徒然なるままに

2011

'11,1 '11,2 '11,3 '11,4 '11,5 '11,6 '11,7 '11,8 '11,9 '11,10 '11,11 '11,12

2010

'10,1 '10,2 '10,3 '10,4 '10,5 '10,6 '10,7 '10,8 '10,9 '10,10 '10,11 '10,12

2009

'09,1 '09,2 '09,3 '09,4 '09,5 '09,6 '09,7 '09,8 '09,9 '09,10 '09,11 '09,12

2008

'08,1 '08,2 '08,3 '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8  '08,9  '08,10  '08,11  '08,12 

     

'11/ 12/ 31  忘れる事の出来ない年となった今年一年。
 
 いつもの年と大して変わりなく明けた2011年正月。
あらためて、今年正月の掲載文を見てみると
【思うに若いときは、いつも暇にしていたわけでも無いが「何かいいことないかなぁ・・・」てな風に暇な折には思っていたような気がする。歳をとるにつけ「何も悪い事がありません様に・・・」と思いがちになるんじゃないだろうか?・・・】

今まではそういう風な思い方をする事はなかったような気がする。予感したわけでも何でも無いが、よりによってまさに最大級の災害が起こってしまった年。
多くの人にとって忘れる事は出来ない年となった2011年だった。




あと数時間でそんな年も終わる。
ではよいお年を・・・
'11/ 12/ 24  今年は去年より寒いか?過冷却水の出来る季節。
 
 朝、ストーブを焚き始め、ペットボトルに入れていた水をヤカンに注ぐとサクサクとシャーベット状の氷の小山が出来る。
 そんな過冷却水が見え始めると、ことさら朝の冷え込みもきつく感じる。ただそんな凍り方をするのは先シーズンは年が明けてからだったような!?今年の冬は去年より寒いということですかねぇ。まぁもういくつ寝るとお正月という冬至の週だったからねぇ。

 シーズン初めに積もるような雪は融けてしまうものだが、今シーズンはそれも融けずに毎日の様に雪が舞ってくる。そんな日はひたすら屋内作業。
 優先順位は屋根貼りなのだが中々思うようには行かない。
 それでも陽が差せば南側の屋根の雪は融けやすい。融けたところを見計らい少しづつながら屋根材貼りにとりかかる。一番日が短い季節でもあり遅々とした進捗に何かとぼやきながらの作業になってしまいますねぇ。
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「もんくカダリ」
何時も不平不満ばかり言う人を当地ではそう言う。まぁ独り言、ぼやき程度なら害も少ないだろうし、そうまでは言わないでしょうが。
 でも今年は自分の加齢のせいばかりではないと思うのだが、なにかと文句を言いたくなる様な事が多かった。今年残り1週間で年越し、晦日まで文句を言って年を越したくはないので、今日のこれが今年最後の「もんくカダリ」となるか!?文句の「語り納め」でもして見ましょう。

 毎年、年の瀬になると今年の漢字とかがニュースで流れる。何年か前に理事長が利益を不正流用したとかの事件になった財団法人日本漢字能力検定協会とかが選んで清水寺の貫主で同協会理事の森清範氏が書いてみせるアレ。
 今年の漢字は「絆」だという。
 やはり毎年ニュースで流れる「流行語大賞」とか「サラリーマン川柳」的にその年の世相を表す。とかいうイベントの様だから、我ながらヒネてる自分はてっきり今年の漢字としては「嘘」とか「虚」とか「惨」とか割とネガティブなものを思い浮かべたのだが、結構、清らかというか美しめの漢字となったようで「へぇ・・・」と思った。

 3.11以後マスメディアではこの「きずな」という言葉が流行り言葉の様に随分流れたように思う。それも少し違和感を感じた部分があって、今回のようなとんでもない災害に見舞われたと時に支えあうというのは至極当然だろうと思うからだ。それがメディアで流れる時は「今回ほど・・・のきずなを感じたことはない」とか「きずなの大事さ」というような話し方だったような気がする。
 よく会話なりニュースなりで政治の話題が登る時代は政治がうまく行っていない時だ。といわれる。この「きずな」という言葉もそれに当てはまるのかもしれない。ごく当然なものが特別なものの様に見られる。と言う感じですかネェ。

