徒然なるままに


2008

 '08,1  '08,2 '08,3  '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8         

 

'08/ 8/ 31 山仕事:「秋雨」と天気予報で言ってるが・・・。
 
 先週は雨と低い気温でセミもおとなしくなってしまったか鳴き声が聞こえなくなったのだけれど、ホントはカレンダー上はまだまだ残暑が続いている季節。セミも種の保存を賭けてか少し雨が上がり、チョッと気温が上がるとけたたましく鳴き始める。そういえば秋の季語ヒグラシの「カナカナカナ」と揺らぎのある鳴き声は聞こえて来ない。これも雨の晩夏のためか。

 「秋雨、秋霖」は初夏の梅雨とは異なり日本特有の季節雨らしい。「モンスーン」とかの名前は中学校辺りの理科で出てきた単語だったような気がするが、梅雨とかは中国、台湾辺りでも同じ言葉で(発音は「メイユー」とか)あるようだが、秋雨はないのだそうだ。そんなわけで・・・なのかどうかは知らないが秋雨は秋雨入りとか秋雨明けとかも宣言しないのだとか。ま、そんな事とは関係なしに「秋雨」とやらは続いており、週前半は寒い秋雨で後半は梅雨みたいなジメッとした暑くて湿気の多い雨。そして後半は「ゲリラ豪雨」とか、でもゲリラとは局所的なイメージがするのに中部、関東、東北部までかけ時間差はあるが記録的という同時多発的な嵐だった。

 こんな陽気で気になっているのは、やはり杉材の皮むき−虫食いで、運び上げたものから始めた。集材する丸太は、まだまだ林の中に転がしてあるのだけれど、集めたものから順次荒皮を剥いで行くことにした。
 
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今週の・・・
 
 明日の状態も当たりにくい天気予報に一喜一憂ぼやいても仕方がないが、気象衛星の画像で雲の流れを動画で見ていると確かにすっかり日本列島の上を雲が流れてゆく。
 衛星の赤外画像で見える雲の濃さと実際の天気、雨量の具合は分らないけれど、薄い白さの中で濃い白い塊りが湧き出ているように見える。それが高層まで積みあがったような積乱雲なのだろう。ドシャ降りの雨と激しい雷が繰り返しやって来ているのがよく見える。
 名古屋周辺での降雨量と浸水はそれこそ最近にないものだった。この一関市街地もそうだが、立体交差で路線を交差構造にしているところは随分ある。踏切がなくなるとか信号がなくなるとか、普段の車の移動には都合がいい。
 ただし、こんな雨量と出水時にはそんな交差した下側の路線は大きな水溜りになるのは当たり前で、TV画像でも水没したクルマが撮られている映像が流れている。そんな中で車両に取り残され水死した事故も報じられている。

 都市水害のカタチではあるが、クルマの中から携帯電話をかけ救助を求める通話が通じても、迫り来る水と結局は来なかった救助を待つ刹那の悲惨さはいかばかりか。
 愛知県岡崎では逃げ遅れた主婦が家の中で死亡したと報じられている。愛知県では観測史上最多雨量だったとの事。
 愛知県ではなかったが隣の岐阜県に赴任した時期があったので気になり周辺の新聞をネットで見たら名古屋タイムスでは「集中豪雨「愛知沈没」 岡崎は県観測史上最多雨量」とのタイトル。愛知では一夜で200mmを越す雨量、岐阜でも150mmとも伝えられている。
 岩手・宮城内陸地震の時は赴任当時お世話になった人たちからすかさずお見舞いメールをもらっていた。岐阜も県南、愛知の近く。愛知県岡崎市での4万世帯に避難勧告との豪雨があった隣県、すぐ近くだけに気になる。
 メールを入れてみたら同系会社で規模が比較にならない位デカかった幸田は大変だった様だよ・・・岐阜は一部浸水、愛知に比べればましです。と・・・。返ってきた。

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 今回の豪雨に直接、起因した事ではないが、この激しい雷雨の夜、隣家の一人暮らしの老人が交通事故にあった。

 80歳を越し日常的にヘルパーさんがケアをし、週に何回かはデイサービスを受けていた。昨年辺りから徘徊が始まったようだった。毎日の様に買い物には出かけていたが、夜間も家を出るようになったのは、この春先からだったようだ。一人暮らしだったものだから、そんな徘徊時に保護して家まで送ってきたらしい警官が二人夜中に我が家に訪ねて来た時から、その実態を分ったようなものだ。隣家とはいえ「灯台下暗し」だったかもしれない。

