徒然なるままに

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2009

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2008

'08,1 '08,2 '08,3 '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8  '08,9  '08,10  '08,11  '08,12 

'10/ 12/ 26 山仕事:今年の冬は暖かい・・・と油断してたら、師走にドカ雪

 12月半ばでも10℃にもなる日が出てきて、まだまだ小春日和が続いているのか!?と思った矢先に庵周辺は一夜15cmの降雪。
やれやれと、朝から雪掻きからスタート。コンパネにブルーシートの仮屋根としてもストーブを入れればそこそこ暖まり、純粋な外仕事のログワークよりずっと楽!とぬくぬくしていたら夕方には降り続く雪が更に積もり夕方にはザッと30cm。
 まぁ例年11月末か12月頭にドカッと来る雪が今、降って来ただけかとも思うけれどやはり作業するにはしんどい季節に入ってしまった。さてさてホダ木伐りもしないといけないし・・・気が急く部分もあるけれど、冬至も過ぎこれからは日に短さも今がボトム。雪が降ればスキーも出来るし、いい様に思えば急く気も少し薄れるか(苦笑。


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   続「中国漁船 韓国警備艦と衝突し沈没」事件

 野次馬的興味みたいなものでもあるが、背景は多少相違しても中国漁船の違法操業と国境パトロールとの取り締まり事件という共通点からそれぞれの国同士の対応に興味を持って見ていた。
 今月18日の事件発生から丁度1週間後25日に韓国は拘束した中国漁船乗組員を開放、帰国させたようだ。これが「アッサリ粛々」かな!?
 何よりのアッサリは、事件当初は賑々しく報道した日本メディアだった。尖閣での海上保安庁が中国漁船乗組員を逮捕した事件では事件発生も然りだがその後起きたビデオ流出事件もあり連日Topニュースで中央メディア紙TV報道が続いた。当初は国内法規で粛々とといいながら地検判断で釈放帰国とか良く分らない処置に至るまで、ここにも官房機密費とやらが使われているものかどうかは分らないが他国の類似ケースへの報道密度はきわめて低い。
 事件発生当初は大々的に流れていたが、その後の報道は尻すぼみ。メディア的な報道価値判断なのか?なんによるものか?その後を知りたいと思って各メディアサイトを巡ってもちゃんとした報道をしている所は中々見当たらない。

 そんななかでAFPの日本語サイトでは面白い画像を載せていた。
韓国沖の黄海(Yellow Sea)で21日、違法操業中に韓国海洋警察庁による取り締まりを
受けた中国漁船12隻が、船体を互いにロープで縛ってひとかたまりの大船団を作り上
げ、逃走を図った。黄海の韓国の排他的経済水域(EEZ)では中国漁船による密漁が常
態化しており、海洋警察庁によると過去1年に332隻を拿捕したという(2010年12月21日
撮影)。(c)AFP/PARK YOUNG-CHUL :(AFP BB News2010,12/23)


 国内メディアのこの韓国と中国の漁船沈没事件のその後報道では、報道自体も小さなもので拘束後1週間で開放。外交的問題に発展しないよう配慮か?とかコメントも付くがこのAFPを見るとこの周辺での韓国海洋警察と違法操業中国漁船とのやり取りは日常的なもので、これなら1週間で開放と言うのも不思議はない様に思える。

 常態化しているという尖閣諸島周辺での海上保安庁と中国漁船への警備活動。
これを今回の漁船乗組員逮捕から一連の出来事で知った人も多いはず。なにも唐突に発生したことでもなく、ある面起きるべくしておきた事件。領土・領海」の問題があるとかないとか見て見ぬ振りが状態を解決する事はないのだろう。
 いまさら単に目先を追う報道姿勢のメディア批判でもないが正確に実態を知らせる報道が欲しいと切に思う。
 