 確かに「絆」の再認識はあったと思うがむしろクローズアップしたのは、こういう何百年に一度の大災害にあって被災者の困窮に無辜で意識もしない絆に突き動かされたのはやはり近親者、近所、隣接町村の行動ではなかったか。政治も行政も動きは遅かったし同時に起きた原発事故に至っては大手マスメディアも一緒に不信感の対象になったと感じたのは自分だけではないような気がする。
 この不信は何も3.11だけではなく、ある面ではずっと昔からあった事柄かもしれないが、近年特にそして確信的な不信というかむしろ「嘘」として見透かされる様な事態にまで来ている様な・・・「直ちに健康に影響は・・・」ま、嘘ではないだろうが知りたい真実は話してないネ。

 検察が起訴すれば99%有罪が出ると言う裁判。行政の中でも絶対的な正義の城みたいな組織さえ、その組織の論理で証拠を改竄すると言うような事が明らかになった郵便不正の村木事件。
 耳タコになるように「ウソの記載をした」と報道されて変な起訴に至った陸山会事件。これはまだ公判が続いているので、これまた「推認」とかいう「思い込み」みたいな裁判官がそう思ったと言うだけで犯罪者とされる判決を出した関連事件なのでどういう結末になるか分らないところだが、石川議員を聴取した田代検事とかは事実ではない事を捜査報告書として書いていた事が第9回公判で明らかにされた。どうやらこの「ウソの捜査報告書」も検察審議会議決の判断資料となったというから、この裁判自体「ふりだしに戻る」とすべきでしょう。
 虚偽記載か誤記を事件とする陸山会事件、元は西松事件以降「ウソの記載をした」と事あるごとに連呼するような報道を続けたメディアは今は「ウソの捜査報告書が使われていた」ことなど口を噤んでいるかのようだ。自分自身の常識感がせめて標準偏差以内ならこの裁判は年明けの小沢代議士が被告人質問を受ける場面で変なことが起らない限り無罪となるものだろう。大善裁判官の常識感は知るべくもないが。

 メディアを全てウソツキとは言わないが、公平に正しく報じていないことは確か。都合のいい文章の断片の言葉だけを強調するのは彼らの論理では普通のことなのだろうから。特に報道、解説。これは何も民放だけではなく、ある面、民放よりも手の悪いのはNHK。いい番組制作も確かにあるが、時の政治テーマになると理解しがたい事が多い。

 野田政権になって「増税やむなし」の世論醸成にひたすら集中している様に見える。この17日に放送された【NHKスペシャル「シリーズ日本新生 第3回 激論“増税” 税から考える 日本のかたち」】を見て、あからさまな誘導司会だろうそれは!という流れで構成していた様に見えた。
 主に消費税についての論議が多かったが、TV画面では見慣れた論議者が2,3名づつ賛成/反対の論を述べる。視聴者からのメール意見をテロップで流す。たまに後席ひな壇の一般市民に意見を述べさせる。そういう構成の番組でその一般市民の一人が「消費税の徴収額は10兆円あるが未徴収が多い・・・」というような発言をし始めた途端、司会者はスルッと次の話題に切り替えた。
 この意見を発言した市民は番組後半で総じた感想を聞かれる場面でも「消費税が益税に・・・」と言いかけたところでマタマタ司会者はさっとその下に並んでいた方に声を掛けたが突然振られたその方は少しドギマギしたようだが、こういう番組に出る位だろうから、少し間をあけて差し障りのない総論的な感想を述べていた。

