徒然なるままに


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'17/ 6/ 24 井戸掘り其の3と、巣立ちその2

 井戸掘りは手掘り部分の目標深度まであと20cm位までとなった。
直径32cmをキープしながら掘り下げるのは中々しんどい。基本的には単管の先端をギザギザに尖らした突っつき棒で掘り下げていく。
 既に帯水層を掘っているので水も溜まって来る。水が出ない層を掘っていくときは穴に水を入れながら掘るのだそうだが、そういう水の注入はしなくても済むが深くなるほど砂礫の層は固くなり掘るペースは下がる。

 掘って出る土は泥となるので、その泥の掻き出しに難儀する。そこで75φの塩ビ管の先端にゴム製のバルブをつけて手頃なやはり塩ビ管でつなぎ泥水の中を突っつき回す。泥水と砂は都合よく塩ビ管の中に収納されるのでそれを引き上げて排水するという要領。
 ネットで見て回ると、DIYの手掘り井戸掘りは大体そんな感じが標準的なようだ。そして書いているのは決まって「ひたすら繰り返す!」と(苦笑。

 現在のペースだとあと2,3日もすれば予定深度に達する見込み。次は貯水用の300φ塩ビ管の埋設ですねぇ。下の方は井戸水を集水するための穴開け加工をしておかないと・・・


 周囲の林は葉っぱが生い茂り日差しを遮って適度な日陰になる。葉っぱが茂る前は野鳥もよく目についたが、今は葉陰に隠れて鳴き声は聞こえるものの姿を見ることは少ない。 せいぜい傍若無人風な振る舞いをするヒヨドリがひょいひょいと山道を横切る程度。
 そんな中、唐突に枝先に留まっている野鳥が居たりする。巣立って間もない幼鳥だ。親鳥となると世間の荒波にもまれて相応の警戒心もあるので周りは身を隠せる葉陰だらけなので、あまり姿も見せずに移動する。無防備に姿をさらしているのは初心な幼鳥と言う事になる。

 この日はログ傍の太いコシアブラの枝にちょこんと留まっていた。時折首を回して辺りを窺っていた。何度か飛び立つ仕草をしたもののしばらくそこを動かなかったが意を決した感じで20m程離れたナラの木の方に飛んで行った。おそらく親鳥が呼び寄せたのかもしれない。
 殆ど人間の生活圏で活動し、餌などには不自由しないだろうスズメにしても寿命は1年程度と言われるようだ。人間が飼えばもっと長い間生きられるというが、元々の自然界ではそんなものかと驚く、まるで昆虫の命か。

 雛の段階でヘビやら他の鳥に殺られるとか平均寿命としたらもっと下がるはず。順調に育って巣立ちとなっても親鳥ならずともたどたどしい飛翔の姿をみると、まだまだ危ない時期は続きそう。まぁそれも一カ月もすれば素早く動き回る若鳥となるんだろうが・・・


'17/ 6/ 17 そろそろ掘るのも疲れてきた、井戸掘り

 井戸に使う帯水層は、地表近くの不圧帯水層と更に下にある被圧帯水層があると云う。地層が許せば上総掘りと言う深い井戸も掘れるようだが素人の手掘り井戸は必然的に地表近くの浅井戸でしょうね。
 現状狙っているのは手掘りでもあり、浅井戸ポンプで汲み上げて使う事を前提にしているので不圧帯水層からの取水を目指している。
 幸いにしてユンボで掘り下げた時点で表層の腐葉土と粘土質の層は1m程しかなく、その下の砂層に当たった。ユンボで掘れたのは底に立って頭が出る位なのでは表層含めて150cm強位し。なのでそこからはひたすら手掘り。

 直径30cmチョイで約1.5m程掘り下げた。この砂層は帯水層なので1日で手掘り部分はだいたい満水の水位になっている。梅雨時なのでこの位、水は溜まっても渇水期には、さてどうなのか!?ケーシングには300mmの塩ビパイプを使うつもりなので、定尺の4m近くまでは掘り進めたいもの。

 この不圧帯水層らしい砂層はまだ続いているようだが、この位の時点で砂層とは言ってもかなり固く締まっている。単管の先をとがらした手製ビットではかなり難敵。半日も突いたり砂を掻き出したりしていると腕がパンパン。
 現状は細い塩ビ管を継ぎ足して作業しているが、柄が長くなると撓んで中々思うように作業は進まない。
 いっその事、単管を継ぎ足してグッと重くして自重落下式にしようか・・・ちょっと道具は工夫しないと作業効率は下がるばかり。

 農作業や草刈りも忙しくなり始め、井戸掘りは中々進まない。2,3日空けて行って見たらユンボで掘った壁面にカワセミが穴をあけていた(苦笑。
 そういえば明日は地域の草刈り行事。なんでも道路脇の草を刈るんだとか、三桁ながらもれっきとした国道なんだから国交省のお仕事なんだろうが!!と思いながらも地籍境のブロックとアスファルトの間から生え出た雑草までは刈ってくれませんしね。


