徒然なるままに


2008

 '08,1  '08,2  '08,3  '08,4                 

 

'08/ 4/ 27 山仕事:暑くなる前に柴木は焼却。

 一雨ごとの山のあおさ。目を瞑ってもその情景が浮かぶような自然が身近なニッポンはサイコーだ・・・。と実感する季節にはちょっと今年は早いんでないの!?雨が降らなくても、山の若芽はバンバン「オガッて来てる!」葉っぱが出てくると雑木の伐採は結構大変なのだ。
 柳は既にちゃんとした葉っぱになって、クリ、ナラ、サクラも若芽が出てきたタイミングでまとまった雨!雨上がりの鮮やかさは例えがたい。

 元気な葉っぱが着いている木を伐るとその葉っぱは多分秋までもその伐り倒した木に付いていて、枝葉を切り取ってもその処分に困ってしまうし、なにしろ伐り倒すときも 樹冠部分が重くなるし、掛かり木(伐採時に近場の木に引っかかる)になって、素直には倒れない等々、未熟な菊爺の樵ワークでは難易度が高まってしまうのだ。

 そんなわけで例年より葉っぱの出方が早そうなので先週、あわてて第2開墾地の雑木伐採をやったのだ。今週はその伐採後の根っこ掘りをして造成整備!というつもりで、ユンボを冬眠から目覚めさせた。と言っても、外してソーラーキャパシターとしておいたバッテリーを戻す。作動油補給。エンジンオイル給油。LLC補給。各部グリスアップ。程度だけなのだが、そんな手を掛けながら、もう後期高齢者域に達しているユンボなので、そっと労わる思いでKey−ON。見事と言うか感動的に無事始動し、トコトコと第2開墾地へ移動。 初仕事は先週伐採したナラの根っこ掘り。3時間掛けて一応、根はひっくり返った。トラブルはその後起きたのだが、まだ手当てしていない事もあり、後期高齢機械を労わりながらのPower Tool春の友情記は後日まとめて・・・。

 今週のトピックスは2年ぶりの渓流釣りかもしれない。
何時果てるかもしれないような、計画性の乏しい山仕事を続けていると、これまであんまり絶やした事がない遊びの類も縁遠くなるようなのだ。飲み友曰く「何かに夢中になると他の事には気持ちが薄くなるからね・・・」と言うような事だったと思う。
 そう言えばバイクも通勤快速用のAX−1はそこそこ乗っているがFJRのオドメーターは伸びなくなっている。
丁度、週後半にさして多くは無いけれどまとまった雨が降った。連休INまであと1日の所で天気は回復。世間はサクラが散って山吹が咲いている。5月連休が過ぎ、田んぼには田植えが済んで蛙の鳴声が絶え間なくなる季節になると、里山を縫って流れる小川は蜘蛛の巣が張り巡らされ、釣り竿を出すのも大変になる。

 ま、平日特権という事で連休前に釣竿を出してみようという気になった。そこそこ釣果が出れば、又「今度も!」になるかもしれない・・・という事で!・・・
 ここにも高齢化社会の一面か菊爺同様「金は無いけれど時間は一杯ある」人たちが多いせいか、雨上がりの日だと言うのに歩く川沿いにはどこもかしこも先行者の足跡!それでも時々ヒュッと俊敏なヤマメのアタリ。モソッとしたイワナのアタリ!2年ぶりの釣果は全てその晩、我が家爺婆連3人の酒の肴に。嗚呼食糧釣師への道は遠い・・・

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今週の出来事
 長野で聖火リレー。走者は百人規模の警察官がガード。主催者発表8万5千人の沿道に集まった観衆からはよく見えなかったと不評。中国留学生などが主体の中国支持者とチベット支持者グループの小競り合いで負傷者と逮捕者6名。
 当初スタート地を辞退した善光寺ではチベット騒乱の犠牲者を悼む法要が行われた。

 山口県では衆議院議員の補欠選挙。
自民党、山本繁太郎氏。民主党、平岡秀夫氏。丁度おおもめガソリン暫定税率廃止の最中に行われている。これを書いている時点では結果はわかってはいない。明治維新の中核を担った元長州藩の人々は今回どちらの主張を選択するのか?残念ながら自民候補はガソリン論議は避けて地域活性化という言葉を連呼しているようだ。民主候補は現議員でこの山口2区で破れ比例復活。現職を賭してのリベンジと民主党政権奪取の起爆剤役を担う。

