徒然なるままに

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2013

'13,1 '13,2 '13,3 '13,4 '13,5 '13,6 '13,7 '13,8 '13,9 '13,10 '13,11 '13,12
2012 12,1 '12,2 '12,3 '12,4 '12,5 '12,6 '12,7 '12,8 '12,9 '12,10 '12,11 '12,12
2011 '11,1 '11,2 '11,3 '11,4 '11,5 '11,6 '11,7 '11,8 '11,9 '11,10 '11,11 '11,12
            
'14/ 11/ 29  ロケット・マスヒーター、エージング中。外には冬鳥

 稲刈りが終わると、乾いて広くなった田んぼは「飛行機飛ばし」に絶好の場所だった。爺が小学校高学年の頃は。
 袋に入っているのは曲げた竹ひごと胴体になる桧の角棒、翼になる薄い紙、プラスチックのプロペラと動力用の糸ゴム。さて今でも売っているものか!?
チビチビ貯めた小遣い銭でその飛行機キットを買えば、稲刈り後から北風が強くなるまで遊んでいた。

 そして今頃からソリ滑り時期までは、冬に渡ってくる野鳥捕り。
今日び、それは野鳥保護とかで禁止されているのか、そんな光景は見ないし野鳥を飼っているのも目にしたことは無い。ま当時は「「かすみ網」はだめなんだって!」と言う事は知ってたが、その「かすみ網」自体買えるものでもなく、野鳥捕獲が禁止されていたのかどうかもわからなかったが、この季節の普通の遊びだったような・・・

 せいぜい買えたのは当時50円はしなかったと思う「ヒゴ通し」という単に竹ヒゴの径の穴を数サイズ開けた鉄板。
 穴の入り口は少し突き出て刃状になっていたと思う。竹をその穴よりちょい大きめに細く割り「ヒゴ通し」を通せば、均一な太さの竹ヒゴになる。
 断面10mmx5mm程の角棒にやはり10mm間隔程度に錐で穴をあけて竹ヒゴを通して組み立てれば鳥かご。
 その鳥かごにターゲットのオトリ鳥をいれ、やはり鳥かごの小さい判・・・「パタンコ」という(金網で出来たネズミ捕り風な仕掛け)捕獲かごで野鳥を捕まえた。

 捕獲する野鳥も種類によって希少性の高いものはステータスが高い。順位付けは希少性ともう一つ色合いかな、赤とか黄色とか紅ヒワ、マヒワ、ヒワ類は赤もあり黄色もあった。そしてマシコ。
 あるいは芸を仕込めるような野鳥。ヤマガラはやはり獲れれば喜んだものだった。カラ類でシジュウカラはヤマガラが混じった混群で定期的にやってくるので、そういう場所にオトリかごの脇に「仕掛け」のパタンコを吊るしておけばわりと容易く捕獲できるのだけれど、数の多いシジュウカラは捕れてもそのまま逃がしたような気がする。

 ここしばらくログ内作業だったが、気晴らしに外を歩いていたら、ムラサキシキブを啄ばんでいる野鳥がいた。今シーズンのムラサキシキブが実が少ないと思ったのはコイツのせいか!?と思ってみていると、シトドに似た色合いで3羽がしきりに実を食べている。さて何という野鳥か!?一応カメラに収めて、ネット情報と図鑑で・・・

 あまり目立たない茶系の色合いだったがそいつは「ベニマシコの♀」。
ベニマシコと言えば胴体部分と眼の辺りの赤色が目立つ鳥だった記憶があって、子供時分の野鳥捕りではべにヒワと並んで捕ったヤツは誇らしげに威張っていたものだ。なのでベニマシコと言えば紅い鳥というイメージだったがあれは♂だったんですねぇ。人間界と違って鳥の世界は殆どの種類が♀より♂の方が鮮やかだったりするので、同じベニマシコでも♀が捕れれば、やはり逃がしていたかも・・・


 ロケット・マスヒーターの今週は少しづつ火を炊き煙道に煙を通してレンガを乾燥させている。エージングとでもいうのかレンガ積みはレンガを水に浸してセメントで積み上げているので、乾燥しきらないうちは温度も上らないようだ。
 それでも火を炊き始めて5日め辺りか、土間の室温は20℃程まで上るようになった。今まで使っていたストーブとは明らかに違う温度感覚。
 なんというか柔らかなぬくもりというのか、熱くなったレンガからの輻射がそういう暖かさを感じさせるのだと思う。

