徒然なるままに |
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'09/ 10/ 25 |
山仕事: 紅葉は里山まで降りてきた。 バイクツーリング仲間から紅葉の頼り。八幡平も須川岳も既に頂上付近の紅葉は終わり、高原ロードの途中、標高の低いほうが見頃という。 ここのログサイトも休憩小屋もモミジ類が茜色に染まってきた。ウルシと山桜は少し早くに色が付く。ウルシの赤は目立つが山桜は色づいて間もなく散り始め枯葉となって山道に広がっている。ホウノキの葉は色づきもせずに枯れてバッサバッサとやはり山道を覆っている。縮れた様に細く丸まり紅葉しているシデの木の葉、薄く光を通し茎と一緒に落ちるコシアブラの葉。あと2週間程もすればこの里山も葉が散り秋風がスカスカ吹き渡って来るようになるか。 少し前の朝刊に山のキノコはもはや終盤!?とかいう記事が載っていた。ここにも温暖化のせいか?天候不順か今年はキノコのはしりは平年より1ヶ月位も早く出てので終わりも早い。とかいう内容だった。 去年はホダ木に植菌したクリタケ、ヒラタケ、ナメコの初収穫だったが思った以上に採れ、野菜類もそうなのだが採れる時が一斉で嬉しいのもあるが、もう少し徐々に期間が長く生えてくれないものか・・・なんて気ままな思いもしたものだ。今年はクリタケは去年と同じように多量に収穫できたが、ヒラタケは初期に気付かないうちの大きくなっていて慌ててそれを採ったものの後が続かなかった。ナメコはさっぱり生えずに、やはりあの新聞の記事のようなのかなぁ・・・とか思ったが、今週になってナメコが生え出した。まだ小さいものも多いが生え方は去年と似たようなもの!周囲を見ると朽ちた切り株には植菌ではない自然のクリタケも密生して生えてきている「ホッ」ともしたけれど、なんだ?あの記事は!?自称キノコ名人か誰かの受け売りだったのか?新聞なのだからそんな噂話レベルの話題を書かないで欲しいなぁ。といささか腹が立つ。 一昨年に林道を開くため伐って道端に重ねていたコナラの丸太にシイタケらしきのが生えてきた。どうみても色も大きさカタチはシイタケに見える。シイタケも去年から植菌をしておいた、ようやく先週辺りから2,3個生え出して気付いた時は傘が広がってしまったのを初物として食べたばかり。 キノコでは一番ポピュラーだと思うのだけれど、実はスーパーのパック入りのものとかホダ木に生えたものしか見たことが無い。 こんな風にシイタケも自然に生えているモノなのか!?食べてみたいけれど、どうも食中毒が気になる。俄か山仕事人の底の浅さ。 | ||||||||
'09/ 10/ 18 |
山仕事: 田んぼは稲刈り、脱穀の時期 稲刈りをしてハセに架けて乾燥。2,3週間して脱穀。という従来のパターンから、ちょい遅くまで刈らずにおいて、コンバインで一気に済ませる。 最近はこの県南地域でも後者の比率が高くなり、おそらく半数以上はその方法になって来たかも!?確かに労力的には楽なのだが、小さなもので200万円とか!?大型では我が家の農機で考えられる範囲をはるかに超える金額だそうだ!そんなキカイはとてもとても小規模農家では見合わない。手の回らない農家対象に、大型機械を携えて作業請負のカタチもあるのだが、これまた費用面では結構なものらしい。確かに農業従事者の高齢化に伴い、作業請負の形態も多くなっているのだが、ならいっその事、稲作を止めて米は買って食う!方がTotal的には安い。 今、そんな選択が浮かぶ小規模稲作農家では今の農業従事者がいなくなれば稲作自体が激減しそう。この週、天気予報を見ながら急遽脱穀作業をしたけれど、丸一日家族数人でかかれば終わってしまうとは言え、作業自体は確かに高齢者にはキツイ・・・ 企業の人事考課、異動は停滞したままだと益々その中の水はというか新陳代謝が鈍り活性も失われドロドロ血状態になる。てなわけで定期、適宜問わずポストの上がる人もいれば。飛ばされる(!?)人もいれば・・・。ここにその中では将来を嘱望!!