 嵐の夜から一夜明けた翌日。徘徊途中で車にはねられ深夜、息を引取った状況も含め事故の詳細は朝の内に近隣、町内会範囲を駆け巡った。
 この地区は高齢者が多く、その住民の殆どが知っている徘徊老人の話題は微に入り細に入り瞬く間に広まった。今まではいつも来ているヘルパーさん以外はたずねてくる事もなかった隣家には入れ替わり立代わり来訪者があり慌しい。噂話も加わりその人の身の上話も含め急激に耳に入ってくる多量の情報で、近くに居ながらあまり知る事のなかった人物像をあらためて認識する事となった。

 夜の徘徊途中、激しく稲妻の走る雷雨に出会い雨宿り場所を探している途中か!?それとも今居る地点も分らなくなる識失調、彷徨の最中だったか?
 認知症、障害も抱える独り暮らしの高齢者。そんな老人の交通事故死は意外な事ではなくて普通に身近にあるのかも。その瞬間を思うと切なさがつのる。  


'08/ 8/ 24 山仕事:しばらく続く「集材作業」。
 
 肌寒さに、気付くと蝉の鳴き声が消え森の奥からは秋の虫の音。高層の雲は少ないがうろこ雲が空を覆う。  去年、一関市の最高気温は8月15日の36.8℃。一昨年は8月4日の34.1℃。今年の8月は月初34℃の予報数値が連日続いた。結果的には33℃台の日は3日だった。過去30年のデーターでは24日以降にその年の最高気温を記録した日は無いようだから、今週「早くも秋雨前線」と言われた秋の様相に既に入ってしまっているようだ。

 種の確保用に植えた「信濃1号」もようやく花の蕾が見えてきた。すっかり「マミ」にご馳走してしまったトウモロコシの畝は掘り起こして次の作付けを何にしようかと思案中。一時復讐戦も考えた「トラバサミ」はまだ使っていない。そろそろ「クマ」が徘徊する季節。まかり間違ってクマの足でも噛んでしまったら大変な事になる。

 だいぶ時期を逸した感があって、少し焦りながら続けている杉の丸太運び。葉枯らしの丸太は目通し25cm、8m長程の材でも末口を抱えると何とか持ち上がる程度だが、同じような径、長さでも、枝を落として転がしておいた丸太はとても人力では対応できない。葉枯らし丸太は思ったより容易く運べたが、乾燥が進んでいない丸太には手を焼いた。伐り出す材はあと50本程になる予定だが、ここでは葉枯らし乾燥は必ずしないと運び出すだけで一苦労。運び出し道具も要検討だなぁ。

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今週の・・・
 こまったチャン「6割が消費税容認」岩手日報8月19日経済4面

困ったのは、こんなインチキアンケート結果を垂れ流す自称県民紙のi日報社だ。アンケートは共同通信社なので配信を受けている主要地方紙全てこんな記事を流すんだろうなぁ。中には大手もいるので自前アンケートを出来るのだろうが、中小新聞屋は信頼性の高そうなアンケートをとるのは結構難しいだろう。ただ今回のあたかも消費税UP容認を既成事実化したかのような記事のアンケート対照は「主要企業アンケート(108社)」という所がミソなのだ。例えば岩手県の地場企業でアンケートしたら絶対こんな結果にはなるわけがない。そもそもアンケート先として載っていた対象企業規模の大企業なんて北上市の関東自動車位だろうし・・・ 

 これ、ちょっと変?と思ってネットでDataを拾ってみると複数の方面で消費税の課税率に関する調査、アンケートは行われている。  ちなみに企業リサーチでは絶対的規模の「帝国データバンク」が行った7月調査、8月5日報告の「消費税および税制に対する企業の意識調査」では消費税UPに賛同している企業は30%程しかない。サンプル数は【調査対象は全国2万1,040社。有効回答企業数は1万651社(回答率50.6%)】で先の共同通信アンケートの108社とは比較にならない密度になっている。

 新聞記事に戻るが、ここだけ日報社が書いたのだろう「解説」とかいうこのアンケート記事「6割が消費税容認」の説明書きには、ありきたりの「歳出削減徹底が前提」とかそれらしくと書いているが単に視点のバランスを見せる手とイクスキューズに過ぎない。
 そして解説記事は「輸出戻し税」には一言も触れてもいない!。単純に考えれば「消費税」はビンボウ人でもカネモチでも個人でも事業者でも企業でも買い物、仕入れには定率課税がかかり公平な税制だという事になっているが事業者、企業の輸出対象品目については仕入れ(原材料)にかかった消費税は還付されるという事で、消費税が高かろうが低かろうが全く関係ないのだ。自身、元は企業で禄を食んだ身、企業体を悪人視するつもりはないが・・・