 耐震偽装事件の時の国交省住宅局長当事者という経歴と、かつて接待漬けにされている各省官僚の多くが名を連ねているという「ノーパンしゃぶしゃぶ」店「楼蘭」顧客名簿。そこにもしっかり名を刻まれているというネットねたでしか人物像が分からない山本繁太郎氏。よもや山口県民がそういう候補を選ぶとは思えないのだが・・・耐震偽装事件では当時コンビの佐藤信秋事務次官も新潟で自民党公認で参議院議員になっている。このヒトも仲良く顧客名簿には載っている。まことにセイジの世界というのはクロもシロと言いくるめる話術の競い合いか!

 
'08/ 4/ 20 山仕事:サクラが咲いた。

 今年のサクラは見事!週初めからの暖かさでホントに一斉に咲いてしまった。
この「一斉に咲く」というのが「咲く」に複数を表す「ら」をつけて「さくら」と称す。とも!?
日本固有種ではないが日本人が大好きな花の代表格だろうなぁ。野生種の山桜は大体が葉が出てから花をつけるので枯れ木に花が咲く様な驚きはないけれど、里山などでは純粋な野生種だけではないのかもしれない、つい先週までは薄茶色の枯れ木山に見えた起伏のあっちこっちに急にサクラ色の塊りが現れて、こんな所にも、あんな所にもと驚く。

クリックで画像を別ウインドウで表示します。
 我が家の庭にある小さなサクラの木も周りが一斉に咲いた日から1日程おいて咲いた。週末、関西〜関東と激しい雨に見舞われた。幸いこの辺りは低気圧の勢力も弱まったようで関東以西での激しさは収まったようだが、余波か風は強かった。この風でサクラも散ったかと庭を見たら、1日遅れの開花でまだ満開に至っていなかったか、風に耐えて咲いていた。
←庭先のサクラ

 庵周辺はサクラの木も随分あるが全て山桜なのでもう少し葉っぱが出揃ってからの開花になるはず。まだサクラの花はない。
 ただ、一番急峻な崖を形作っている沢の向こう側にあるカタクリの群生が満開に近い。手を入れているわけではないので、笹竹も生い茂り、枯れた杉の葉も落ちるので管理されている群生程の迫力には劣るがチョイと沢を超えて行くと・・・数多くのカタクリが見える。という環境はずっと残して行きたい。




  伐採届け
 庵が位置する山林は「地域森林計画民有林」という分類になっている。
ここで木を伐り開墾を進めるにあたって制約事項はどんなのがあるんだろう?と調べた中では木1本伐るにも「伐採届け」が必要らしいという事で、地方振興局に行き、詳細を確認し、それ以降3年になるが、毎年「伐採届け」を届けている。
 規模も面積1haを超える内容になると「林地開発許可」を受ける。という事になっており、ちと面倒そうだ。まぁ1haもの開墾、伐採と云う規模は木楽庵規模からははるか遠い。なもんでまずは開墾の手始めに木を伐る為に伐採届けを出すと云う事を続けてきたわけだ。
 始めの年は山作業の要領も良く分からず、取り合えずということで暖かくなってから雪が降る前まで!なんて伐採シゴトとは全然合わない適当さだった。2年目は少し分かってきて、本格的な間伐、除伐は葉っぱの落ちた冬なんだ。木材として使うにも木が眠る寒い冬が良いと言う事も何とか理解出来た。2年目からは作業期間は3月初めから2月末まで。作業は間伐、除伐、樹木種は杉、松、ナラ、クリ、その他広葉樹と、期間は1年中で樹木の種類は何でも有り!!伐採後の造林方法は「天然更新」。伐採跡地の用途は作業道/物置。伐採後の面積は1ha以下で0.6haとしたがそれでも6000平米。広すぎとは思ったが、杉林内の除伐と間伐を考えると必要なのだけれど手は回らないかも知れんなぁ・・・と思いつつ。

