徒然なるままに


2016 '16,1 '16,2 '16,3 '16,4 '16,5 '16,6 '16,7 '16,8 '16,9
2015 '15,1 '15,2 '15,3 '15,4 '15,5 '15,6 '15,7 '15,8 '15,9 '15,10 '15,11 '15,12
2014 '14,1 '14,2 '14,3 '14,4 '14,5 '14,6 '14,7 '14,8 '14,9 '14,10 '14,11 '14,12
            
'16/ 9/ 24    収穫の 秋U

 クリ拾いが忙しい。落ちているクリは拾っておかないと・・・クマ・・・
ここ数年、木楽庵周辺の山栗は不作だった。
とてもクリご飯が出来る程は落ちていなかった。
 それがどうやら今年の山栗は豊作の様子。どんぐりも大分落ちている。
今週は拾ったクリで茹で栗が2回、栗ご飯も出来た(^^♪そういう食べる側には豊作万歳なのだが気になるのは熊の出没。

 以前、クリが豊作だった年には熊の足跡と糞をみてしまった時にはそこからクリ拾いは殆ど山道の上だけで藪に入る気は失せたものだった。
 春から夏にかけては頻繁に「熊出没情報」が地元FM局から流れていたが、最近は殆ど聞かない。深山のブナの木が豊作な時は熊はそれをメインの餌にするらしく、ブナが不作の時は熊が人里近くまで降りて来る!!。
 とも言われているが、今年のブナはさて!?里山のクリは豊作っぽいので、奥まった山のブナの実とやらも大量に落ちて熊を引きとどめてほしいもの。

 藪の中のクマはとんでもないが今、林の中ではいろんなキノコが生えている。
時に図鑑などで見たことがあるキノコらしいものも目に入る。週始めには薄茶色の大きな傘にブツブツと黒っぽい濃茶の点々があるキノコが目についた。イメージ的に自分にはエイリアン系映画「プレデター」の皮膚感を連想する。

 端的に言えば気持ち悪いキノコだ。「ひょっとしたらこれはコウタケじゃないだろうか・・・」と思いながらも、ちょっと怖くて手を出せない内にそのキノコは朽ち果てた。
 これが「コウタケ」であったら当地では「エノハナorイノハナ」と言い結構珍重されるキノコ。干して炊き込みご飯が最適で香りが特徴的で美味らしい。現物は見たことがなかったが、本物だったら惜しい事をしてしまった。


 さてさて懸案の稲刈りは週始めの連休に少し無理をしながら刈った。なにせ田んぼが乾かないので泥と格闘だった。結局、目論んだ全体の3/4は終えたものの以降は殆ど水が引かず、むしろ断続的な雨で又々田んぼは水を湛えている。
 この週末から来週中にかけて天気は安定するような予報が出ている。好天期の最後辺りを狙って残りの稲は刈り上げないと・・・
 

 
'16/ 9/ 17    収穫の秋、 稲刈り開始。

 里の栗は落ち始めたようだ。木楽庵周辺は山栗なので少し遅い。小粒の実をつける山栗が一本落ち始めた。
 夏の終わりから実をつけていたブルーベリーは品種を変えて10本程植えているので、その株によって熟すタイミングがずれているようだ。毎週そこそこ実をつけて楽しめたが、そろそろ終盤。

 オーバーラップするようにナツハゼの実が熟してきた。和製ブルーベリーと称する人もいるようだが実は小さい。ブルーベリーと同じくジャムに適していて、爺的にはこっちの方が味が濃くて旨い気がする。

 今年は台風が例年と違ったコースをとって来ていて周期的に強い雨に見舞われている。稲は登熟期も過ぎて早く刈ってしまいたいのだが、泥濘状態の田んぼは手強い。今週末は連休と言う事もあって、娘ファミリーを動員して一気に終わらせようと目論んだが、やっぱり難敵はぬかるんだ田んぼ、連休前に準備として道具類をチェックしハセ架け用のハセを10間程突いておいたのだが、それも含めて連休初日は全体の半分しか終わらせられなかった。