 消費税による税収10兆円!は正確には10兆円を越したのは2年だけ。
 又、一昨年度の税の滞納額で、総滞納額のおよそ40%強は消費税という事だ。
 輸出企業の消費税の輸出戻し税/法人成りで2年間は消費税を乗せた価格で売ってもその納税は免除/今は1000万に下がったがその前は3000万までの売上は消費税納税は免除/簡易課税制度のみなし仕入れ率運用(営む事業によって50%〜90%は仕入れ時にも払っているという理屈で売上げから控除される)/本則課税なら設備投資分は還付される/・・・これらは事業を営んでいる人には常識でしょうが、一般消費者が言われるままに支払った消費税全てが納税されているわけではないわけです。

 いやぁ自分も昔は消費税は公平性が高いもので、ほぼ税収となっているもんだと思ってましたが、これら益税と言われる(ネコババと称されてる方もいましたが)ものだったと思えてきたのはカイシャインを辞めて、暇になったせいか何かと疑問に思った事を検索するクセがついてからでしたネェ。
 先のNHKの番組では逆累進性の部分だけしか大きな問題扱いされていなかったようでしたがその他、石油製品などの2重課税もあるし、なにかと問題のある税金なんですねぇ。よく他の国では消費税20%もあるとか言われるけれど、それなりに昔の物品税の様に対象から食料品などを除いたり、殆どの商取引を対象にする日本タイプとは違う工夫が多いようで・・・。

 収入の少ない層にキツイ消費税を上げる不公平感をチョイなだめるつもりか累進課税の所得税上限も現行40%を5%UPの45%にすることも合わせて増税。とか言うようだが、そもそも高度成長期のはしりでイケイケドンドンであまり不平不信も大きくなかった’70年〜’80年代は確か75%でした。所得税減税・恒久減税とかなんだかんだで今の税率まで下げたわけでしょうが、この恩恵にあづかった層はいかほどだったのか?高所得層=高税負担でも治まっていた時代のその層は人間的なフトコロも広かったのかもしれませんねぇ。

 話は戻って、そもそも消費税税収10兆円と言っても、日本は個人消費額だけでも300兆円と言われる。その5%は15兆円になる!差引き5兆円は!?もし今の状態で消費税を10%にすれば差引きのネコババ額は10兆円になると言う事!?
 まったく正直者がバカを見るとはこの事かも。わざわざ「NHKスペシャルに出て、なんか言ってくれましょう」と思ったか!?
かの一般市民はこれを言いたかったのではないのでしょうかね。これじゃ納税義務の意識も下がり、上手く立ち回る処世術がこの国での幸福感を得る術となってしまうことでしょう。

 やっぱり今年の漢字は「嘘」・「虚」・二文字でもいいなら「不信」。
三文字なら「理不尽」・「不条理」を実感した年だったのかな。
  ※参照した金額、%数値は国税庁、総務省のHPで確認できます。
  ※NHKの番組の大方、特にBS波は好きですが地上波の報道系はオカシイ・・・主観ですが
 それにしても現政権与党は「無駄の削減」消費税は2013年の衆院任期までは上げない。というのを公約にしたはずだった。無駄削減の中でも天下り根絶/公務員給与削減/議員定数削減を声高に連呼しての政権交代だった。そのどれもが実現できず。削減どころか益々増える天下り。公務員給与。原発事故もそうだったがいづれもするべき事をせず我が身の事だけはお手盛り。これまた理不尽ということだねぇ。

 23日夕方の民放の放送でインタビューに応じた視覚障害の震災被災者の方が言っていた言葉が引っ掛かっていた。
「【絆】という言葉がよく言われるけれど「絆」とは糸が半分と書く。1本にするのは大変だ・・・」
(チト不正確かもしれませんが、そう頭には残りました)
糸の半分が不信、嘘、虚としたら、そのあと半分は誠、真、実ですかね。それぞれ反するものが1本に結ばれた時にようやく均衡するものかな、絆とは。
 高名な清水寺の貫主さまが揮毫し大手メディアがこぞってその文字をPRすると云うくらいだから、単に「今年よく言われた言葉だから!」と言うような文字ではないと思うのですが。    
'11/ 12/ 17  貼り始めた屋根材アスファルトシングル。
 