'10/ 12/ 19 山仕事:今度こそホントの初雪!?!初雪!?しっかり渋滞もあるし・・・

 先週のほのかな初雪と違って今週、庵周辺は3,4cm程は積もりましたね。
午後から夕方にかけての雪だったので帰りごろには路面はすっかり融けて・・・見えました。
けれどこれが曲者で、気温は-3〜4℃おまけに一旦止んだ雪も舞ってきて。先週の積もらない雪とは違って解けた雪が凍りその上にさらっと白く!案の定、シーズン初めの降雪に対する慎重さも加わり帰り道の県道r19は30km/m位のソロソロ運転。一関から東山に抜ける峠の舞川付近から延々とテールランプがつながっている。やがて全車停止。
 う〜ん、この先3km先の狭山トンネル付近でスリップして道を塞いだクルマがあるのかそれとも追突でも!?5分ほどそのまま待ったけれど、サイレン音がするでもなく渋滞の列は伸びるばかり。急遽、昔通った記憶のある山側の旧道に入り、念のためナビを"on"束稲山麓を縫う様に周る市道をグルッと迂回して東山の市役所支所に出る。
 何時もなら30分の道のりがこの日は1時間コースとなった。

 何度か圧雪になるほど雪が積もり、ドライバーも冬道の勘を取り戻せばこれほどの渋滞はないだろうが、いづれ冬の雪が降り始めた時と春先の思わぬ雪の時がスリップ事故に会いやすい。超スローペースにイラツクこともあるけれど、雪道のスリップトラブルはひたすら安全領域を確保して走るに限る。ぶつかってしまう方もぶつかられた方もアタマにも来るしサイフにもダメージが及ぶ。

 ログは土間を確保したので、ストーブでも焚いて、マイペースで小屋組み材の加工でも!と目論んだのだが、いかんせん窓やら出入り口の開口部がそのまま。全体をブルーシートで囲ったものの、そのままにしている開口部からは冷たい風が土間を素通りするように吹き抜けて行く。
 やっぱり開口部は塞がんとストーブの恩恵も半減。という事で開口部には仮窓、仮扉をという事で、窓枠とドア枠を設え、丁度ホームセンターで安く出ていたポリカのプラダンとプチプチクッション(エアーキャップシート)を駆使して隙間風対策に!


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 携帯電話機種交換。
今まで使っていた携帯の外筐ケースが欠けてしまったのもあるが、なにやらこの機種は携帯電波の周波数帯の変更で先々使えなくなるとか・・・まるで地デジ騒ぎのようだが、そんなのでユーザーに負担を強いるなど何事か!!などと思っても見たが「値引きするので新しい機種への買い替えを!」とキャリアの甘言にそそのかされで携帯買い替え。
 どうやら何時頃からか基本料金体系も変わっていて、ここで機種交換をすると、ザックリ月\1000程のコストセーブが出来るようだ。なら買い替え費用も2年も経たずに元が取れるか〜!?とどっちかといえばそれがメインで機種交換したようなもの。(苦笑

 通話時間など、月10分程の時もあり山仕事で、何か!の時の非常通信手段みたいなものでもあるし、現状でも使用料金は月額¥2000円台程度、それでもこれが¥1000台で納まるならそれに越したことはない。てな事で、自分にとっては通話よりも必需機能のラジオ付きを選択。なにせ百姓仕事などをしている時はイヤホンでラジオを聞きながらのバターンなので、携帯と、ラジオとなんて2台もポケットに入れて!なんて面倒な事はしたくないので、前機種からラジオ付きに慣れてしまった。

 インセンティブが廃止になり携帯電話自体は高くなったが、料金体系もようやく下がり歪んだビジネスモデルの携帯業界もようやく世間並みになりつつあってコレは結構なことだ。
 特に自分のような月に百円とか数百円程度しか通話料金のかからない、まったく非常用連絡手段的な使い方ではいくら携帯電話本体を¥0円とか¥1円ににしたような昔の料金など腹の立つ事の一つだった、そもそもキャリア間のユーザー囲い込みとメーカーとの癒着で業界全体オイシイ商売を続けていた異常さが、そこそこ携帯電話でも先頭集団にいた日本の携帯電話が世界の片田舎に引っ込まざるを得なくなり、欧州、韓国に負けてしまった原因なのだから。