 コンディションが良くて適度な人手さえあれば一日仕事の小規模な水稲農作なのだけれど、我が家によらず少なくとも北東北圏の稲刈りは大変そう。
 明日は残り半分の更に半分が刈り終えれば御の字かも。  

 
'16/ 9/ 10    稲刈り 近し、休耕田には外来植物が蔓延る。

 11号の後に迷走台風10号。共に上陸、当地にも影響はあったが被害は軽微。
その後の12号九州北部に上陸、長崎は大変だったようだがじき温帯低気圧に変ったあとの北東北への影響は少なかった。
 同じく西日本沿いに北上した13号も途中で温帯低気圧化。でもこれは当地では雨量が多かった。元は台風なので風も有り深夜の風雨の音には稲の倒伏を覚悟したものの、幸いにも我が家の稲はなんとか耐えてくれている。

 今年は台風発生は遅かったものの先月末から特に北日本に対してはあまり間を置かずに襲来、今回の被害地域は未曾有というほどの被害が出ている。
 メディアの天気予報では先月来の北日本コースはラニーニャ現象の影響が解説されている。今のところ出だしが遅くとも台風は14号まで発生している。
 この様な発生ペースなり、発生件数の少ない年は確かにラニーニャ現象の確認された年と合っているようだ。

 前回のラニーニャは2010年。年間の台風発生件数は現時点の今年と同じ14件だが一つは3月に発生したもの。気象庁がラニーニャとしたこの年の夏以降は7月2件/8月5件/9月4件/10月2件で13件に留まっている、今年は14号で終わりではないだろうから、近年では2010年が特異な年だったかもしれない。

 ま翌年の2011年はあの3.11の年なのでその被災記憶の方が鮮烈で前年の台風の事など、こうやって過去データを見るまではそんなに台風が少なかった年だったことなど全く覚えていない。(苦笑

 ただその年、何があったのか振り返ってみると確かに台風を用心する事は少なかったようだ。この年に何があったか!?民主党鳩山政権、最後にはルーピーと呼ばれ菅首相へと替わり官房長官は仙谷由人衆議。尖閣海域での中国漁船体当たり事件。日中ともに盛り上がったものの確か仙谷官房長官は国としての判断を避け「那覇地検の判断を了とする」とか言ってスルリと逃げたでしたっけ。う〜ん確かに良くない年でありましたね(苦笑

 今思えば、この年小惑星探査機のはやぶさ君帰還は、そんな世相の予感から、より一層盛り上がったのかもしれませんね。
 台風に関すると、この年はひたすらログ積みに励んでいて台風で作業が遅れる事もなかった。ので波乱の世相とは裏腹に天候は夏は暑かったが総じて荒れた年ではなかったような気がする。

 気象的には2010年と似ているような今年、国内政治的には2010年とは逆になっているけれど対外情勢、隣国・隣々国は騒がしいというより2010年より更にエスカレートしている。せめて天候だけは穏やかであってほしい。

 
'16/ 9/ 3    里J君 ショック交換。と台風10号。

 迷走台風10号。
徐々に変わる予報は北にずれて一時は当地直上通過がずっと北に移って・・・
当地被害は殆どなしでエガッタエガッタ!
 とも言ってられないですねぇ、進路予報が北に遷り台風が引き連れ回す降雨帯をもろに受けた岩手県北沿岸部〜北海道は死者もでる大きな被害となった。
 9月3日時点で当岩手県では死者12名不明者16名、孤立集落27か所と報道されている。集中的に9名の死者が出た岩泉町の高齢者施設、施設と地区それぞれの管理責任云々と報道するTV局も多い。当事者は「あっと言う間の・・・増水」「停電で避難指示が出せなかった・・・」とも応えるインタビューシーンが何度か流れた。

 記録の中では直接東北に上陸する台風は初めて!とか。確かにほぼ毎年台風に見舞われる地域よりは強い台風には不慣れではあると思う。だが山間の地であっても農業・林業・畜産業など天候、特に台風などにに敏感な産業・はたまた商業・工業であっても頭上を通過する台風には注目するはずだ。
 ただ今回この地域ではほぼ真上を台風が通過するとか台風が引き連れてきた豪雨帯に入ると認識していたのだろうか!?!?