 まぁそんなわけで自分自身、何でもあり風な届けだなと思いつつ提出。去年も一昨年も、提出して1週間位すると「適合通知書」とかいう名目で受領書的な文書が戻ってきていた。「許可」でもないし「通知書」なるものに何の効力もないだろうと、大して気にしなくなっていた。
 今年も、3回目の「伐採届け」を出したが去年分をほぼCopyして届けたのが1月31日。
条例では作業前30日前から90日前に出すようにという一文がある。「なんでこんな適当そうな期間が・・・」と思いながら毎年、届け続けた。初年、2年目と今までは1週間で戻って来ていたので、今年もと思っていたが、4月になっても戻って来ない。「さしたる効力は無い」とは思いながらも気になるので問い合わせてみようかと思っていたら、ようやく「適合通知書」が届いた。受理日は1月31日、農地02013-XX号平成20年2月29日と記載されている。そして届いたのが4月第2週!!なにこれ!?これが作業前30日〜90日前に出せ!という時間軸の事!?!?
 規則なので出すが役所側も規則だから「適合通知書」として返すのか!?なんともしょうの無い思いの形骸化したような手続き。

 そう言えば・・・と去年この届出様式をダウンロードしようとしたサイトを又、見てみた。去年時点ではダウンロードリンクはあるのだが、データがつながっていなくて、結局その内容をメールした所、返信メールにデータが添付されてきた。
 連絡して1年以上も経っている。あのリンク切れはもう直しているだろう。さもなくばページ記載の内容を更新しているか!?と思ったのだが、そのページはちゃんとそのまま、リンクも切れたまま!こう云ったところも「お役所・・・」と。

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今週の出来事
 善光寺。北京五輪聖火、長野リレーの出発地を辞退。
「文化財や信者の安全の問題・・・」と報ずるメデイアもあれば、
「仏教者の弾圧を憂慮・・・同じ仏教徒として・・・」と報ずるメデイアもある。
海外メディアは善光寺の辞退を英断と報じている。(:英BBC4/18は理由を上記2つ併記)
 先立って4月5日には天台宗 別格本山 書写山園教寺の大樹 玄承 執事長は関西テレビで声明文を読んだ。
「・・・・・もし、もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば私たちはこれから、信者さん檀家さんにどのようなことを説いていけるのでしょうか。 今わたしたち日本の仏教者の真価が問われています。私たちにとってこれが宗教者・仏教者であるための最後の機会かもしれません。」

 文化庁統計数値では日本の宗教家(僧侶、牧師、教師)約68万人中の46%ほど、宗教団体数227,000中38%が仏教各宗派※。仏教徒にとって唐天竺方向は聖地とも言える。荒廃・亡国を黙して見てるはずは無い。声を上げなくとも祈りは続けていると思いたい。
(※蛇足:各宗派が言う信者数合計は2億1700万人とか!?まぁ神社神道系との重複が多いのかもしれないが・)

 釈迦の生地インドでは当初予定コース9Km/3時間を2Km/30分に短縮、19000人の警察官がガードし沿道で声援を送る中国人も反対するチベット人も眺めるインド人もいない。正確な空気感は分からないが、聖火リレーの2日前に行われた「鎮魂の聖火リレー」はガンジーが荼毘に付されたラージガートで採火され合わせて行われた抗議のデモ行進には主要閣僚だったフェルナンデス元国防相がチベット象徴の雪山獅子旗をまとい、デモの先頭に立っている。政治的な中印の結びつきとは別に相容れない感情も又、垣間見える。


'08/ 4/ 13 山仕事:ようやく姿を見せたウグイス。

 去年から始めた開墾畑の野菜作り。主に昼食用に使ったが、植えた作物の中でうまくいったもの、失敗したもの、それぞれ反省の対策を込めながら2年目の作付け。
 初年度は土もまだ・・・という言い訳もあったが、2年目はそうも言えないだろう。去年は殆ど買った種を直播きしたのだが、今年は小さめの苗床も作った。ホームセンターで売っている野菜の苗は接木までしているものもあるようだけれど、そこまでは出来ないにしても、草に負けない程にしてから畑に移植すればいくらかいいかと・・・
 そんなこんなで畑仕事をしていると周期的にやってくる野鳥の群れの中に「ウグイス」がいた。「声は聞こえど姿は・・・」の様に警戒心の強い野鳥で、中々その姿は見えないのだけれど、見慣れない色合いの小鳥が混じっていたので「もしや!?」と思ってシャッターを押したら、それが「ウグイス」だった。
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まだ日本ではリレーされていない。聖なる火種