 一度だけ千代田区永田町に建つ山王パークタワービルに本社を構えるキャリアのその本社ビルに入った事があった。受付ロビーはその44階建てビルの中ほどにあり、そこで面会相手の連絡を待つ間に見た風景が印象深い。
 眼下に皇居が見える。国会議事堂も首相官邸も足の下なのだ。こんな光景を見ながら仕事をしてたらそりゃぁ横柄な態度にもなるんだろうなぁ・・・と当時肩で風を切るという古めいた言い方もピッタリ来るキャリア社員の顔つきに重ねて変に納得したものだ。
 それから程なく、優秀だと思っていた日本製携帯電話など、それまでの日本製電気製品が世界を席巻したかつてのビジネスモデルとしては異端の製品であるが為の世界では通用しないモノとなってしまった。えらそうな役人臭さが漂うこの山王パークタワービルに生息していた大手キャリアの責任が大だと思うねぇ。いまだ自分はその大手キャリア端末は所有した事がないが。


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 あらら!どこかで聞いたような出来事!?
NHKのニュースでは「中国漁船 韓国警備艦と衝突し沈没」
共同通信では「中国漁船、韓国警備船に突っ込む 黄海で2人死亡・1人不明」
読売新聞では「中国漁船が韓国艦に衝突・沈没、取締官に暴行」
朝日新聞では「中国漁船が韓国警備艦に体当たり転覆 1人死亡1人不明」
産経新聞では「中国漁船突っ込み2人死亡 黄海で韓国警備船に」
毎日新聞では「中国漁船:韓国警備艇に体当たり 50隻が違法操業」
NHKのニュースソースは韓国海洋警察によるとという事だし、新聞は共同通信の配信だろうが「聯合ニュースによると」ということわりがあり、それを受けた新聞社各誌のリード分だけ見比べても、さて事故的な衝突なのか?日本の尖閣での事件のようなものなのかは分らない。
なんでも菅首相は「リーダーシップ発揮?首相が情報収集を指示 中国漁船の韓国警備船衝突で 」と報じているのは産経新聞。最近リーダーシップの表現に凝っているかと覗えるわが国のリーダーだが、産経がおちょくっているだけか笑(苦・・・をとるだけなのか

 ただ、事が起きて殆ど間をおかずに映像が流れたのは尖閣のドタバタとは違いますねぇ。
特にお隣国の行動はマニュアルによるものなのか?カプサイシンPowerによる直情的なものか、ハタマタ尖閣事例のシミュレーションか?いづれ機を見て敏なる事は彼の国とは違う才覚の方々かと・・・
亡くなった方がいたという事には申し訳ないが
 今後の中国の出方と韓国の姿勢は気になりますねぇ。アッサリ粛々という事かな?。
 
'10/ 12/ 12 山仕事:ようやくの初雪は積雪0.5cm!いつ積もってもいい頃合の林となった。

 毎年、12月初めの初雪はドカ雪が普通。という感覚なのだが今年の初雪は積雪0.5cm程。昼前には融けてしまった。
確かにここまで雪がないとイヨイヨ温暖化か!?とも思う。季節外れの暖かさもあって、落ち葉の中からタンポポが咲いたり、転がしておいたホダ木には今だナメコとヒラタケが生えている。霜が降りる日はさすがのしぶといキノコも凍っているが、昼飯にはまだまだ貢献してくれる。

 忘年会シーズンの師走。山暮らしに入りそんなせつかれるような季節は雪囲いやら、落葉後のホダ木伐りやらでそれなりの季節感もあるが、今週末同級会の忘年会。何年か前の定職から替えた生活パターンにも忘年会という季節の催しがあることがありがたい。今シーズンは2回目の忘年会で程よく酔う。
'10/ 12/ 05 山仕事:フワフワ舞い降りた雪虫