'17/ 6/ 10 エナガは、巣立ち時

 ログ周辺にはエナガが良くやって来る。
秋から春先にかけてはシジュウカラやヤマガラと混群となって、大体はコゲラが1羽追従するように混じっていたりする。
 辺りの林を周回しているものか一日に2,3回も多分同じ群れで回って来る。これが暖かくなってくると群れは見かけなくなりペアとなり繁殖期に入る。

 この時期は所謂「夏鳥」が渡来し繁殖する。サンコウチヨウが鳴き始めホトトギスの鳴き声も響き始める。
 木々の葉が茂り姿は見えにくくなるものの特徴ある鳴き声は結構耳に付く。野鳥の鳴き声の勢力図は季節によって随分変わるが留鳥の行動範囲は相変わらずの領域を保っているようだ。ヒヨドリもエナガも・・・

 この日、ログ脇の合歓の木に数羽のエナガがやって来た。
相変わらずチョコマカとせわしなく動き回るが中に緩慢なヤツがいる。ログから顔を出すとチョコマカはサッと距離をとるが、のろま君はキョトン顔。
 口に何か咥えていて腹部の羽毛も不揃い。どうやら巣立って餌の捕り方を覚えたばかりのようだ。

 エナガの巣立ち時は「エナガ団子」と呼ばれる行動をとるようだ。
尾羽は長いが身体自体は小さく丸い。まだ親から給餌されている時期ながら巣立ちの時がやってくると雛たちは1本の枝に押し競饅頭の様に寄り添って留まる。その状態で餌を貰うのだそうな。
 成鳥でも非繁殖期ではねぐらとなる木の枝に並列し、寄せ合って集団で眠る習性がある。とWikiでは生態の欄に書かれているので元々、こういう集団性を持つ野鳥なのだろう。
 残念ながら実際の「エナガ団子」状態は観たことが無いが、いつかは観てみたいもの。

    エナガ団子


「エナガ団子」で検索すると
数多くの画像がアップされて
います。
左画像は新潟県立「鳥屋野潟公園」
サイトから転載させていただきました。 URL=新潟県立「鳥屋野潟公園」



'17/ 6/ 3 雨の日は、パクチー。!?

木楽庵産パクチー。  Wikiで見ると、
英語では「コリアンダー」タイ語で「パクチー」
中国語では「香菜(シャンツァイ)」

 なんと日本語でも「(コスイ)」とか
古仁之(コニシ)」とかいう名称で生魚の薬味として使われていたそうな!
 しかも平安時代には「和名抄」という当時編纂された辞書に既に記載されていたのだと(驚
 でも現代では和食では聞いたことが無い・・・


 自分が初めて口にしたのは30年チョイ前、確かに「シャンツァイ」と説明されました。これまた仕事で初めて行った台湾。20cm位の鮒みたいな魚を少し包丁を入れてまるごと煮つけたのかな!?中華でよく見る八宝菜の様なとろみを掛けた上に春菊みたいな感じで束で載ってましたヨ。

 大概のものは食ってしまう爺なれどコイツは大変でした。口に入れた瞬間「カメムシ」を食べている様な味!勿論カメムシなど食った事は無いけれど、口にすればきっとそんな味と香りがするでしょう。結局魚は食べきったもののシャンツァイなるものは殆ど残しました。

 その会食を仕切ってくれた向こうの人は「日本人は殆どシャンツァイは食べないね」と笑いながら慰めてくれた感じで、ちょっと悔しかったですね(苦笑
 元々セリもミツバも茗荷も細かく刻んだ小さな欠片が汁物に散らしてある位なら苦にもしないのですが、それでも鍋物の春菊状態で出されたらそれも敬遠したくなるので香味用野菜は苦手な方ですから・・・

 そんなトラウマになりそうな好きになれなかったシャンツァイもこの30年の間にエスニック系料理も広まったせいか、これまた始めて口にしたトムヤムクンに散らされたパクチーは殆ど気にならなかった。これは葉っぱを散らした程度で春菊状態ではないですからね。とは言ってもパクチーだけを摘まんで口にすればあのカメムシ臭を思い出す。それでもスープと一緒に口にすれば気にならない。独特の酸っぱ辛さに気を取られるからでしょうかね!?妙にマッチしているというか・・・

 そんな程度の馴染みしかないパクチーを今年は畑に撒いてみた。
木楽庵の畑は山中開墾畑なのでかなり酸性度が強い。芋類などは放っておいてもそこそこ育つが葉物野菜は虫にやられたり、土壌の適正に合わなかったりで失敗するケースが多い。
 そんな中、今年初めて撒いてみたパクチーは何とか摘める位には育ってきてしまった。しょうがない、なんとか消化したいもの!

 日中は何時も聴いている地元FMで市内に1軒タイ料理屋があるのだとか!検索してみたら、この3月に三陸町に移転しているらしい。ホームページも出来ていたので見ると本格的なタイ料理店。トムヤムクンは探せばお湯を注いですぐできるカップスープ的なモノから、現地から輸入されているトムヤム麺とかもあるが結構当たり外れがあるようだ。
 ならばちゃんと調理して出しているその店に行って食べてみよう!
 正しいトムヤムクンの味のリファレンスになるんじゃないか!?
と週後半、雨の日に出かけてみた・・・
 南三陸町歌津に移転したタイ料理店「和sian-cafe amimaki」  



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