 報道する事は緊張を煽る事になる。とかいうのであろうか国内メディアは:産経新聞くらい。
聖火リレー騒動に気をとられている中にも想定リスクに対する軍事行動は極めて冷酷に作動している。 「米軍、空母3隻を台湾海峡周辺に展開」:朝鮮日報。
 事大主義感覚が嗅覚を研ぎ澄ませるのか台湾海峡のクリチカルな現実をすかさず伝えている。勿論当事者はもっと緊張して見ているはず。元は同じ中国人社会でも親日的と日本で受け止められている台湾だが、こういった緊張感報道を直接的に台湾発信情報として目にすることはない。知る限り彼らのメディアでリアルタイムで日本語サービスしているサイトは、ビジネス・観光・週報以外ない。大方の台湾メディアは中国語(当然)と英語報道だけ。この辺りも現実的な彼等の判断らしい、当然この分野で日本を頼りにする事はないだろう。国際世情にはノホホンとした日本センスはK・Yも国際的な領域まで広がってきたか・・・。
 自衛隊、該当部門は逐次監視対応していると思うが、最近続いた不祥事やらでは中々正常な報道として伝えられる事はなくて益々国民意識とのギャップがひろがる。

 ま、聖火が走る長野、善光寺参堂辺りで雪山獅子旗の小旗を振って声援するくらいは妨害ではない。ちゃんとまともな対外発信を出来ていない今、日本で人権、差別を叫ぶ方々、議員さん筆頭についでに部らく同盟さん、教組のそちら方面、元日蓮系もその位はして見せないと
 「日本人てぇのはやっぱり何を考えてるのか分からん!?」と見られそうだなぁ。

 幸い、警察庁が10日に発した「【※中国警備隊】の実力行使認めず」:産経:読売/という部分は好感がもてる。この時点では「今後、中国側に通告する。」という事だったが11日には
泉信也国家公安委員長が「日本の主権の侵害にあたる」と閣議後会見で話したという、正論。
 警察庁と中国公安局とは因縁のギョーザ事件があるからなぁ。でもギョーザ対決 といい、ここで毅然として気骨を示した事はグッジョブだね。ついでに※FCCJでも記者会見をして欲しい!
※(中国では【聖火防衛隊】と称していたような・・・=とても凶暴な青色トレーナー隊)
※(※FCCJ:日本外国特派員協会:通称「外国人記者クラブ」。)

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  春なので、タイヤ交換

 去年秋、夏冬兼用の履きつぶしスタッドレスを3年ぶりでNewタイヤに入れ替えた。
ということは。この春からは、先シーズン下ろしたスタッドレスを履き続けるか夏タイヤに替えるか!?の選択を・・・替えると言っても坊主タイヤしかないので調達するしかない。
 が・・・ちょっと考えたら荷室下部に入っているスペアタイヤはいまだ使った事がない!年数は経っているがNewタイヤと言っていい。あと3本と思ってヤフオクを見たら、そこそこ履けそうなのが2本で\3K円。ラッキーと即Get。まだ1本足りないし減り方もバラバラに近い。このままスタンドに持って行くのもなぁ・・・それは去年のサイズ違いスタッドレスもそうだったけれど・・・ホイールからの手交換は30年ぶり!ホイールの表裏を取り違え、嵌めこめなくなった。(-_-;;;結局nafuさんの整備工場に持ち込んだのだった。
 少しは去年の学習効果があっただろう。と今回は再チャレンジ→結果は→
あと1本どこからか見繕わないといけないが、既にこのタイヤ、ジオランダー044は廃番なんだよねぇ。まぁ後継モデルでもいいんでしょうが1本だけ最新というのも・・・なので今の最古1本がスリックになるまでに探しておこう。


'08/ 4/ 6  山仕事:2週間位早いかこの陽気は

 去年の4月を振り返ってみたら、「ショウジョウバカマ」を見ていたのも、「エナガ」(巣作りを始めていたが)を眺めたのも4月20日頃だった。
 今年は既にこの月初第1週で「ショウジョウバカマ」が咲いた。と言っても去年、林道整地をしていて見つけたのを、畑の片隅に移植したもの。少しは畑を開墾したときの肥料が効いたか、日当りのよさが効いたか畑の隅には本来は紫系の色が淡いピンク色に変わった花。

