:「朝鮮の災いのもとのひとつに、この両班つまり貴族という特権階級の存在がある。両班はみずからの生活のために働いてはならないものの、身内に生活を支えてもらうのは恥じとはならず、妻がこっそり よその縫い物や洗濯をして生活を支えている場合も少なくない。両班は自分では何も持たない。自分のキセルですらである。
 両班の学生は書斎から学校へ行くのに自分の本すら持たない。慣例上、この階級に属する者は旅行をするとき、大勢のお供をかき集められるだけ かき集め引き連れていくことになっている。本人は従僕に引かせた馬に乗るのであるが、伝統上、両班に求められるのは究極の無能さ加減である。※従者たちは近くの住民を脅して、飼っている鶏や卵を奪い、金を払わない。」
「当時はひとつの道に44人の地方行政官がおり、そのそれぞれに平均400人の部下がついていた。部下の仕事はもっぱら警察と税の取り立てで、その食事代だけをとってみても、ひとり月に2ドル、年に総額で39万2,400ドルかかる。総員1万7,600人のこの大集団は『生活給』をもらわず、究極的にくいものにされる以外なんの権利も特典もない農民から独自に『搾取』するのである。」

※江戸時代「朝鮮通信使」として来日した一行を描いた絵にもこの様なものがある。
旅の途中で卵や鶏を住民から調達する(盗む)のは特権階級の権利だと認識されている節がある。 お国の中ならどんなしきたりでも良いのだろうが他国でこれをしちゃぁねぇ。


 3年余の旅行記なので、だいぶページ数も多いが巻末の「最後に」ではこう記されている。
P555: 【朝鮮は必ずしも貧国ではない。資源は開発されていないのであって、からっぽになったというわけではないのである。農業を充実させうる能力も殆ど活用されていない。気候はすばらしく、降雨は豊富で土壌は生産性が高いのである。
 内陸部には石炭、鉄、銅、鉛、金の鉱脈がある。1740マイルにおよぶ海岸線に沿った漁場は未知の富を秘めているかもしれない。国土に住んでいるのは身体壮健で親切な人々で、乞食という階層はない。

 その一方で、国民のエネルギーは眠ったままである。上流階級は愚かきまわりない社会的義務にしばられ、無為に人生を送っている。中流階級には出世の道が開かれていない。エネルギーをふり向けられる特殊技能職がまったくないのである。下層階級はオオカミから戸口を守るのに必要なだけの労働しかせず、それには十分な理由がある。首都ソウルにおいてすら、最大の商業施設も商店というレベルには達していない。朝鮮ではなにもかもが低く貧しくお粗末なレベルなのである。

 階級による特権、貴族と官僚による搾取、司法の完全なる不在、労働と少しも比例しない収入の不安定さ、今だ改革を知らない東洋諸国の政府が拠りどころとする最悪の因習を繰り返してきた政府、策略をめぐらすどろぼう官僚、王宮と小さな後宮に蟄居したせいで衰弱した君主、最も腐敗した帝国(清国)と緊密な同盟関係、関係諸外国間の嫉妬、国中にはびこり人々を恐れさせる迷信、こういったものがこぞって力を発揮し、朝鮮を私が第一印象としていだいたような、資源などなにもなくうんざりするほど汚らしい状態にまで落ちぶれさせたのである。・・・】


又、日清戦争の結果下関条約以降、中国からの冊封関係から解き放たれて、独立を果たしたものの、以降のロシア・フランス・ドイツによる三国干渉。そして次に起こる朝鮮を挟んだ当時の帝国主義同士の衝突、日露戦争も予見している。
P571: 【・・・朝鮮は長く続いた中国との緊密な政治関係を絶ち、日本から独立というプレゼントをもらったもののその使い方を知らずにいる。イギリスは見当がつかなくもない理由から、朝鮮情勢には積極的に関わらなくなっている。他のヨーロッパ列強はこの地域の保護になんら関心をしめしていない。そして朝鮮の領土の保全と独立は極東の利害関係が敵対しているといって語弊があれば、対立している帝国主義列強の中でも、もっとも忍耐強い国と最も野心的な国のなすがままになっている。
朝鮮の運命をめぐってはロシアと日本が対峙したままの状態で・・・】
 

 一通り読んでみると、う〜ん変わってないね、少なくとも日本人気質も、朝鮮人気質も。変わったのは国と国、目指す(ものがあれば)その歩み方だけなのかも。
 いわゆる鎖国或いは海禁政策は日本も中国も朝鮮も実施した経緯がある。閉鎖的な期間国外の進化する文明に対しどう対処していったか!この違いが決定的にその後の100年近い激動期にしたものだろう。この「朝鮮紀行」では折しも日清戦争から日露戦争前夜的な時代背景の中での「朝鮮」を見ている。そこには朝鮮に駐屯した日本軍、清国軍の行動も詳細に書かれている。事大主義で生きてきた朝鮮の生き様と言ったらよいか、今にも通じる気質を描き出しているように受け止められた。100年前も今と同じ!じゃぁ次の100年も1000年も!?