つう位のレベルではないけれど、その集団ではまぁそこそこの社員が運も手伝ったか昇格を果たし新しい部署を担当する事になった。受け持ちは社内でも中々手強そうな部署。その任を受けた最初の事業計画。 それまで代々〜前任者時代の倍を超える予算計上が出て来てビックリ。! 結構な大型設備もあり、身の丈ハルカ上空な設備・等々。それまでの予算実行実績を確認しても計上額は実行し切れていない。償却はどうする?以前のレベル。予算獲得出来たにしても実行しきれない。実行出来たにしても効果的に使いきれない。神棚にでも飾るか!?てな結末であろう事は察しがついた。「こりゃぁ新任管理者として能力を試されているんだろう!」上目遣いで提出される資料にはそんな思いがしたそうだ。 規模は雲泥の差ながら、一企業の事業計画と国の執行予算。規模を問わなければ似たようなものかもしれない。まぁプロの政治家とプロの官僚のゲームを見ているような感もあるが「なんの為に!」さえ共有化出来れば済むような気もするが・・・前政権の補正予算の執行停止のあとの初の予算組み、概算要求報道。思わず忘れてしまったはずのカイシャイン時代のひとコマを思い出してしまった。使い切れずの「不正経理」とか「マッサージチェア」なり「ナントカ法人」への垂れ流しとかはとにかく止めてくれぇ〜という事だねぇ。いったい誰のカネか!?とね。 鳴かなくとも鳴くまで待てる余裕はないし、鳴かせて見せる技もない。ならば斬ってしまえる度胸もなければ、さて次の手は?処方箋は歴史的スケールでも大して変わっていないのかも。 ログ積みは11段目の長手方向終了。ここの面にある窓開口部は次の段には塞がる所も出てくる。イヨイヨ、セトリング処理をオサライオサライ。チトこれも泥縄的だなぁ。 | ||||||||
'09/ 10/ 11 |
山仕事: 4年目の鮭!? この山で開墾から・・・!と決めたのは’05年の晩秋。 決めては。所有地の端に接する市野々川を遡上する鮭を見たことだった。まぁ面積であるとか、生えている木、植生とかは希望に沿うものだったし、2,3の物件を検討していたが、小川に毛の生えた程度のあまり汚れていなさそうなこの川で「バシャバシャ」と瀬尻付近の少し緩やかになった流れの端で産卵する姿があった。 その季節でなければ見ることは無かったはずだから、偶然のめぐり合わせだった。それを見なければこの地でログを刻んでいる事も無かったはずだなぁ・・・ 今週、知多半島に上陸し石巻まで縦断した台風18号の増水でここまで上がってこれたのだろう。北上川〜磐井川を上りこの市野々川に入ってすぐの所に鮭漁の柵があり、それを超える増水時でなければ、ここまで遡上出来ないはず。鮭の子は3〜5年海で過ごしたあと生まれた川に回帰する。という事は広く知られている。4年前、ここで見た産卵のその稚魚のごく僅かが、この日見かけた鮭かも知れない。・・・と感慨深く橋の上からシャッターを押した。 3年目でログを刻み始め、4年目の秋11段目までログは積みあがって来た。 | ||||||||
'09/ 10/ 04 |
山仕事: 10段目から、さて11段目。。 音: 「カツン」「コツン」と響くのは大概、東屋の屋根に落ちて跳ね返るドングリか栗の音。林の中に落ちれば「ポソッ」とか「ストッ」てな具合。葉の茎まで一緒に落ちるコシアブやらデカイ朴の木の葉、ウチワかえでなどは枝に当たりながら最終的には「ガサッ」とか「ボサッ」とか林の中で動物でもいるのか?の様に響いて落ちる。 ログサイトから見える範囲に民家なり建物はない。 森の中の1軒屋がこのログキャビンのイメージだったのだからそれはそれでいいのだが、独りログワークをしているとチェーンソーやノミなど自分がたてる音以外はラジオを常に鳴らしているが、林の中から響く物音に初期の頃はビクッとしたものだった。 まずは、「クマか!」てなビクつき具合で。 新聞などではクマの獣害も報道はされているが、今年は木の実のつきがいいようで、この辺りはクマが徘徊している様子は無い。山の奥の方で冬眠を前にした捕食は充足しているものか!?