 ウグイスがよく鳴いているので、その鳴く姿を撮りたいとカメラを向けるが中々レンズのなかには入ってこない。近づいてくるのはシジュウカラをメインとした小集団。よく見るとその中にはエナガとヤマガラも混じっている。普通野鳥の集団は同種で構成されているものだろう思っていたが、少し意外だったのでWikiで見てみるとこのヤマガラ、シジュウカラ、エナガは結構混じって群れるようだ。巣作りの季節に入るとそれぞれテリトリーを主張し群れる事はなくなるようだが。
 麓の畑ではトラクターでの耕運も始まりマルチシートで覆った畝が増えて来た。去年よりちょっと早い気がするが陽気もいいので、開墾畑には野菜を蒔き始めた。
 まずは、大根、ラディッシュ、レタス、サニーレタス、ニンジン、エンドウ、インゲン。を蒔いた。
次にキュウリ、セロリ、ネギの場所を決めたら開墾畑のほぼ半分の面積が埋まった。
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 注目していたガソリン暫定税の課税終了

 1月に出した【つなぎ法案】を「ガソリン税など道路特定財源に関する税以外」とし更に一部修正して通す事で、ガソリン以外での「あれも、これも」のパニック回避をするという表向きの「とりあえず・・・」を決めたのが先月28日。
 衆参両院議長が28日午後2時すぎ、両院副議長を交えて国会内で会談。直後に与野党6党の幹事長を集め、河野氏が「国民生活をこれ以上混乱させないためにブリッジ法案を年度内に成立させてほしい」と要請。この協議により、【みなし否決】による衆院再議決が可能になる4月末と云う時間を越えるブリッジ期間を4月末迄ではなくて5月まで効かせる2ヶ月間にする。との姑息な妥協で落着させたようだ。これで4月1日からのガソリンの25円分課税停止がとりあえず決まった。ただ同日20年度予算も通ったので25円課税を見込んだ歳入計画は、はなから最低1ヶ月分は歳入不足となるわけだ。という事で・・・

 その日の47ニュースにUPされている各県のローカル新聞を拾うと、
長崎新聞:「県、来月の入札延期 道路財源めぐる混乱で約6億円分」
東京新聞:【群馬】「暫定税率期限切れ想定 来月予定事業を執行保留」
上毛新聞:【群馬】「道路、17億分凍結暫定税率切れで県」
西日本新聞:【長崎】「県、道路入札見合わせ 暫定税率期限切れ 財源確保めど立たず」
日本海新聞:【鳥取】「鳥取市も8事業凍結 江津土地区画整理など道路関連 」
信毎新聞:【長野】「県が暫定税率期限切れの場合の対応確認」

その後、30日(日曜日)あと一日で暫定税率施行期限が迫る日には---
山梨日日新聞:【山梨】「暫定税率あす期限切れ 道路整備凍結も」
河北新報:【宮城】「迷走国会 いら立つ自治体 暫定税率期限切れ」
山形新聞:【山形】「暫定税率廃止で歳入不足想定 県内自治体、予算執行の留保など検討」
デーリー東北:【青森】「どうなる道路整備 久慈道などストップか」

いよいよ31日(月曜日)今日で暫定税率施行期限が切れた日!には---
沖縄タイムス:【沖縄】「税収39億円減 対策取れぬ県/道路暫定税率「廃止」」
名古屋タイムス:【愛知】「暫定税率期限切れに愛知県戸惑い」

 危機管理体制が取れているのか、知事の判断なのか?即応する自治体。様子見の自治体。反応しない自治体とその地方報道社。反応も様々だが 、即座にこの財源による計画中止を実施し、その内容も報道される県民は正常だろう。いやみを言えば即応しない集団は追随する処世術で自治を行うだけだったのかもしれない。「せんたく」とか中央政権云々を言いながら目立つパフォーマンスに精を出す知事方々も現れる中、地方自治の自立を口にしながらこの危機にどうするかを表明しない自治体は官僚内閣の縮小Copy版でしかない。
 残念ながら岩手でダントツ購読数を持つ岩手日報は県行政の「我々は如何にするのか?」を報道する事は無かった。本当にリーダーシップがあるのか疑問を覚える。こんな官僚系知事をあてがう 側にも責任はある。と言えば小沢一郎党首にも責任はあるという事だ。
 市紙的な岩手日日が県紙に代わったわけではないだろうが
「暫定税率の期限切れ 各界に波紋広がる (03/31) 」との記事を掲載している。