 要は日本の主要2次産業企業、輸出に依存するクルマ屋とかデンキ屋とかなど、経団連を構成するような企業群は法人税で抜かれるより消費税でバカな国民からカネを取れと政権党を焚き付けそんな世論醸成に余念がないのだろう。内需主体の企業が仕入れる原材料に対し輸出主体企業では同じ原材料であれば調達コストが5%分は還付される事になるので「輸出促進費」みたいな言い方をする向きもあるようだ。それを分っていながら手を貸すメディアはこまったチャンと言うことだ。今、問題になっているフリーター増大、格差拡大の要因はレイバーコストにも熾烈な原価低減を推し進めるそんな企業の労務構造に起因する事などおくびにも出さずに。
 一つの事象だけ取り上げ、あたかも世の中はこれなのだよ!とでも表現するメディアは信頼性に欠ける。税収は公平感も重要だろうし何より国力をどう持ってゆくか将来を見据えたクニのあり方そのものなはずだ!共同通信が悪いのかそれを垂れ流すi日報が悪いのか!?
ま、クニ、セイジへの信頼を貶めるムジナの類だなぁこれは。
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今週の・・・というより3週続いて今日で終わる北京五輪。

 やじうま根性で期待した「インチキジャッジ」炸裂。これは見事に期待を外してくれた。
多少「!?」のシーンはあったがミスとか許容範囲の内として理解できそうだ。なにせアジアで2国目の開催となった'88年のソウル五輪では自国の選手が負けた事に怒り会場の電気を消したとか、明らかな不公平ジャッジが横行していた。かのクニでは共催の2002年サッカーWカップでも異常な判定、負傷者も出たイタリアなどは「ファビョン全開試合」の異様なゲームで、もうあのクニとは試合したくないと言った。ジャッジではなくゲームでは相変わらずサッカー選手はカンフー技が出てしまうようなのでかのクニとサッカーするのはしばらく避けよう!!
 アジアで3ヶ国目の今回の北京五輪でも最近は捏造オンパレードのクニだけに、どんな面白いジャッジを見せてくれるか・・・と思ったのは下衆の勘ぐりだった。もはや13億の民を五星紅旗で率いる大国。4千万人の人口で開催した韓国のような無理、インチキをしなくともメダル数を充分読める開催だったはずだ。
 インチキは開会式での演出だったろうがCG花火やら口パク少女、漢民族が演ずる多民族衣装やらさすが捏造国家らしさで楽しませてくれる。とは言っても中国人気質からすればあれはインチキではないんだろうなチョイと誇張演出法を多用しただけで。とかね、白髪三千丈のクニだもの!?

 共同通信が配信しているコラムらしいが我が家購読紙のi日報でも大会中盤辺りに掲載されている「五輪考」。寄稿している高村薫さんの「勝敗を分けるもの モチベーションに差」というコラムが目に付いた。コラムは2篇ほど見たのだがその中で19日分【括弧内:引用文】

 今回、寄稿文の「モチベーション」。
 幾分隔たりは縮小して来たかもしれない体力とか体格。それが絶対要素になる競技もあるだろうけれど【「 8冠のマイケル・フェルプス」などはそんな圧倒的な体格の優位で勝ったわけでは無いだろう。「体重別競技の柔道」で振るわなかった日本の柔道。諸外国のような高額な報奨金とか兵役免除の特典とかは期待できない日本のアスリート。】・・・【44年前日本の女子バレーを世界一に押し上げ、その後しばらく男子マラソンでも見られたのは、日の丸を背負うというモチベーションだった。】・・・【メダルの重圧だけはかかる彼らに、私たちは五輪の時だけ不可能な精神力を要求しているに違いない】
(自らの身体を犠牲にするのも厭わない過激さ・・・)【久々の活躍を見せた女子体操の選手達はみな子供、もしくは子供の身体でとまっているがこれでいいのか。】。
選手のモチベーションの足かせになっているのは日本社会のようだ。