それでもそろそろ栗やドングリもピークを過ぎるだろうからこれから彼らが寝付くまでは・・・ちと心配。 今週初め上空、北のほうから聞き覚えのある「クワックワッ・・・」と断続的な鳴き声。あぁそんな季節かぁと思って見上げていると鉤型の編隊を組んだ白鳥の群れ。南の方に向かっている。週始めに見えた一群の後は毎日昼前後はこの「クワックワッ・・・」声で空路というのか飛び行く位置は多少違うが大概の群れはログサイトとして伐り開いた空間から見える。100羽にもなるほどの大群も来れば数羽だけの群れもある。それぞれがそれぞれの避寒地に向かうのだろう。思わず携帯電話のシャッターを押した。 山仕事をしている間は深い森の奥!見たいな雰囲気もある周囲だけれど、山林面積はそれ程広くはなくてインターから数Kmしかないしアクセス道に入るR457からは200m程度の距離。ちょっと大きな排気音をたてるクルマとかバイクの音は結構聞こえてくる。大きな道路まではその程度の距離しかないので、週明けから始まった一関市長と市議会議員選挙の選挙カーが発する連呼音は大きな音で聞こえてくる。こんな音量は※騒音規正法とか何とかに触れるんじゃないかと思うほど。ガンガン耳には入ってくるが何を言っているのかはさっぱり頭に残らない。 国政選挙と違い地方選はごく間近に利害・損得関係の絡み合いみたいな所があるからあまり関わりたくないトコロ。元々自分が利害で成り立つみたいな付き合い方は得意ではないからだろう、美辞でも麗句でもエゴが透ける様で、一票単位まで票読みされるという選挙には距離をとってしまう。現状41議員数が34名に下がりその定数+1名しか立候補していないとかでは投票率など上がらない。合併効果の検証選挙でもあるはずなのだけれどどう見ても盛り上がりには欠けている。 市のホームページからは平成17年度以降の議会議事録も閲覧できるし、議決記録も確認する事は出来る。議事録は忠実で生々しさが伝わるが、全てに目を通すには根気がいる。せめて議員自身のHPやらブログなどで活動報告をしてもらえば助かるが、デジタルデバイドなるものの最たるものか、議員でそんな報告を心がけているのは自分は二人しか知らない。選挙期間中の辻立ちや白い手袋で手を振るのもいいが、選挙カーから流すウグイス嬢(今もそう言うのか!?)の連呼は自分には耳ざわりで、議員活動の説明責任などとは言わないが、むしろ日常的な活動報告を何らかの形で行うべきだろう。国政選挙で破れた前政権政党は大衆迎合ポピュリズムとも民主党政権を揶揄する。けれど大衆の声を聞かなくなったか聞こえなくなった彼らを拒否したのも大衆。 国政選挙よりもっと身近なはずの地方選挙。議事録検索などで市ホームページのリンクを開いて更に開いて見ようとすれば見る事は出来るのだが普段は葉っぱが落ちる程の音沙汰も聞こえない。発する言葉とリーダーシップを生業とするのだから本来は議員自身の表現で伝える言葉を聞きたい。市のホームページが提供するそれら記録を読み解けば議員活動も認識できるが、例えば請願紹介実績とかとか議員としての発信、表現は必要だと思う。投票率が上がらなくても固定票で充分(むしろ浮動票で左右されたくない)と捉える地方選なら、その仕組み自体が旧態然として地方活性化にもつながらないと思うのだが・・・。 ウグイス嬢の連呼騒音も週末には終わり、今日は投票日。せめて市議会議事録に目を通し打てば音が響きそうな候補者に投じようか・・・ でも35候補者の内34人を選ぶだけだからなぁ・・・この候補者は拒否だ!とかの判事国民審査みたいな拒否票と普通の選挙得票が集計されるような投票はないのかねぇ。ま、合併効果の定数削減で自覚する現議員は既に立候補しない事を決めたものか・・・ ※騒音規正法:拡声器による騒音規制は自治体で規制することが出来る。・・・殆どの県では拡声器音量も規制区域により細かく規制している条例を定めているが公職選挙法による選挙カーとか公共の・・・とか付くと除外例になるようなんだなぁ。 |
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