 かつて小泉純一郎首相の下で行われた「道路関係四公団民営化推進委員会」は何を生んだったろうか?当初委員で2人だけ残った猪瀬直樹氏は『道路の権力』『道路の決着』を著し現東京都副知事へ、大宅映子氏は従来からのジャーナリストとしてTV出演などを続けている。
 この委員会の成果は日本道路公団/ 首都高速道路公団 / 阪神高速道路公団 / 本四連絡橋公団 の4公団民営化。という事になるのだろうが、今回のぐちゃぐちゃした政局騒ぎでの中では10年間54兆円(当初は65兆円)。9,342Kmの道路建設のあと更に1万4千km迄の道路建設計画とか。カラオケセットとかアロマとか野球のグローブとバットとかマッサージチェアとか丸抱え慰安旅行とか「あんなこともこんなことも」が表に出てきているのも成果といえば成果なのかもしれない。(苦笑)  かの推進委員会も今回の様におそらく4月単月で2000億円に上るだろう計画施行を数日前に停止させるだけの力も影響もなかった。

 3月30日(日)NHK日曜討論。唐突に福田首相の出演、月曜日あと1日で切れる暫定税率期限。前日に至り「あと一日有りますから最後まで・・・」なんだこの思考回路は?一億火の玉?本土決戦?かつて地獄を味わった時代の為政者と同じではないか。この時代なにを血迷った発言に終始するのか?駄目だったけれど精一杯頑張った姿でも見せたい?ではないだろう。勝負は尽きていた。「(期限切れは)財政に大きな赤字を生むが、赤字公債の発行が許されるのか。今の財政状況からいって非現実的だ」と始めに言い訳をちりばめたみ話の展開に自分自身、矛盾を感じていないのか?最後までこの人は正常なのか?と思って見た。あくまで25円暫定税率を正当化しなければならない操り人形みたいなものだ。こんな話を臆面もなく話す、この人に着いて行って地獄に落ちるのを自分は望まない。日本の国の弱体化を望むなら別だが、まぁ小泉氏の「イロイロ・・・」「自衛隊のいる所が安全地域」発言やら「辞める事にします・・・」の安倍さんも正常とは思えなかったのだが・・・

 歳入という収入が減れば当然歳出を減ずるのは正常。退職後、雇用保険で食いつないだ後の半年間以外はずっと民間企業で禄を食んだ身ではドルショック、石油ショック、ニクソンショック以降何度もおとずれた危機感からすれば今の行政組織が面している歳入不足云々はその組織にとって軽度な刺激の範囲に思える。計画変更、固定費削減。粛々と行って欲しい。只なにも縮小再生産ばかりではない転んでもただでは起きないのがオトナでセイジカではないかレトリカルな口論に終始するだけではなくて、しんどいときこそ明るく楽しいお言葉を述べられる事も期待して有権者、納税者はキミ達を雇っているのだ。この機に普段なら掛け声ばかり(声もないか?)で殆ど効果をだせない生産性向上。温い仕組みに浸ってその仕組みを守り延命する意識を変え生産性の向上に向かうしか救われる手立ては無い。(はずなのに・・・)票と納税で雇いたいのは、それを変えるプロを。というのが菊爺と云う一有権、納税者の思いなのだ。  

 4月1日。常用に給油しているセルフのGS。1日からちゃんと値下げしてくれた。\123/1L。特に買い控えしていたわけではなくてFuelMeterの目盛り1のチョイ下にきただけだったがほぼ定期補給。「ちゃんと下げたねぇ・・・」「あっちでも下げたんでねぇ。まだ在庫はあるんですけどねぇ!」チェーンソー用携行缶にも入れてもらいながら交わす会話。
 最近、課税内容が表だってきた部分は注目されて、そこのメカニズムだけは理解されているので若干のディレイがあるかもしれない事は消費者も不思議には思わない。ただ4月1日から下げる店、下げない店はそれぞれの商人手法なだけで、原油高、為替変動等々、それぞれの理由で小売価格は始終いじっている。結果消費者負担が増える場面毎に石油業界は多大な利益を上げている。在庫云々は消費者が支払い、購入する店を決定する事には全く関係ないのだ。4月1日から値段の下がった店には客は増えるだろうし下げない店には遠ざかるだけで、まぁ消費者よりはるかに商人には当然の商行為の範囲。