 過剰な期待と選手の責任感。ソフトボール決勝トーナメント3連投413球の上野投手。「過剰な期待」「責任感」とだけには括れないのかもしれないが、感涙のお裾分けをもらいながら太平洋戦争の「ゼロ戦」とかぶったイメージを連想していた。
 勝ったからいいものの、予め撮っておいた定番の「XX時代のコーチ談」ソフトボールではダブルヘッダー2試合通してエースに投げさせるのが当たり前なのか「上野は人一倍練習の虫で、タフで、1日2試合300球も普通で・・・」ウ〜ン今の野球100球目安とは無縁のようだ。
 何も精神力を否定するものでもないし、この北京五輪限りで当面なのか?種目から落ちる競技だけに、「これが最後の」的な「思いを遂げさせたい」という事もあるだろうが、1日2試合しかも2試合連続の延長戦を一人で300球以上投げ、更に翌日の決勝も連投。優れた個人に「おんぶに抱っこで」というそのモチベーションに頼る戦術しか取れないのかなぁ。
 こう云った部分はいつまで経ってもシステム戦略で優位に立てない姿だと思うのだ。勝ったからいいものの、いや勝ってしまったから弱点がマスクされてしまう。でもなぁ野球はエースを出さずに(結局、星野監督にとってはエースではなかったのかも!?)韓国戦には負けてしまったからなぁ・・・こっちは温存か出し惜しみか、時期を逸した最後の出動で結局2700名余りの戦死者と共に鹿児島県坊ノ岬沖90哩に没した軍艦を連想する。

 出場選手は全て各国のトップアスリートであり4年に一度のタイミングにコンディションを合わせ最高の結果を出すべく競技する。プロスポーツのシーズン150試合もあるような野球とか勝負とは云え年間6場所90試合+地方巡業、時に海外巡業までこなす国技大相撲とは真剣さが比較にならない。前大会との連続メダルは尚更の事だろう、連続メダリストは押並べて受賞の時のすっきり顔が印象的だった。つかの間でも苦しさから開放されている瞬間に見える。
 幸い時差1時間の国で行われている。スポーツはニュースとか録画では味気ない。当然リアルタイム同時進行で先がわからない競い合いが醍醐味。それが3週間に凝縮してしかも期待を裏切った比較的公平なジャッジで行われたわけで、「運チ」に近い菊爺でも充分楽しませてもらった18日間だった。特にソフトボールは感涙に目尻を指先でソッとこすり・・・なんてね!でも「見上げた根性、美談、お涙頂戴、よくやった」でいいのだろうか?プロ選手選抜でもメダルに届かないのはレベルが低いのか?モチベーションの差か?ウ〜ン運チの菊爺には分らない。
 ただ、4年或いはそれ以上の時間を費やして燃え尽きる程、集中しているか、いないか?
その差は結果にも、その後にも影響して来るはずだ。
 

'08/ 8/ 17 山仕事:焦っても汗だらけの「集材」。
 
 土用が過ぎると「虫が入って・・・」というアドバイスは受けていたのだけれどチト東屋を見くびった。冬場に伐って「葉枯らし」していた杉材、比較的日陰にあって地面にゴロンと転がった丸太の皮を剥いてみたら結構しっとりしていて虫の喰ってる気配はなかった。ただ日が当たり下刈りした雑木なんかで浮いている状態のやつは皮を剥くとしっかり虫が這い回りプツプツと穴も随分ある。枝を払ってみると末口20cm位の丸太でも伐ったばかりの頃はとても持ち上がらなかったのが、腰のダメージを気遣いながらも「エイッ」と声を出さなくとも持ち上がる。その位乾燥は進んでいるようだ・・・まさか虫喰いで軽くなったわけじゃ無いダロウね。
 まだ手遅れ状態では無いと思うけれど、もう遅らすことは出来ない。早急に運び出さないと・・・とは思っても足に不安が付きまとうユンボと運搬車をダマシダマシ使っての作業ははかどらない。焦る程に汗まみれ!まぁ今週、始めたばかり。多分自分ペースでは1ヶ月位かかるのだろう。2週間も続ければペースも納得し遅々たるはかどり具合にも諦めの境地に達するんだろうけどね。
 「虫喰い」のガッカリもあるけれど、残念だったのは丸太の片端を支える3輪車
この丸太運び用に作っておいたが使ってみると山の中では殆ど期待できない事!。平地ならまぁ使えるかもしれないけれど、径が20cm程度の車輪では小さすぎて切り株やら、柔らかい山の地面では思ったように路面に追従してくれない。
 期待通りとまではいかないがソコソコ使えそうなのは運搬車に取り付けた「トラッククレーン」というヤツかな、手動で手軽なという期待Specだったけれど、これだけ汗まみれになると動力付きの道具にすがりたくなるんだなぁヒトのサガというヤツだね。

'08/ 8/ 10 山仕事:クソ暑さの三重苦。
 
@久しぶりにバイクでコケタ。
 庵への山道は今は住んでいない隣家の脇から復旧させた廃道を登る。ヘアピン2個と50R程度と直角コーナー、約40m程の標高差を150m位の坂道になっている。単純平均斜度15度ということできつい上りもある坂道になっている。
 上り始めは勾配は緩いのだけれど北側斜面で
日当り悪く水はけも悪い。土質も粘土質なものだからチョッと雨が降ってもその後1週間くらい晴れ続けないと中々乾かないのだ。