 先に11号が通り過ぎた後の台風10号だけに、沖縄付近まで行った後に戻って来たような迷走台風ではあった。戻ってきても気象庁が立てた進路予報は上陸地点を京阪/関東/東北とこれも迷走と言うのか、進路予測が難しい台風だったかもしれない。その後気象庁予報では石巻、牡鹿半島付近に上陸、その後は当地直上を通過するという台風予想進路が2日ほど続き被害を受けた30日の夕方まで上陸地点は石巻牡鹿半島付近を示していた。

 石巻牡鹿半島付近に上陸し北北西の進路をとると、当地宮手県域を通過する。
稲の登熟期後半台風に直撃されれば倒伏は免れない。
 30日は朝からTV・ラジオをつけてPCは気象庁・tenki.jp・ウェザーニュースをウォッチしていた。17時頃、風雨は弱くなり空は明るくなってきた。
 気象庁サイトの台風進路は台風が日本列島に近づけば定時毎に更新するが更新タイミングは4、50分遅れるようだ。衛星画像の方がディレイは少ない。
 その画像は台風中心部は牡鹿半島を過ぎて台風は宮城岩手沿岸を北上しているように見える。

 台風は逸れて行った!事を確信し雨も治まって来たので田んぼ被害を確認しに車を出した。田んぼに着く前おそらく18時チョイ前だったはずだが車載TVの台風情報は岩手県大船渡付近に上陸した模様と報道。田んぼを見ると台風も逸れて100kmも北に離れた。風雨も治まり幸いにして水稲の倒伏被害は免れた。

 夕食後、夜の台風情報では宮古・久慈地域の被害の大きさを報じていたと思う。明けて31日になり岩泉町の災害が明らかになって来て報道の多くはこっちに移った。
 避難指示が遅れた!避難が遅れた!という表現の多さに!?!?遅れたも何も、この地域では台風直撃はその直前まで認識できなかったんじゃないの!?
 高齢化地域の高齢者達も電気が通じているうちはTVを見ていたでしょう。
停電直前まで流れていた天気情報は 台風10号はどこを通ると放送していたものだろう!?。

 大元は気象庁の台風進路予想図なのだが、TV局各局それぞれ気象予報士を抱えながら台風進路予想は気象庁発表を垂れ流しなのだ。予報士の中にはもっと北に向かうとか降水帯が北上山地北東に集中するとか読んだ人間はいなかったのだろうか!?いたはずと思いたい。

 なんでTV各局の台風進路予報に違いがないのか!?誰かが制限している!?気象庁予報が間違っていて気象予報士の思う予想が当たっているかもしれない。けれどそれは公的予報とはなりえない仕組みがあるんでしょうね。
 その気象予報士の権限と責任・・・権限はないよね、せめて気象予報会社に入れるかもしれない、TV局で仕事ができるかもしれない。う〜ん日本国民、地球人類に貢献できるなどと思っている人は稀な存在の様な気がする。でも責任は大きいようで、各所に刑罰が散りばめられているのが「気象業務法」という法律らしい。

 確かに謳われている気象に関する警報は気象庁専任事項であることはわかるが気象予報士資格の制度が施行されて20年を超える。権限を握る公的機関職員よりも気象予報に鋭い予報士がいてもおかしくない。
 権限にすがって間違いを正さず決めたものは行ってしまえ!的なお役所臭さが気象現象にまで漂っているのなら天気予報が当たるわけはないし予報の匙加減で人が死ぬ・・・不作為かな。予報士さんもこれで良いとは思ってないんじゃないのかな。ま、お抱え局が踏み込まなければ波風はたたないだろうが。  

 

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