徒然なるままに

2011

'11,1 '11,2 '11,3 '11,4 '11,5 '11,6 '11,7 '11,8 '11,9 '11,10 '11,11

2010

'10,1 '10,2 '10,3 '10,4 '10,5 '10,6 '10,7 '10,8 '10,9 '10,10 '10,11 '10,12

2009

'09,1 '09,2 '09,3 '09,4 '09,5 '09,6 '09,7 '09,8 '09,9 '09,10 '09,11 '09,12

2008

'08,1 '08,2 '08,3 '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8  '08,9  '08,10  '08,11  '08,12 

   

'11/ 11/ 26  冬枯れ時期の風の合い間にルーフィング張り始め
 
 「貼る」なのか?「張る」が正解なのか分らないが、糊も使うようだけれど、補助的だし主にタッカーで留めるのでここでは「ルーフィング張り」とする事に・・・。

 雪の降る前には!と思っていたのだけれど、中々はかどらないうちに須川岳は白くなり始めるし、時折ミゾレが降ってきたり朝には周囲が白くなってきはじめた。ここに来ての頼りどころは残り少ない小春日和ですねぇ、段々発現頻度は少なくなってきているけれど。
 まずは面積の小さなドーマ部分の屋根から。確かに大きくは無いけれど、面積的には定尺合板8枚分はあるので18u程はある。メインの屋根のおよそ100u程に入る前の練習用としては丁度いいかもしれない。まずは張り始める前に、垂木の先端を隠す「鼻隠し」と「破風板」それにトタン板から自作した屋根の端に水切りを取り付ける。
 手配したルーフィング材は暑さ1mm。幅1m長さ20mで筒状に巻かれている。屋根やさんはそのまま屋根で広げてカットするのかどうか分らないが、一巻き23kgもあるので、カネ勾配では屋根の上でそんな巻物を持って歩くのは容易ではない。なのでざっと張る寸法を測りあらかじめカットして張り始めた。
 

 やはり何事も初めてする作業は手間取りますねぇ。ドーマの屋根4面のその1面を張るだけで半日以上かかってしまった。水切りの上面に、接着剤を塗って張る端を合わせ水平面の位置合わせをしながら・・・という事なのだが、元々サラサラではない接着剤は気温の低下もあるんだろうが水飴の硬くなった様な物。日のあたるところで少しでも柔らかくして・・・と暖めようとしても中々トロ〜リとはならない。木っ端をヘラにして力任せに塗りたくる。
 そういえば屋根の谷間部にはあらかじめ谷部分を帯状に張っておくんだっけ。とかとか、そんなこんなで南北両側のドーマ屋根を張るのに都合3日ほどかかってしまった。まぁ徐々に作業スピードは上がってくるのでメインの屋根を張るときにはもう少し効率は上がるでしょうが。

   
'11/ 11/ 19  4寒3温!?須川岳冠雪、ルーフィング前準備
 
 冬から春に向かう三寒四温はよく聞くけれど、秋から冬へ移る時も逆の四寒三温的に季節は回ってゆくような!?!?
春一番〜三寒四温。ならば木枯らし1号〜四寒三温。と考えればなんとなく季節の切り替え時期もわかり易い様な気がするんですがね。
 ここ数週間は週末の悪天候が続いていました。 霜が降りる事も結構あったのですが雪まではもう少し先だろうなぁ・・・と思っていたものの、積雪はどうかなぁ?思いつつも、ラジオの天気予報で、初雪があるかも!とか積雪!とか聞くと思わずタイヤ交換をしてしまいました。幸い少し前には久々のタイヤ手組みも終えていたので、まぁ降る前に交換しておく安心感はありましたがね。

 須川岳にハッキリした冠雪があった後の晴天日。大分手間取った。屋根板貼り後の作業。破風板貼りと鼻隠し取り付け、水切り金物の打ち付けを始めた。
 初工程は何かと手間取ったり、やり直し、も出がちなので、まぁそうなっても、工数的にも心理的にもリカバリパワーが少なくて済むドーマ部分で試し作業を開始。
 詳しくは調べていないもののそのネーミングから想像すれば「破風板」というのは風害を軽減する効果があるんですかねぇ!?クルマに凝るセイネンが(なんて昔のセイネンも今以上にクルマイジリには夢中になったものですが)組み付けるクルマのエアロパーツでもクルマの前、脇、後ろとそれぞれ効能があるのでしょう。その効能を種してみる機会はそうあるとは思えませんが。そのエアロパーツのクルマ前部に付けるパーツ的な役割をするんじゃないのか?とか単に想像ですが。
 まぁそんな効能があるとしてそれを実感する状況にはなりたくないものですが。(苦笑