 ただ残念ながらそういう暖かさを感じられるのは着火してから4時間ほど経たないと恩恵はない。まぁそれまでは縞鋼板の放熱板から暖を取れるが、やはりそれは直接的な温度感覚。レンガが発するぬくもりはちょっと違うようだ。
 薪の投入をやめてからのレンガの輻射熱はどれほど持つものか!?おそらく3,4時間ぐらい続くんじゃないかと思うが、これは泊り込んで試してみないとわからん。


'14/ 11/ 22  須川の雪はもう春まで消えないか・・・&ロケット・マスヒータ]


 タイトルとは全く無縁な今週の記念日11月19日 「世界トイレの日」:unicef
(日本では11月10日:「いいトイレ」だとか)
自宅で購読している新聞は、数日遅れで焚き付け他諸々の用途で山行きのデイパックの中に!昼食がてら読む。
ニュースは殆どネットで見るので、数日遅れの新聞で読むのは殆どスポーツ欄、文芸欄、声の欄、訃報連絡などなど。時に2面3面の国際ニュースなどにも目を通すが、まぁ2,3日の遅れなど木楽庵生活には全く影響が無い。

 そんな昼食の眼休めに見ていたコラム欄に「世界トイレの日」と言うのがあった。今週19日はそうなのだそうな。
 なんでも世界では三人に一人がトイレを使えない生活だとか、確かにTVのドキュメンタリーかなにかでインドのトイレ事情的な番組を見たことを思い出した。
 ガンジス川の沐浴では川に入って水で清める作法なのか手ですくった水を頭から浴びるシーンが良く出るが、その脇を死者の躯が流れてゆく、勿論他のゴミやら排泄物なども・・・衛生的な観点からも、日本では考えられない、そんな日常が当たり前にある。

 海外から日本に訪れる人が驚くのは、流行語にもなった「お・も・て・な・し」もあるが、このトイレについても感激して帰る観光客が多いという。か)
 少し前にはあのオシュレット!公衆トイレのトイレットペーパー!トイレのドアを開けると便器の蓋が自動的に開くトイレ!とか、「音姫さん」というのかな、用をたしている時に水の流れる音をわざわざスピーカーから流す装置とか!とか、こういう風に聞くと、いやぁ日本のトイレは最先端と言えるのかもしれない。

 話に聞くかの国の仕切りの無いニイハオトイレとかは体験した事が無いが、体験した中で驚いたのはメキシコのレストランで入ったトイレは、横方向5m位の丁度小中学校であるよう手洗い場というのか立って太もも辺りに横に伸びるトタン板で雨樋の大きな形に設置した溝がトイレだった。お国が変わればトイレ事情も様々。確かにインドのガンジス川の風景を想像すれば、世界でトイレの整備は1/3止まりと言うからにはインドでは5割にも満たないのかもしれない。

 トイレ先進国になったかもしれない日本だって、野山や人気の無い所での「タレっぱなし」から、川への排泄、便所化、肥料化、排泄処理は木へらで拭いたとか縄で拭いたとか、平安時代の高貴なお公家様は香をたいたオマルでなさったとか・・・なんと昭和初期には「屎尿投棄船」で海に投棄してたのだとか。まこれは現在でも隣国ではそうしているようですし。

   欧州花の都パリでは石作りの多層建築は早く発展したものの下水道整備が整わず大方はローマ時代に作られたものだったそうな。人口の流入が多くなり上水道を先行して整備した。
 それまで手を入れていなかった下水道は敷設場所も分からないものが多くしかも尿はセーヌ川へそのまま放出、糞便はそれを窓から捨てたのだとか(驚

 なので町中臭くて、香水は必需品、そして道を歩く時も道路上に投げ捨てた糞便を踏まないようにハイヒールが考案されたという。今はファッションのハイヒールも当時のシャンゼリゼを横断するには、高さ60cmもあるハイヒールで歩いたのだとか。
 いづれ避けては通れない古今東西共通テーマなわけですし「世界トイレの日」は今更ながら、なんと壮大かつ永遠の命題かもしれませんねぇ。