 ここ最近「足に」している山バイクもどきのAX−1でこの坂道を登っていて先週までのグズついた天候で後輪がズルズル滑るマッドコンデションが続いていた。この日「いっそスピードを上げて勢いを付けて・・・」とアクセルを開けながら坂道に入ったのが敗因だった。登り始めがチョッとした左コーナーになっていて、アッサリここから後輪が右側に流れた。多分ここでアクセルを戻したのだろう。トラクションが掛かったか?あっと思うまもなく車体は左側のブッシュへ!!前輪が笹竹で止まり右傾し山側に転んだ。
 山道を登りながらの空転状態は良くあるので尻をとられてもソコソコ対応はつくのだけれど、予期しないところでツルんと来るとあっけなく転んでしまうものだ。挙句右足が車体下に挟んでしまって捻挫状態、というかこれまでも何度か痛めている古傷を又痛めつけたと云う事だ。

 A急に34℃もの真夏がやってきて「ボ〜ッ」としてる状態が多いのか、先週パレットを立てて「マミ対策」をしたつもりで油断していたか、「さてトウモロコシも実が入っただろう!」とトウモロコシの畝を見てみると・・・ほぼ壊滅状態!!このクソ暑いのに頭も更に熱くなる!専守防衛でも新兵器装備は重要な対策だ 。とうとうネットで捜し求めて「トラバサミ1.5号サイズ」を買い求めた。獣害対策のつもりで張った網で仕切った畑内のこれを設置しようかと思う。狩猟許可は欲しいのかなぁ・・・!?抑止力だと言って通るわけでもないだろうなぁ。

 Bジンマシン?アナフィラキーショック?
どうも蚊とかアブでもこの時期はアレルギー症状を起こす様になってきたかも・・・去年は大したことはなかったが、ひどい思いをしたのは一昨年。
今年はその時よりひどくは無いけれど、やはりジンマシン状の痒みが出てきた。「かゆみ肌の治療薬:ムヒソフトGX」という昔からの「ムヒ」のブランドイメージを信じて湿疹風にポツポツ出た所に塗っているのだけれど、つけた時はいくらか良いが、2,30分もすると又痒くなる。まぁ涼しい風が吹き始めれば直るのだとは思うが。

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 先週までウダウダ文句を垂れた梅雨空模様だったが、週明けからいきなり夏!
今度は気温も30℃超え34℃4連続の真夏となった。前半は南からの高湿な空気だったが週後半は湿気も和らぎ晴れ渡った。快晴の須川岳をしばらくぶりで見た。2ヶ月前の岩手・宮城内陸地震の痕が痛々しい。ニュースでは市野々原地区への迂回路がつながっているらしい。
 物見遊山ではその地区の人たちに申し訳ないが、連日放送された周辺を見てみたいと思った。この日午前中はR342を須川岳方面へ山谷から迂回路を廻り本寺、瑞山。矢櫃ダム上流の塞き止め湖を迂回する整備した林道を抜けるところまで行った。帰りは本寺からr49栗駒方面、荒砥ダム方向の通行止め箇所迄行き、市道を通り長倉を抜け樹木葬で広く知られる知勝院前を経て木楽庵に戻った。⇒蕎麦2品種と岩手・宮城内陸地震後2ヶ月経過した被災地。

 蛇足ながら・・・
 一関−須川線のR342は特にそうだが、今回の断層に沿った県道r49、両路線共に通行止めになっているせいもあり交通量はまったく少ない。R342の天王周辺での崖崩れによる迂回路を経て本寺に入った辺りから「不審なミニパト」が付かず離れずで付いて来る。不審なヤツと思われたのはコチラだろうが崩壊箇所が見える辺りでヘルメットを取り写真を撮っていたら眼鏡の奥からジッとコチラを睨みながら(コラコラ脇見運転はケイサツでもダメじゃないか!!と菊爺は睨みカウンターを放つ!)過ぎ去り矢櫃ダム直近のゲートで停止したようだ。。
 コチラは予め調べておいたルートの矢櫃ダム手前から市野々原地区に通じた迂回路を進むと、せき止め湖を作った崩落壁が一番大きく見える新たにつなげた三叉路で福島ナンバーのFitが停まっていた。ドライバーは降りて携帯のカメラで写真を撮っていた。そこにさっきのミニパトおまわりさんがやってきて何やらその福島ナンバー君に話しかけた。 自分も停まりカメラを取り出し始めた所で、二人の話に小耳を立てたが迂回路ルートと通行止め規制についての話だったが「オマワリさん」の目的は不審尋問と云ったところだろう。コチラはさっきの睨み馴染みの間ながら福島ナンバー君との会話の間にも眼鏡を掛けた鋭い眼差しの(一般には目つきが悪いと言うが・・・)オマワリさんはチラチラ眼を飛ばしてくる。
 ま、火事場泥棒じゃないがクチの上手い火事泥まがいの連中もやって来るのだろうし、それこそ野次馬お断り!と云った部分もあるのだろうな。そんな事を思っている時、後ろからソフトバイク原チャリに乗った後期高齢者レンジのオジサンがやって来た。オジサンはさすが歳の功、菊爺のような睨みカウンターも放たず「ダンポサン」を敬う口調でオマワリさんと話し始めた。その隙に自分は市野々原地区に向かった。