 ただそういう効能があるにしても、それよりも重要(なのかな!?)な役割は・・・見栄えかな?「廻り縁・廻り子」とか「見切り縁」とかいう縁取りは隙間を塞ぐ意味合いもあるだろうが主な役割は見栄え、体裁を整えるのが大きいかも。    

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【「心」感じられぬ・・・】
普段「県の広報誌」的な印象のある自称県紙の岩手日報、この日は署名記事のコラム欄ではあるが珍しく批判的な記事の掲載に目がとまった。
岩手日報社HPには掲載されていないので、以下紙面を転記してみる。
直言
 支援物資は一体、誰のものなのか−。県が開催した滝沢村の岩手産業文化センター会議場での支援物資の配布会を取材して率直な疑問を抱いた。
 東日本大震災後、本県には国内外から衣料品やら食料、生活用品など大量の支援物資が寄せられ、県は同センターを物流拠点に被災地へ届けた。
 しかし、震災から8ヶ月を過ぎた今も同センターには多くの支援物資が残る。配布会でが段ボールが2階まで並ぶ光景を目にした。
 配布会は15〜18日の4日間開催。盛岡市内へ避難した約650世帯に案内文書を送付しただけだったが、県によると、沿岸からの参加者も含め約3千人が来場した。

 国内外の善意を有効活用するために広く開催を告知したり、沿岸からバスを運行するような対応は出来なかったものか。
 県は9〜10月に沿岸各地で支援物資の配布キャラバンを開催したというが、引き続き沿岸部で配布会を開催する手法もあった。
 宮古市愛宕2丁目の主婦Y・Sさん(67)は「何でこんなことが起きるのか。被災者にはいまだに物資が回ってこない人もいる、そんなに物資が余っているなら、なぜ被災地に送ってくれないのか」と憤る。
 県は物資の配布量や在庫について「量が多い」との理由で把握していない。一連の対応には「心」がないと感じる。多くの被災者はこれから厳しい寒さと戦う事になる。国内外の支援者と本県の被災者をつなぐ心温まる対応を求めたい。

 このコラムを読んですぐ、震災後2週間経ったころのTV報道を思い出した。

 確かそのニュースでは、各地から寄せられる支援物資の集積所というのか県で一括管理している場所、この盛岡の岩手産業文化センターを言うところだったかもしれない。そこの責任者へのインタビューだった。「被災地の要請に基づいて送り出しています・・・」というものだったような記憶がある。この時期まだ被災地は道路も寸断し通信手段も途絶して孤立の中で安否確認、連絡もまともに出来ない時期だった。要請など出来るはずも無い。
 そこの集積場責任者と言う県職員なのだろうその言葉に呆れた印象をもったものだった。
 被災市町村に隣接する町村では婦人会の有志とかその被災地の惨状を知り、おにぎり・炊き出しを担いで山谷を歩いて越え届けたという時期だったのだ。集積場責任者は災害マニュアルなどに沿った或いはその上司指示によるものだったのかもしれないが、なんともこれが「お役所仕事」というものだろう・・・と。

 この日のコラム欄は取材した記者が感じた率直な見方ではあると思うのだが、これが震災後8ヶ月も過ぎた今の現状というのが何とも脱力してしまうわけです。
 先月か先々月か、この県管轄の支援品集積場では賞味期限の過ぎた食糧や、長期(!?)保管でカビが生えた毛布などを焼却処分したというニュースも流れた。
 そんな実態は、多額の義援金を送ってくれた台湾の人々が被災地までやって来て、直接義援金を渡してくれた行為に頭を下げきれない思いと、そうまでした事はこの国の行政機関の不信感をそんな海外の 人々まで感じているのではないか?と思ったりする・・・
 施政、行政のチェック役を果たすべきはずのメディアの視点が震災後8ヶ月を経てこんなコラムで「心温まる対応を求めたい」という記事を書いた。という事自体、被災県行政、報道に関わる人全体ではないと思うが、それでもその組織中核部分で当事者意識が希薄だという事を感じてしまうこの頃。  
'11/ 11/ 12  続:屋根板張り。
 
 ようやく半分強の・・・う〜ん6,7割って所ですかね。
まだ先は長いけれど、外観的にはブルーシートで被った状態で変化が見えないけれど、風に吹かれた状態は随分安定している。
今までは風が吹けば風船の様に大きく膨らんで今にもシートが破れるんじゃないかとハラハラしたもんですがねぇ。シート下に板を貼り詰めた状態ではシートが浮く事もない様だ。屋根材を貼らずにシートを貼っている人もいたが対候性がそれなりに高ければある程度は持つものかもしれない。重量も軽いしサイフにも軽いことは確かですからねぇ。でもスレート、瓦屋根は比較にならないけれど鋼板、アスファルトシングルとかコロニアル、茅葺きにも及ぶものではないだろうなぁ、桧皮、杉皮にも。
 
