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 「ホームシアターでSS−G7が鳴った!」
 なんと我家にもホームシアターを!・・・とマイプロジェクトに萌えたのが2005年!
その後、かのプロジェクターとスクリーン&オーディオは何時でも稼動スタンバイ状態なのだが、もっぱら画像が映し出されるのは倅がサッカーの観戦をする時と、娘が帰省して暇つぶしにレンタルDVDを見る時だけになってしまっている。(-_-;;

まずはこんな感じ @:::音はOK!体裁部分の化粧直しだけ。

【SS−G7】SONY
形式----------:3ウェイ、バスレフ、フロア型
使用ユニット----:WF38cm/SC10cm/TU3.5cm
インピーダンス--:8Ω
再生音域------:30〜20000Hz
クロスオーバー--:550Hz/4500Hz
発売年--------:1976年発売
定格/最大入力--:100W/200W
音圧 SPL------:94dB/W/m。
寸法----------:W510xH940xD445
重量----------: 48Kg
価格----------:¥12、8000/1本。

 というコイツのSpecは徒然記でメーカーサイトから転記した値だが、とかくスピーカーはそんな数値より実際に目の前に置いて聞いてみてナンボだ。
 音は大丈夫ダヨ。と持ち主がいう通り、ポコッと凹んだスコーカーと、何かの先でツツイタようなウーファのコーン紙の穴。それとアルミダイキャストのウーファフレームの白粉噴き。がそれなりの経年を感じさせるが試しに音を出した限りでは音の異常は無い。
 普段はサランネットを付けるだろうが、時にその迫力の顔つきを見たいので、多少は化粧直しを・・・

A-1:ウーファ手入れ前
(※オンマウスで)

 カーボコーンと銘打ったコーン紙はカーボン繊維を漉き込んだもの。10mm径程の穴に30mm位破けているが38cmの全体面積に比べれば大したことはない。反対側のもう一方側チャンネルと比べても音の違いはわからないが・・・
A-2:ウーファコーン紙カケハギ(!?)
(※オンマウスで)

 ヒタヒタとお湯でコーン紙を柔らかくし、木工ボンドを沁み込ませた和紙をコーン紙の裏側からあてた。
 表側は柔らかくなったコーン紙を周りの同心円状のコルゲーションのヒダヒダと指で凸凹を合わせる。本来分割振動対策のコルゲーションならコーン紙の表裏も同じようなヒダ面となるのだろうが、このクラスのウーファに施されたコルゲーション加工は裏側にヒダはあまり出ていない。
B-1:スコーカー手入れ前/中
(※オンマウスで)

 振動部分は、ほとんど真ん中のドームだけ。というようなスコーカーで、ここが凹んでいると、とても目立つ。ウーファもそうなのだが厳密には音も変化しているんだろうなぁ。
 ここはこれでしょ!とウーファよりは柔らかくはならない様に徐々に湯気を当て掃除機の吸引力を控え目にして・・・吸い出す!
スコーカー B-2:スコーカー手入れ後

 ま、こんな感じ。少し折れ目は残っているがドームはそれらしく。・・・このあと、
 ウーファの強引なカケハギとスコーカーの吸出しにつかった吸湿水分を自然乾燥で充分乾かす。
スコーカー C;;;おまけ

 「じゃ、これも・・・電源が入らなくなったんだよね」
と一緒にやってきたチューナー。原因はACコードをネズミが半分喰いちぎったものらしい。ちぎられた部分をカットして復帰!これをかじった鼠はどうなったんだろう!?
 今はPLLとIFカウントとかの復調で、当機のStrengthとTunningのアナログメーターとかフライホィール付きのアナログチューニングがなんともその時代を思い出させるSONY製ST-5150。
D:::組み込んで鳴らしてみた。

一緒に来たTRIOのアンプは確かに30年程になるか?経年の"ガリ"はCRC 2-26でごまかした。
 ウーファのフレームはオリジナル色の油性塗料を若干つや消しにして塗った。バッフルとの間の矢紙は破けてしまったので、シーラントを間に塗りこみ取り付けた。画像ではウーファの周りに白く写っている。固まったらカッターで削げばいい。

 メンテをしているガレージで試しにMioのGPSにmp3で記録したソースをつないで鳴らしてみた。
 木楽庵常設のフォステクスの160mmFF165Nでは気にならなかったレンジの狭さとか強調されたようなチャリチャリした感じが今度はやけに気になる。それだけリアリティのある再生能力なのだろう。
 なんといっても38cmからの音圧感は久々に味わう迫力があるし帯域のつながりもいい。小型ブックシェルフでは決して出し得ない臨場感がある。試しにちょっと・・・が小一時間ほど聞き入ってしまっていた。  

E:::ホームシアターとの組み合わせ。
 
 額にしわを寄せて音だけを聞くような聴き方はもうしなくなっている。現在アナログソースは全てYAMAHAのDSPamp AX-750につなぎ込んでいるのと普段の現実的な聴き方でシアターとして聴いてみようとヨッコラショと運び込み、鳴らしてみた。

 何しろ大きくて重いので「こっち用としてはどうか?」「あっち用としてはどうか?」と云ったとっかえひっかえとか、いろんな場所を転々とした試し方はちょっとしんどいので、単に今まで使っていたMainのP社ユニット自作品30cm3Wayに置き換えて聴いてみた。
 最近はじっくり聴く事もなくなっていたが、それでも30年近くMainスピーカーとして使っていたのだから自分の耳のリファレンスとなっているので、変化は分かりやすい。言葉で表現するのは上手くはないが、やはり一皮剥けたとか一回りスケールが広がった。という感じか!?低域の量感と分解能はさすが。今までのメインスピーカーでは混沌とした部分がクリアーになっている。クラッシックを聴く機会は少ないのだけれど、もっと聴いてみたくなるし、CD、DVDのデジタルソースよりもレトロながらオープンデッキのアナログソースの方が落ち着いて聴けそうだ。
 2TR38cm/sのリールが回り、38cmWfの音圧を感じていると気分は一気に30歳も若返る!!

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