※一部参考まで(キッズ向けかな)【下水道の歴史】;「社団法人日本下水道協会」


'14/ 11/ 15  林に降る雨も雪に変わる日が近い。&ロケット・マスヒータ\


 週の中ごろから天気は崩れて、雨が多くなった。作業はロケット・マスヒーター煙道のレンガ積み諸々なので殆ど屋内だから雨は気にならない。それでも外に出て見ると、林の中を流れていく霧が良く見える。
 ログ傍や林の中層に茂っていた葉っぱが殆ど落ちて見通しがよくなったせいだねぇこれは。雨に変わる前に結構風も吹いていたので、まだしがみついているナラとクリの葉以外は大方落葉時期となったようだ。残っているのはその樹冠域と笹竹、ツツジの低層域位。ラジオでは週末に「雪も!」と言っている。

 ロケット・マスヒーター
先週作ったバイパス煙突のバルブ部分を取り付けたので、丁度煙道のレンガを積んだ部分の硬化待ちもあるので、ヒートライザー部分とこのバイパス煙突を使って、燃焼試験。 懸念している所は数多い。まずはこのレンガ積み燃焼筒、ヒートライザーと放熱板で上手く燃えるものか?ヒートライザーが温まって、完全燃焼になるまでの時間は?ヒートライザーにただ被せた状態の縞鋼板で組んだ箱状の放熱部分の煙漏れ?そしてバイパス煙突のバルブ機能とかとか。まずは試しに日を入れて確かめる事に・・・。

 結果は!丸めた新聞紙に積んだ小枝に火をつけると、火床も回りのレンガも組んで1ヶ月は過ぎているのでソコソコ乾燥していると思うのだけれど、以前試しに作って見た1斗缶とペール缶のロケットストーブに比べ、火の燃えつき方は遅い。安定して燃えると「ゴー」と、さも勢い良く燃えている状態になるまでに20分位要した。音も「ゴー」ではなくおとなしい「コー」てな感じ。これはレンガで覆われているせいかもしれない。時間的なものは、レンガの熱容量によるものか・・・それでも着火して5分位には放熱板から出る熱を感じられる。ただそれまでに煙は結構漏れてるねぇ。

 ヒートライザー下部の基台部分にただ載せた部分、同じく放熱板天板も、そういう密閉度が低く見た目でも隙間が有りそうな所からか確実に煙が出てくる。そして、差込式の煙突の付け根部分かtらも。
 窓を全開にしながら、着火した火種に更に小枝や薪を入れ「コー」という燃焼音がし始めると、隙間のある放熱板やら煙突の付け根部分から漏れていた煙も出なくなり、代わりに木酢液なのか、積んだレンガの水分が残っているのか、水っぽいものが染み出てきた。いづれこの煙が漏れる箇所は、しっかりセメントなどで塞げば大丈夫だろう。

 ヒートライザー部分だけの火入れは、レンガ積み作業が中々はかどらず、というかセメントの硬化待ち時間もあるし、煙道が完成してから一気に火入れ式!!という自信もないので、出来るところから試しながら確認して行こう!という所。
 なにせ、作業ごとにチョコチョコとトラブルも起きるので、そこで立ち止まりながらと言うわけなので進捗はギクシャクしたもの。それでも煙道のレンガ積みはようやくログ壁貫通!!

 と、なったものの、マタマタ要追加工発生だねぇ。穴を開けたログ壁と煙道の間には遮熱板でガードしようと思っていたが。レンガを積むセメントの量が多すぎたか!?遮熱版を入れ込む隙間が無くなった。
 それほど高温になる訳ではないと思うが、嬉しくも煙道の温度が期待以上に上って長時間それにさらされ木部の炭化・・・なんてなるのかどうか!?ではあるけれど、考慮はしておくに越した事はない。

 いやぁ煙道を通したあとで、狭くなった隙間を広げないといけないが、さてどうしようか・・・チェーンソーのバーも入らなそうだし、無理に入れればレンガが削れるか、ソーチェーンが切れるか?手鋸でシコシコと隙間を広げますかね。
 ま作業が進む度に、こんな調子ながら、徐々にカタチは出きて来た・・・かな。


'14/ 11/ 8  落葉の季節。&ロケット・マスヒータ[


 先週末から今週の初め世間では3連休と言ってるが、この3日間黒服着用の日となった。
普段の生活が人里離れた山の中と言う事もあり、多くの人の中にいた3日間は、無菌状態からいきなり風邪菌ウヨウヨのなかで過ごしてしまったのか!?どうやらこの秋の終わりに風邪を引いてしまった。