 とあるところで今回貼ろうとしているアスファルトシングル材らしき屋根を見る機会があったけれど築何年になるものか、表面に結構ボリュームのある苔が被っていた屋根を見かけた。市街地でも数はあんまり無いがこの素材の屋根を見ることがあったけれど苔むすシングル材は風情があると言えるものか!?!?その苔むす屋根は山の中の勾配のキツイ屋根だったのでチト気になっているところなんですねぇ。  

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 航空機による放射線量実施のアナウンスがあって以来、さてこの辺りの実測値は早川MAPの示したアラームを実証するのだろうか?
と9月の文科省発表後それまでは実施計画発表後1ヶ月前後でその汚染Mapが公表されていたので先月来注目してみていたが中々結果が公表されなかった。
それがようやく実施計画発表後2ヶ月を経て11日公表された。

 それにしても公表まで2ヶ月というのは・・・長すぎなんじゃないですかねぇ、まぁ当市の市議会会議録も似たようなものですが。
こちらも、かの武田邦彦教授と勝部市長のメールバトル以来、教授の出たTV番組に議会でクレーム議決があったとか、発議者やらどういう論議がなされたのかその決議の賛同/反対議員に興味があったので詳細会議録を見たかったのだが、議会便りなる広報の紙面の方が市ホームページより早かった。
 それによるとTV、ラジオのニュースでは賛成多数で決議とか流れ、圧倒的賛成多数的なイメージに印象だったが、実際は賛成16反対14欠席1とビミョウな所だったようだ。
'11/ 11/ 6  変化があれば進んでいるように感じる、いよいよ屋根板張り。
 
 やはりカタチが変わればいくらか進んでいる様に感じるもの。
今週から屋根板張り開始。垂木が細めの間伐材を太鼓に挽いたものだから、結構曲がりが多い。合板だから野地板に比べれば作業は早いだろうとたかをくくっていたが、この垂木の曲がりは侮れませんえぇ(苦笑。
 とめるネジを打つと垂木から外れることもあったり、野地板で張った端面が揃ってなかったり、角が90°からずれていたり、合板の寸法精度が良すぎるせいか、間伐材の製材精度が悪すぎる・・・こっちですねぇ原因は!とかとかで、やってみればそれ程快調には進まないものだ。
 それでも今まで内側から見ても雨対策で覆っているブルーシートしか見えない屋根部分がちゃんと天井裏っぽくなってゆくのをみるとそれなりの満足感が沸いて来る。

 週初め、今まではDIY用の刃幅85mmの電動カンナしかなかったものが「使わないものだから」と貸して貰った、大工さんが使うちゃんとした110mm幅のカンナが手に入ったのもモチベーションUPになってるかな(笑、おまけに、「これも・・・」とやってきたインパクトドライバー2本と電動トリマー。まぁ7年程使っていないと言う事だが保管状態も良く、トリマーは全く問題なし。インパクト1台はバッテリーがニッカドのものは寿命ぽかったがNHのものはしっかり現役!早速屋根板張りに使っている。さすが今までのDIY特価品とは回る音も違う、回転数が高くトルクも大きい、今までの「ジュー〜タカタカタカタカタカ」と締っていたものが「シュー!!」と締ってゆく。これは気分がいい。但し芯がしっかり合わないとビットのダメージも大きいですが・・・

 最近の大工さんも大手「何とかハウス」の施行作業では先の110mm幅のカンナもあまり使う機会は少ないのだろう、刃が大分鈍っている、ためしに削って見た板材の表面はむしりとったような削り痕!最近の電動カンナは刃先交換式の物が多いが、この110mmはしっかりした刃。以前に曲面カンナの刃砥ぎをした事があったので、その時と似た冶具を作り砥ぎ上げると綺麗にカンナがけができた。これで表面仕上げはずっと楽に仕上がりも綺麗にいきそう。
 確かに「何とかハウス」製の建屋は施行も早いし、出来上がれば小ぎれいで気密 性も高く快適!?かも知れないが、大工仕事としてみればどうなのかなぁ?ひょっとしてクレーンとインパクトさえあれば事が足りる(わけはないですが)様なものかもしれない。庭先で昔ながらの道具・・・電動になったにしても、カンナをかけ墨糸を引きホゾ穴を掘り。というような在来工法が少なくなってくると面白みが少なくなってくるんじゃないですかねぇ。まぁコストとか商売的にはいいのかもしれませんが・・・

 ま、セルフビルダーは道具が入ると俄然やる気も出てくるもんだ。カンナとトリマーの出番はもう少し先だが、早く揃ってきたその道具を使えるように今の工程は早く終わらせたいもんですね。

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