 日本人感覚からして、一方的に「侵略を受けた!」「日帝の残虐行為」「20万人の慰安婦」「謝罪・賠償しろ」反日デモや在留企業や店舗への危害などを経て嫌韓感情に至るのもむべなるかな・・・という印象を持つが、互いの見地だけで互いへの誹謗中傷に向かうのは不幸をもたらすだけ。なんてことは多分どちらも簡単な理解の範囲。反目を助長させ扇情的な報道を続けた朝日新聞の誤報記事(捏造という向きもあるが)の訂正も32年もかかったけれど、真実の共有(出来るものかどうかはわからんが)。特に客観的に判断されている事実の共有を積み重ねていけば融和的な落しどころを見つけるのには100年もかからないような気がするが。

 さてさて、秋になって明日、明後日と芋煮会!!今週はチョイ早めUP。  


'14/ 10/ 11  週中10月8日は赤い月

 今週から、麓の市野々川には鮭が登ってきている。孵化して川を下り、またその川に登ってくるのは4年目が多い。と何かの資料で呼んだ記憶がある。とすると今、登ってきているのは2010年に産卵したものが多いという事か!?どうしてもあれだけの津波被害があった年の鮭は普通に登って来れるのか、これは来年にならないと分からない。  あらためて、そういう鮭の遡上に関連した資料を見てみると・・・

【北海道立総合研究機構水産研究本部】の資料では
・・・'70年代までは4年魚が50〜70%、'90年代に入ると45から60%だったらしい。全体では2年〜8年で帰って来る。と言う事なので、今市野々川で見た鮭が4年前に海に下ったものかどうかは正確にはわからないが半分チョイの確率でそうなのかもしれない。
 人工孵化、放流のデータでは戻ってくるのは本州沿岸部では3%程度という事だが、雌1匹が産卵する卵は2000から3500個ともいうので1カップルの産卵を見れば6,70匹は2〜8年後にかけて、この川を登ってくる事になると思うが、さて。

 今週は鮭の遡上を見て、皆既月食を見て、週末はハセ架けしておいた稲の脱穀。世の中、週末から月曜日まで連休とは言ってるが週明けは台風19号襲来の見込み。当地でも今の天気のいい時に!と、稲作作業が残ってる田んぼでは作業する人が目立つ。

 ロケット・マスヒーターの進捗もあまり進んでおらず、画像は赤い月と鮭だけ。
来週末は、芋の子会。二日連チャンとなりそうで、今のうちに肝休日でも設けておくかぁ(苦笑    


'14/ 10/ 4  ロケット・マスヒーター、V

  丁度、週の中場10月1日、昼近くにログの外に出たら、空の方から「クワッ・クワッ・クワッ」との鳴き声。
 鴨、白鳥が編隊で飛ぶときの鳴き声だと言う事はすぐに分かったが、南への渡りが始まるには少し早いんじゃないか!?付近の沼や川にも鴨は見かけるが・・・
と思ったが連中が飛ぶときは殆ど鳴かない。

 鳴き声の方を見上げていると、木々の間から矩形の編隊。半分ほど雲に覆われた空を南に飛んでいる。カメラを・・・と車に入れている常用カメラを取り出したが、なんともAFが迷いまくり「初渡り!?」とでも言うのか、今シーズン初の鴨の編隊飛行は撮れずに終わった。

 ログの屋根葺きを始めた11年の10月。そのシーズンの初渡りを見たのはやはり10月の初旬だった。 前週の第1群はやはり撮れなかったが、2群なのか3群なのか分からないが翌週は撮る事が出来た。この時期は殆ど屋根に上っていたので、その後の良く晴れた日、空一面に点在しながら、けたたましく鳴きながら下ってゆく矩形編隊が殆ど終日続いた日があった。
 空のあちらこちらを数編隊づつ飛んで行く様は迫力のあるものだったが、その広さを撮ろうと思ってもおそらく画像では広い空にゴミが点在しているようにしか撮れないだろうし、結局屋根張り作業の途中でボヤ〜ンと空を眺め通り過ぎる鴨の群れを見ているだけだった。