 まぁ年に1度くらいは風邪を引いているのでたまたま、このタイミングで引いてしまっただけなのだが、今週中作業ペースも中々あがらない。 来週末は、早々忘年会も予定に入っている。なんとか回復するように養生しないと・・・


 ロケット・マスヒーターは煙道のレンガ積みも8合目辺りまで来た感覚。
煙道折り返し点での掃除口と、煙突取り付け部周囲の仕上げに入り始めた。
 煙突は2本出す予定。1本はヒートライザーから降りてくるダウンドラフトを煙道に導き、Uターンして、再度ヒートライザー近くで排出するメインの煙突。もう1本は、レンガ煙道に入る直前から、排出出来るようなバイパス煙突を出す事にした。
 いままでペール缶で作って見たロケットストーブでは、燃焼効率の高さや、ダウンドラフトの強力さで水平引きにした煙突でも苦もなく廃棄する事は確かめている。
 ネット情報でも、この燃焼ガスの排出力がロケット・マスヒーターが成り立つ最大の特徴と言われている。

 けれど、これは勢い良く燃焼している状態での事であり、勢い良く燃焼するためにはヒートライザー内の温度が600℃程まで上らないと成り立たない。要は着火から安定して燃え続けるまでの時間はやはり煙も出るし、時間もかかりそう。
 それまでの温度が上るまでの過渡期のガス・・・煙を煙道内に引いても煤が付くだけ!になりそうな気がする。

 原型試作的なものを1度作って見ただけなので、これで、本番の実機製作にかかるのも少し無謀な気もするが、まそこはアマチュアの特権で!!ただ、気になる着火後ヒートライザーの温度が高まるまでの間、煙の出る不完全燃焼ガスを排出させるバイパス煙突を設けることにした。

 「ゴ〜〜」と鳴るあのロケットストーブの完全燃焼状態に至るまでは、このバイパス煙突のバルブを開いて、ダウンドラフト直下の集合部分から煙を排出させれば、いいんじゃないのかな!?
 てなわけで、円盤状にカットした縞鋼板を6φの鉄棒に下手な溶接でくっつけ、バルブを入れてみた。


'14/ 11/ 1  須川初冠雪。&ロケット・マスヒータZ


 前日の天気予報では「山沿いには雪、冷え込みも今シーズン一番。」と言ってもシーズンはまだ秋。それでも一桁の最低気温は冬の近さを伝えている。

 翌日は天気も回復した。多分須川は初冠雪だろうと、回復した天気に合わせて久々のバイク庵行。須川岳の写真を撮るときは盤井川堤防かログ周辺が多い。バイクと重なりそうな須川の初冠雪を撮ろうと思ったがあいにくの、曇天時々日差し!レベル。
 午前中の日差しを反射するような須川の初冠雪は翌々日撮れた。この日は終日快晴。「曇天時々日差し」ではスキッとした須川を撮る事は出来なかったが、雲ひとつない晴天でもあまり気に入った写真が撮れない、スランプかなぁ!?それとも須川岳を撮り飽きたか!?そんなわけはなく、季節ごとに変わる須川岳は見ていて飽きない。
 あまりにも雲ひとつ出ない晴天でも面白くないのかも・・・


 ログはロケット・マスヒーター製作7週目。発注しておいた縞鋼板が着いたのは先々週か!?部材発注は順調ながら製作そのものが遅々として・・・
 それでも今週はヒートライザーを覆う縞鋼板で作るラジエーターとでも言うのか、燃焼室を置いた土間側で暖を取る放熱機を作り付け!ここには、やはり鉄板製のクッキングオーブンと、ロフト暖房用の、クルマ用ラジエーターを貼り付けるように取り付けて、それこそマスヒーター機能にさせようと思うのだが・・・


ご祝儀
 本日、親戚のご祝儀に座る。2ヶ月程前の案内で次男殿の祝宴となった。
 昨夜、隣家の訃報「お知らせ」。祝い事は予ねての準備が整うが訃報ばかりは仕方がない、老父と手分けして事に当たる。今日の大安吉日に続いてこの連休は火葬、葬儀と立て続く。

 ここ数年、祝い事と仏事の比率が逆転している。歳とともにそうなるのだろうが、近隣はもはや限界集落的な世帯構成になっている。これから益々と思うと気が重い。
 ひょっとすると今まで座った祝いの宴席の数だけ不祝儀の席があって、締めて最後は帳尻が合うのだろうか!?
それはそれでめでたい事なのかもしれない・・・

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