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今週の・・・。

豊島区下水道工事、急激な増水で5人流される。
先週の神戸都賀川増水事故でも疑問だったのだけれど、なぜ「警報」を出して知らしめる事に力を入れないのか!?国交省「河川局河川環境課」が去年出しているとかいう「・・・アクションプラン・対策イメージ」でも携帯を使った局地予報とか降雨情報とかに走っているが、そんな当たりにくい「予報」その前に「増水した」事実を警報として出す事が最初のアクションではないのか?
NewsZEROで報じられた記者会見では都職員なのか水道局員なのか所轄署なのかは分らないが「業者の方でも情報の把握に問題があったのではないか!?」「一滴でも(雨が)降ったら作業は止めるようにしているはず」との発言があった。増水情報が報じられたのは事故の起った15分前という。事故の起きた工事業者は孫受けの橘技建工業。

 ちとこの増水警報とは違うが、P波検出による早期地震警報はラジオ・TVで流して警報を出していて、これはこれでいいのだけれど、その「チャラリラン・チャラリランが流れたら・・・」と視聴者への周知をいつも聞いているラジオで、今も流している。ただ一つ気になっているのは、その視聴者への周知部分の最後に「詳しくはFMiのホームページをご覧ください。」で終わる。
FMi社のホームページがどの位のアクセスがあるモノか知らないが、ホームページを見ることの出来る環境にあるリスナーはどの位いるのだろう。知りたかったら携帯を見ろ。とかホームページを見ろとかはイントラネット環境下で画面を前にしてオシゴトをしている日常の方々が考えた事でしか無いのだろうな。現場、高齢者を含む多くのヒトビトの生活からはかけ離れた対応なんだよなぁ。
 河川の増水と言えば、ダム放水による増水警報があるが、このシステムは豪雨とかの自然降雨による増水には使えない(使わない!?)のだそうだ。縦割り組織の弊害なのかシステム的に不可能なのか?(ラッパが付いていてアンプがあって紐で結んでいれば鳴らせるだろう!とは小学生でもそう思うのでは??)
 今回の事故は河川ではないが、都市部下水道は雨樋状河川は比較にならないくらい早いレスポンスで増水になる。というのはシロウトでも想像がつく。業務発注元のデスクワークでは真っ暗な下水管内での作業とか安全管理の重要性はリアリティが希薄なのかも・・・
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 ん!?変な進展。「メタミドホス」入り冷凍ギョーザ事件。
中国国内でも「天洋食品製・回収済ギョーザ」を喰って中毒に!アレレ・でもそういう国という事なんだけれど。洞爺湖サミット前に外交ルートで伝えられていた。という事だが、何で6日になって報じられたのか!?洞爺湖サミットは7月7〜9日だったので1ヶ月以上どこか(福田康夫氏周辺でしかない)が伏せていたという事。イベント直前だったとか、中国に公表はしばらく控えてくれと言われたとか?「うまく過ごす為」相手に気遣いをする政治的判断とか、元々「相手が嫌がることはしない」福田康夫氏らしい判断だったかもしれないが、それがホントの国益になるのか?中国ベッタリになりすぎると輪を掛けて中国っぽくなりそうだね。それにしてもこの人に託したいモノは無いなぁオレは・・・
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 北京五輪開催
新庄風にいえば記録に残るのか記憶に残るのか?両方なのだろうな。
 敬愛する首領様を奉ずる隣国とか三色旗を振り振り名誉会長を称え異様なマスゲームを繰り広げる集団とも一味違った開会式のアトラクションだった。
 夜間を有効に使ったプロジェクターや発光素子を多用し中国人映画監督らしくワイヤーアクションを多用したローテクながら進行するテーマ毎に繰り出す人の数。おびただしいマンパワーはよく言われる「人が沸いてくる国」そのもの。圧倒的な人海戦術の迫力に気圧されるがこんな路線が成り立つのは中国だけかもしれない。最近のオリンピックではなくなってきた国威発揚イベントそのものはナチスドイツ以来かも。確かに13億人も棲む中国は大国。
モスクワ・LAの時はボイコット合戦だったけれど、やはり政治的思惑でどうこうするべきじゃないな。主催国はなおさら・・・肝心なのは公平で分け隔てのない情報公開だろうな、こりゃ恥かしいなと云う部分が表立ったりしても。特に競技施設周りだけでも近代都市に見せようとビル群を作ろうとして間に合わず慌てて布で包み、さも完成したかのごとく窓だけでなく外のエレベーターや乗ってる人まで描き込んだりする事無いのに・・・  