 シーズン初めのドカ雪はまだ降っていない。週中、大荒れの雨は例年なら20cmほども積もる雪だったかもしれない。
今年の夏は・・・とか秋は・・・とかなにかと気象変動も言われる中では去年一昨年と比べてどうだこうだと思いもするが、この里山にいる時間が長くなってから少し過敏に感じることかもしれない。会社員時代はさほど思いもしなかった事に過敏になっているだけかも。

 12月にもなればいつ降雪があってもおかしくないわけで、ロフト床面まで積上げたログ壁はこの辺りで冬仕舞いの雪囲いをすることにした。
 土間の天井になるロフト床面に雨雪の備えをすれば土間は冬場でも作業スペースに使える。これからにシーズンは、ホダ木伐りと天候を見計らいここで小屋組み部材の加工が出来るはず。
 ログ壁作業は現物合わせ的な作業が多かったので、図面の重要性はそれほど高くはなかった。小屋組みはそうは行かないだろう。ちゃんと図面を書いて作業しないと組み始めて桁の上に角のみドリルなんかを担ぎ上げる事にもなりかねない。そんな事はしたくないものだ。ま、修正用の手ノミ位は活躍しそうだが(苦笑


 床張り作業中に雪虫が飛んできた。白い綿のようなものを尻部分につけてフワフワと飛ぶさまは確かに雪虫の名前が良く似合う。
数年前まではそんな虫がいる事も知らなかった、雪の季節のほんの少し前に短い期間飛ぶのだそうだ。この虫を見かけると程なく雪が降ると言う。
 初めて知った時にちょっと検索してみた時は「あぶらむし」の仲間とかで綿のように見えるものは蝋質の分泌物とかと説明されていた。
 今回もう少し別な詳しく書いてあるサイトを読んでみると、
【トドノネオオワタムシ】・・・http://miyanooka1.sakura.ne.jp/eieaeyukimushiai.html引用
 北海道ではユキムシ、雪虫の名で親しまれているこの虫は、正式名=トドノネオオワタムシというのですが、昆虫類有吻目アブラムシの仲間の昆虫で、北海道には10数種いるようです。彼らはアブラムシが植物の液汁を吸って生活するように、春と夏とで、寄生する植物を変えながら、樹液を吸って行きている生物。
 詳しく書くと、春にはヤチダモ類の葉裏で生活し、5月上旬頃に成熟した基母が処女生殖によりまた多数の♀を生むのです。
またその♀も早熟多産で、次々に処女生殖を重ね、生まれた子虫は、数日間の蛹後、翅を持った成虫になり(これが第二世代)、この第二世代が7月頃にトドマツに移動し、卵を産み、夏の間はこのトドマツの根(トドノネ)で、アリと共に生活しながら、第三世代の子虫=♀を産卵。このトドマツで育った成虫が綿をつけてユキムシになるのです。・・・
 そしてこの♀が、再びトドマツの木からヤチダモの木に移り(この飛ぶ様を私たちは見ている)緑色と、オレンジ色の子虫を生むのですが、ここでの緑色の子虫が初めての♂。
 で、この緑の♂の子虫は餌を取る口も持たないで、寿命はたった1週間ほど。そしてその間に♀がこの♂と交尾し、越冬する1個の卵を残し、死亡し、一年を終える。


 なんとなく虫の世界も大変なもんだ。この綿上の白いものをつけた第3世代とかの雪虫の役割が次の年に生き延びる種を残す虫ということですねぇ。その前の第二世代も後世代へ引き継ぐ役割なんですが、去年、麓の廃屋脇で伐採していたモミの木だと思った木は「トドマツ」ではなかったか!?「ヤチダモ」は見かけるけれど、その廃屋脇にあった「トドマツ」以外にもこの里山のどこかには「トドマツ」が生えているんだろうなぁ。

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