 「自分が入れているGSは下げてくれた。」多分そこでの給油はこれからも続けるだろう。自分が給油している時間帯17:30時現在での不自然な混乱は全くなかった。普段より混んでいそうだなぁというGSも見かけたが、面している道路まで並んでいる光景は見なかった。変な煽り立て方をしているのはセイジカとメディアだけ。かつて「石油ショック」時の宰相中曽根氏も「中東紛争の結果、石油削減の見通し・・・トイレットペーパーも・・・」の発言がきっかけか1973年、砂糖や小麦粉、洗剤などの生活必需品まで買いだめ騒ぎ。「業者の売り惜しみと便乗値上げ、消費者の買いだめと噂の連鎖」で起きたパニックの学習効果か、それ以降「・・・ショック」ではそれほど動じなくなった。今回も消費者は割合冷静。1日からの\25/Lの値下げに期待する消費者と翌日「倒産の心配はない」とキャリア新人に訓辞する首相。居眠りをしながら聞き流す1種合格者もいる国家公務員合同初任研修。こんな人たちに37年も税を預けて来たのか・・・というガッカリと、これからの納税の義務感は希薄化して行く。それでも東京都知事は東京都自治体単独ででも課税したいと、のたまう。「・・・なら、してみろ!・・・」
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 「They are telling lies.」・・・ネット上には様々な画像が出回ってきた。

 当初、中国当局が提供したチベットの刀剣を振りかざす暴徒の姿。その暴徒の姿が入った画像といない画像が出回っている。 又、他方にはチベット僧侶の僧衣を手に抱える人民解放軍人の集団。

   上側の画像円内→右上の
「手に刀剣を持つ暴徒」と説明された画像を覚えているだろうか?
最近は絵画だけでなくデジタル画像の修正、捏造もお手の物のようだ。
下の画像には刀剣の暴徒はいない。どっちが正しい!?
  この画像の人物は、中国人民解放軍の兵士としてパトロールしている姿を目撃したと証言されている。

 なぜ解放軍兵士がチベット仏教僧侶の僧衣を持って集まっているのか?これら画像の真贋論もあるが「便衣兵」とかの戦術策謀を連想することは容易。


 今年予定されている北京オリンピックは良くも(良い事はあるのかなぁ?)悪しくも記憶か記録に残る催しになりそう。恒例になっているオリンピアの丘での採火式では早速、開催国中国のスピーチ中にオリンピック開催に反対する勢力のパフォーマンス乱入。聖火はなんとかリレーし始めたが、開会式欠席を表明する国の代表者が相次いでいる。

 聖火はなんとヒマラヤに運び上げるという。前代未聞のリレーという。何の為・・・と言うまでもないが「(チベットと5輪)オリンピックを政治問題にすべきではない」といいながら、国家発揚とか取材チケットをちらつかせながら報道規制との駆引きとかみえみえのプロパガンダをフルパワーで使うChinaテクにはヘキヘキしてしまう。

 ヒマラヤに聖火を持ち上げる上げる為なんとベースキャンプ付近まで舗装道路を建設中とか、ゴミ拾いをする登山家の「野口健」さんのH.Pにその辺が記載されている。登山家としても。或いはもっと次元を高めた聖地なのかもしれないこの地に対する思いは人一倍だろうし、穢れた手から守りたい思いかもしれない。リンクしているページの「NEXT」で次のメッセージ「チベット動乱〜北京五輪出場への条件〜」の文末には、有名人でもある彼の正面切った物言いで書き連ねたこのH.Pによって、2度とチベットに入れない、チョモランマへは帰れなくなるかもしれない。と書いている。彼1人の聖地ではなくアルピニスト全てが思いを抱く地であることだろう。書くことに対する決意がにじむメッセージだ。
 そんな聖地破壊を進めるこの道路にも特定財源など流れていないだろうね(あぁ、間接的には核も長征も持って月にまで旗を立てようとする経済大国な中国様にはまだ日本のODAが流れているんだっけ・・・自嘲・・・まるで冊封だね)
 まぁ、既にヒマラヤ頂上に立つ聖火のシーンなどは撮影済みか捏造大スペクタクル作品が出来ていて、当日はスタジオ経由でDelay付き中継でもするのかもしれないが・・・
China国では「和諧之旅程」という聖火リレーらしいがどうしても「倭懐之旅程」という駄洒落で・・・