 気象庁には「生物季節観測」という業務があるが、採取データの範囲は段々減ってきている様だが、この冬鳥の渡りの日などはない。先の気象庁の説明では
観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられる他、新聞やテレビなどにより生活情報のひとつとして利用されています。
と書かれてはいるが、文末のTVの天気予報の解説ネタに使ってるだけなんじゃないか!?と穿ってしまう。

 何も先週末の御嶽山噴火を「ナマズ」で予知しろとは言わないが、気象庁には法律「気象業務法」がありその中で気象庁長官の任務として
(気象庁長官の任務)
第3条 気象庁長官は、第1条の目的を達成するため、次に掲げる事項を行うように努めなければならない。
一 気象、地震動、火山現象、地震及び火山現象に関する観測網を確立し、及び維持すること。
二 気象、津波及び高潮の予報及び警報の中枢組織を確立し、及び維持すること。
三 気象、地震動及び火山現象の観測、予報及び警報に関する他旧報を迅速に交換する組織を確立し、及び維持すること。 ・・・・・

 先日、記者会見でクールというかドライな発言で顰蹙をかった火山噴火予知連の会長も任命権は気象庁長官にある。火山噴火も地震も日本同様に世界有数なイタリアでは2009年4月に起きた地震被害では309人が犠牲になり、イタリア「CGR:大災害委員会」のメンバー等6人が刑事訴追され禁錮6年の有罪判決を受けている。

 「予知は難しい」と言うのは誰でも思う事だし、その為に設置されている予知連だし、気象庁はそれまではなかった警報発出に火山噴火も含めた2007年の法改正まで行ったのは単なる予算取りであったといわれても仕方がない。・・・んじゃないでしょうかね。

 責任論も出てくるのだろうが、全国47箇所あるという24時間監視対象火山。なんとその中には、毎年数回行く栗駒山も含まれる。(昭和19年噴火の昭和湖を経て頂上まで登るのは少ないのですがね。)幸い警戒レベル発出には至っていないが、今回の御嶽山は警戒レベルが出されている30/47火山中、5段階の一番下だったそうな。

 登山者名簿の提出が徹底されていないとか、モラル的な話も出て来る。現に昨夜NHKの21時のニュースでは、「義務ではないものの・・・」と言いながら、「これが徹底されていない・・・」とのニュース編成。あくまでもこれは何か!が起きた後の用途。
 犠牲者の捜索に支障はきたすものの、問題は未然防止の方が先!でしょうね。

 シンプルな事件報道なら原因は1か0か白黒判定で済む、でもこれじゃニュースでは面白くない。起きる物事は複層的に起きる事が殆ど。何層にも。どれを重点的に解説報道するのか?はその報道組織の判断であろうが、最近ではその取り上げ方でその放送組織のスタンスを見られる。特に視聴者から強制的に視聴料を徴収しているNHKはニュートラルな報道を保つべき!!脚色なんてとんでもない(苦笑
あくまで事実を正確に淡々と伝えてくれれば良い。

 登山者名簿の備えはこういう火山でなくても、ハイキングコース的な山でも備えられているのは良く見る。自分も書いたり書かなかったりだった。
 これも必要だがむしろ監視対象火山なら、レベルが0であれ1であれ、せめて登山口には周知出来る看板でもあればいいのに・・・とさえ思うが見かけたことはない。

 この監視対象火山と、予算については民主党時代の「事業仕分け」ネタで自滅的にあるいは誤解から叩かれている方もおられる様だが、いづれ何かをするのはカネは付きまとうが、突詰めれば予知は可能なのかもしれないが、はてそれは何年先なモノか!?夕方に出される翌日の天気予報でも当たる確立は70%から90%の範囲だという。週間天気では60%内外。降水確率にいたっては30%という低い数値も見られる。全国に観測網を設置し、人工衛星でも観測し世界各国とのデータを使いスパコンまで備えてもそのレベル。
 ビジネスでは出来るかどうかわからなくとも「出来ます」と言って出来れば鼻を高くして評価もされるが、予知の分野は出来ないものを出来るといってカネを確保・・・カネと言ってもこれは爺でもわずかながらも払っている税金。

 春先に咲く花を見ながら去年より1週間程早めた今年の田植え。刈り時は何を見ればいいのか分からないがこれも単純に1週間早めた。
今年は去年より季節の巡りが早いような気がしてるが、冬鳥の渡りも1週間ほど早かったようだ。
 渡り鳥がどういう季節感の判断をしてるのかは分からない。中には長躯飛び続けるための気象判断もあるのでしょう。火山の噴火では飛行機の運航にさえ支障が出る。渡り鳥の連中はいくら渡りのコースに入っていても今にも噴火しそうな火山の上は飛ばないんじゃないのかな!?それとも噴火したらサッと避けて飛んでるか・・・   

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