'08/ 8/ 3 山仕事:天気にイライラ
  
梅雨明けは、今月からか!?

 東北北部、去年の梅雨明けは8月11日。平年の平均梅雨明け日は7月23日という事だ。
今年は[速報値]という事だがなぜか去年よりも23日も早い7月19日に「梅雨明けしたと見られる」と報じられた。それまでは「カラ梅雨か!?」と思った連日の晴れから一転、梅雨っぽい日々が続く。これから梅雨本番か?変な感覚だねぇ、19日から入梅でも良かったような・・・
 日常の天気予報もあたらない日が多くなっている様な気がする。まぁ今までそれほど空模様を気にする生活をしてこなかったからかもしれないが。今の生活パターンだと「週間予報」を見て前日は「明日の天気」、当日は「今日の時間帯毎の天気」それも、新聞を見て、ネットでYahooを見て、TVの天気予報を見て。何せ当日まで予報が変わる場合が多い。油断するとと言うかよく見ていないと騙される!あてが外れる。予報を出す方もそんな予報を変えた事を表明しないし・・・これじゃ長期予報などあてになるわけが無い。予報プログラムのモデルが現状と合わなくなったのか!?イヨイヨ温暖化現象がはっきりしてきたのか!?

 とかウダウダ殆ど文句をいう独り言がでる位、明けたはずの梅雨もどきの天気が続いた。
TVの天気予報では「梅雨前線もどき」の前線が停滞しているから天気がカラリと夏空にならないんだ!!天気予報ではそう言ってたよ!と友人が説明してくれた!?。これだけ「サワサワ時々ザーッ」と水を補給されると雑草がやたら元気が良くて草刈りの合間に屋根板を貼った。

 天気予報も何年か前の気象モデル対象のプログラム頼りで、確度が下がれば更に何十億円なのか何百億円なのか莫大な開発費を投入しないと!みたいな表面的な対応を追っているような気がするんだよね。天気予報が当たらなければ、もう一度カマキリの卵とか、葦の原の鳥の巣の高さでも測り直したほうがいいかもしれない? 夏休みで百葉箱の最低、高気温、湿度、毎日の天気をつける宿題なんかあるのだろうか?菊
「爺」と言っても精神論偏重でも戦時体制美化でもないが、12月8日のハワイ周辺の天気予報を出せ!と軍に指示されたのだそうだ太平洋戦争開戦時の気象庁は!。気象衛星など当然無い。エルニーニョもラニーニャも解っていない時代。気象予報官は下駄でも放って「裏だ表だ」と占ったのだろうか?

 ま、それは無いのだが、NHKだったと思うがドラマ仕立てで当時のそういった気象予報士の話を天気予報についてのドキュメンタリー風番組を見た記憶がある。確かに何らかの方法を用い、ハワイ周辺の天気予報を出したのだったと思うし、もっと驚いたのは開戦から終戦まで天気予報を中止した事だった。考えてみれば確かに作戦行動は全て天気が重要になるのだろうが、天気予報放送を中止していた戦時中の台風被害も相当なものだったようだ。
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今週の・・・。

 なんて天気予報の重要さ、難しさ、当たらなさなんかを思っている週中「神戸の都賀川で突然の濁流4人死亡」という川の増水事故が繰り返し流された。確かに梅雨明け時の集中豪雨による水の事故は多い。今回の「都賀川」だけでは無いが定点観測用カメラが設置されている場所が増え、増水時などの様子などのリアルな映像がそのまま茶の間でも見たりする事となって、増水というよりは「鉄砲水様」な濁流という事が素人目にもわかる。直前まで流れの縁で遊んでいた低学年児童が感じた恐怖、至っては流された子供の気になればいたたまれない思いになる。
 当日の報道では事故概要と京都、福井での天候、激しい雨、不安定な大気等の状況が報じられている。翌日のNHKでは増水に対する警報設備などの不備な点などもこういった河川での事故要因。とか河川増水に対する安全基準の不備なども問題として指摘している。