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 「Taspo」の不思議・・・

 種子島と千葉県八日市場市[現・匝瑳(そうさ)市]でこのカード運用の試験を行ったらしいが、そこで実施試験していた未成年者喫煙防止を目的とした(!?)「タスポ」が全国展開する。あの東国冶知事がいる宮崎県と鹿児島県ではパイロットエリアとして3月1日から実施済み。第1次〜第3次として5月から7月にかけ順次稼動してゆく。
 酒は財務省と「ビールもどき酒」との知恵比べもあるし値上げを黙して受け入れさせる事は無理だろうが、「タバコに対する規制や税金UP」は正面切って反対する人はいない!?議員様の中にでもいれば中々の豪傑だね。自分はネガティブな反対の意味を込めタバコを止めて早2年を過ぎようとしている! 喫煙中止は誰もが知っている世界の潮流。

 いまや日本でも「喫煙率は1966年頃(男性83.7%、女性18.0%)をピークに、2006年では全体で26.3%(男性41.3%、女性12.4%)」(:JTdata)という事でオトコはまだ成人の4割が吸う事になっているが、禁煙エリア拡大。「タバコ部屋」。とも言われるような臭い、黄ばんだ部屋に隔離されて吸う環境、クルマにも標準装備から灰皿が付かなくなる今では喫煙人口は着実に減るよね。

 という事で、着実に喫煙率Downを果たしているこのタバコに「Taspo」なる世界でも始めてのたいそう便利(!?)なシステム登場!!まぁ自販機王国の日本だから、自販機販売の多い日本の象徴的な禁煙取り組みになって誇らしいことなのか!?
 自分の好みから言えば、個人認証付き自販機などというものより自販機そのものをなくしたほうが何かとスッキリするだろうと思うのが菊爺なのだが、そんなのは時流とはかけ離れた夢想事なのかもしれないなぁ。おそらく世界中でこんなに自販機がはびこっているクニはないだろう。自販機の「楽さ加減」が表にあれば裏、弊害もあるはずなのだ。表が有れば裏もあり上があれば下もある。JT殿に限らず耳障りのいい面だけをアピールして物事を進めるようなことばっかりしてドンドン厚化粧でごまかすやり方に漬かるのを疑問にも思わないからメタミドホスギョウザなんかを買わせられる・・・天クダリストにもなれるエリートには自販機の功罪とか、あるべき方向を見定める手立てを考えて欲しいのだけれど、それがTaspoだとは到底思えない。

 JT自ら、自戒の念を込めて実行するならいいのだろうが、これを扱うのが外郭団体「日本たばこ協会」「全国たばこ販売協同組合連合会」「日本自動販売機工業会」 というのが気に入らないなぁ!「ここにいったい何人の天クダリストがいるのか!?」と友人の弁。これは同感。実行は全てシモジモにやらせ、それを管轄してますよと云う形態で、実態は新しっぽいお仕事を作り、効果レポートをまとめる(させる)だけ。  俺ならむしろ自販機撤去を法制化するがな!自販機がなければそれなりにFace to face で売り買いすればいいだろう!なにか問題があるのか?吸いたい時にタバコが吸えないから人が死ぬか?小売り店が手を抜けなくなるのと自販機会社がチト残念がるだけだろう。

 いつも行くスーパーで見かけた、このTaspoカード申し込み書類の立派な事。国内全域への配布費用を想像するに・・・一杯お金もかかっているのだろうなぁ。外郭団体というと天下りという単語がすぐ思い起こされる。・・・という事だけが気に入らない主なものなのだけれど。+もう一つ、試験的にTaspoを実施していた「種子島」では確かにカードを実施して未成年者の喫煙は一時減ったものの再び増加!!したとか。こういった試験結果はどう改善し、どう反映して全国展開しているのだろうか?
(南日本新聞:一部引用)

 タスポによる成人識別は、千葉県八日市場市[現・匝瑳(そうさ)市]や種子島で試験導入され、同協会は「未成年者の購入防止に効果があった」としている。しかし種子島署によると、未成年喫煙者の補導は一時減ったものの再び増加。「先輩から借りたカードで買った」と話す少年もいたという。  


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