 とうとう雪が降り始めた。ただ例年シーズン初めの頃によくあるドカ雪は当地ではまだない。
ルーフィングのおかげでブルーシートは10m角サイズ1枚だけになった。今の所、雨と風には耐えている。雨にぬれても冷え込みのキツイ日の霜でも日が出れば結構早く乾いてくれる。それびしてもまさかこのまま冬越しは無理だろうし、まずは日が当たらなくて乾きの遅い北面屋根から屋根葺きを始めた。

 気温の低さで専用接着剤はかなり硬くなっている。【4cm幅程度の板をヘラにして伸ばすと良い】と購入先から貰った施工マニュアルには書かれているので元々ゆるい粘度ではないのだろうが角材で水飴をかき回すように掬い出す。それをストーブで暖めながらアスファルトシングル剤の裏面に塗りつけるののだが結構この寒さの中でも汗ばむ程の力技。まぁこの寒さの中の汗ばむ作業なのでそれはそれでいいのだが、気温の低さや霜、雪では接着性は良いわけはないでしょうね。
 マニュアルでは屋根勾配が強ければ専用釘だけでも持ちそうだが風当たりも特に西風が強い時も多いので接着剤もチョイ多めに塗って日の出ている間に専用釘で打ちつける。

  雪の降る前になんとか、と思っていた屋根葺きは霜やら、朝方うっすら付いた雪が融ける昼近くからの作業になっている。この調子だと葺き上がるのは何時ドカ雪に見舞われるかとの競争みたいな雰囲気。
'11/ 12/ 10  早く外したいなぁ・・・ブルーシート。
 
 強風で破れたり、途中から追加したりで張り合わせながら結局、なんだかんだで大小都合11枚も張ってあったブルーシート。
 野地板からルーフィングまでそれぞれ一気に1日仕事で!てなわけにも行かず部分部分をその日その日で作業してると、このブルーシートを外したり、又結わえたりの作業が結構なものなのだ。

 ルーフィングを張ってしまえばある程度雨にも耐えるしブルーシートを外せてすっきりする・・・
はずだったが、まだ妻面もドーマ部分も壁が済んでなくて、いやはや今度は雪が舞い込む始末。
 作業の遅れが何かと悪循環を呼ぶものだ。とは言っても今更焦ってもしょうがないと何時ものコトながら行き当たりバッタリ的なマイペースに戻るわけで・・・
 それでも何とか今週でルーフィング張りに目処が付いた。懸案のブルーシートも1枚を残して他は外してしまった。シートを外しただけで見た目は大分すっきりする。あとは雪の来ないうちの天気を見ながら屋根葺きに取り掛かることとしよう。


 今夜は皆既月食とか。
思えばこの歳までまともに皆既月食の一部始終を見た事はなかったような!?
 これを書いている今、外を眺めると早半分欠けている。
コンデジながら上手く撮れたらUPしてみよう。    
'11/ 12/ 3  予定外というか想定外の軒先嵩上げ。
 
 出入り口を何処につけようか?と考えた時に開口部を広い面積が取れる所として妻面の妻入りを作業スペースでもある土間の入り口とした。
主に作業用として、出来れば軽トラもそのまま入れる様にと大きく設けた出入り口だった。
 居住スペースの出入り専用として平入り側を!としたのだが、結果的にドア上部が軒先に干渉してしまう事となってしまったんですよねぇ。イメージ図を描いた時点よりログ壁が低くなってしまったのが敗因ですね。セトルダウンもある程度は考慮したつもりだったんだけれど、まぁそれが原因ではなくてもう1段積もうか、さてどうしようかと思いながら安易にこれでもいいか!とログ積み完了!なんて止めてしまったことが悔やまれるところです。
 迷った時は多少回り道でも安全圏を選択することですなぁ。

 そんなわけで平側の軒先は本来フラットなのだけれど。平入りドア部分だけ軒先を20cmほど嵩上げする事に!
  とってつけたような庇みたいな感じになるのだろうな、と鼻隠し板を貼り水切り板金をつけたら、
まぁまぁそれなりに見えそう。直線的な軒先よりここが玄関口。てなアクセントにもなるかな。

   

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