 川釣りも趣味とする菊爺世代からすれば、「その川の様相自体が変わっているよなぁ。」という気になる。従来の気象モデルからずれてきている天候、もあるかもしれない。河川での警報設備の不十分さ、も確かにあるかもしれない。ただ釣り人から見れば治水工事(これがそうなのか!?)で雨樋状にしてしまった 河川の両岸に、そういった工事に対する言い訳のような「親水公園」とかいうまやかしな通路とか階段状水路を設け、散歩なり子供達の水遊びに誘導した行為に判断の甘さがあるんだろうと爺世代の一人の目には映る。

 雨樋河川にしたらチョイと雨が降ればワーと水が流れるのは当然だよなぁ。そんな人工河川的な川辺に人を呼び寄せるなら、安全設計は2重3重に施す事は当たり前でしょう。なんて云うと結果論だ!と言われてしまうだろうが、都市計画河川企画のミスでしょうこれは!そんな河川環境は全国にある。 現に菊爺宅裏の小川も我が家を堺に住宅密度の高い下流域は、普通は1m幅程度の溝になっており縁は一段高いコンクリートで覆われている。ま、「親水公園」にはなっていないが。住宅域の裏通りで掘割状のその川は旧盆にはイベントにも使っているようだ。
 上流域は「田舎の小川」風だが数年に1度位の増水で川岸が崩れ流される度に不恰好な護岸工事を施している、所々なのと工法がその時次第なので当然美しくは無い。今回の事故の危険性は「神戸都賀川」に限った事では無いはずだ。

 各TV局はこのニュースを番組の始めのほうに流し重要な扱いをしていて、たまたま見た中でその内の2局は「だからと言って子供達に夏に川で遊ぶなとは言いたくない」と言っていたのを聴いた。「臭いものには蓋」的にトラブルが起きればすぐ規制、禁止に走った少し前の時代感覚よりはましになったか!?とは思った。
 けれど、自分の見方と合う分析はなかった、自分の見方がおかしいのか?思うのは人間の都合だけで自然を押さえ込もうとしすぎない事だと思うのだ。生活雑排水などで汚染され魚影も見えなくなった都賀川を「魚のすめる川に」と30年も行政当局を相手にしながら整備を訴え続け、ようやく綺麗な魚の棲む川にした運動推進者には敬意をはらうが、その勢いか普段の水路には仕切り板を嵌める溝を掘り、生簀か釣り堀並みの水槽状態に出来る様にしているのだそうだ。イベント時は当然養殖魚を放し川魚のつかみ取り大会。都会の中の人工的な川でイワナかニジマスかヤマメか?便利で面白いかもしれないけれど、ちょっとお手軽すぎないか!?。

 事故から3日目に兵庫県では「六甲山系南側の51河川に警報システムの設置を決めた」との報。早いに越した事はないが、コレだけ機敏に決めるというのは単に「やるべき事をやってなかった」という事!?!?何らかの理由で後回しにしてたのかなぁ。だとしたら犠牲になった方にはなんと・・・いつも・・・
 こんな風に随分急に役所らしくない対応をとる場合、必ず背景があるものだ。今回も中央役所の国交省では「社会資本整備審議会河川分科会」というなんとも長ったらしい会議体があり月に2回のペースで今現在まで96回ほどの定例会が行われているそうだ、昨年には河川水防に対する「河川水難事故防止の指針で、河川を管理する出先機関や自治体に、急激な増水への注意喚起を求める看板の設置などを呼びかけていた・・・」:[河川局河川環境課] という風に「中央指示は既に出しているのに地方自治体はさっぱり実行しないんだもんなぁ・・・」とかいう流れになってしまう。ここは口封じに「さっさとやっちまわないと!!」ということかな。
 無いよりはいいのだけれどこのアクション・プランとか対策イメージ(?)では、携帯等のネット情報を拾え!危険性を周知させよ!みたいな方向だけでは警報を出す側の姿勢としては無責任だろう!!と思ってはしまうけれど・・・

 たとえ長期であれ週間であれ、又は明日の天気予報すら確度が低いと文句を言っても、それだけ未来予想は難しい。ただ警報は予報ではない。すでに上流で起こった事を下流域に知らせるだけなのだ。足元の増水を見て逃げるより、1秒でも10秒でも。それが3分もあれば今回の様に流される子供達やましてや大人たち犠牲者は出ないはず。市民の犠牲と行政側の保身との引き換えとは思いたくないが、最近はすぐそういうつながりに感じてしまう。

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