'07年7月 FF165Nスピーカー・エッジ張替え修理⇒FF165N(怪)

エッジのウレタンに、もはや弾力はない。
指で押して見ると簡単に破れ落ちる。。

エッジを剥ぎ取る。
ポロポロ落ちてしまう。。

木棒に10.5φの穴を開け端にカッター刃をセット。
発泡ウレタン10φをここに通し縦に割る。

エッジ寸法を採寸し縦割りにした発泡ウレタンを
寸法を写した平板に貼付けて雄型にする。

シンナーでうすめたシリコンシーラントを
雄型を覆った生地に塗る。(ジャージとガーゼ)

2回塗りのシーラントが固まるまで1日置く。
その間にスピーカーのフレームも綺麗に!

カット&トライを続ける。
何とか使えそうになったのは5作目

まずはベース材はガーゼの2層品で行く!
シリコン材にも効く「スーパーX」で貼付け。


 見る人が見れば「ハハ〜ン」と言うところだろうが、
遠目には分からないかも。(色と貼付方向が違う!)
 元のウレタンシートでの初期状態が分からないが、厚さはチョイ薄くなっているか?質量と硬度はチョイ上だと思う。多分Foは上がっているのかも知れない。
ツィーターとは10khz辺りから6db/octで上乗せになっている筈。まぁこの辺は庵に運んで音を聞いて。。。

 1本は「とりあえず品」のオリジナル状態で、もう1本をエッジ張替えFF165怪にして聞き比べた。
 音圧は明らかに高いが軽く聞こえる。というかクリアーな音。再生帯域は上下共広がって低域は「とりあえず品」にあった濁りが取れている。2本ともFF165N怪に入替えToneは元はドンシャリ設定だったが、Trebleはフラット、Bassは+6を+1にそれぞれ下げた。

 確かに「いい音」になったが、迫力が落ちたような物足りなさを感じながら1時間ほど聞いていじったりしていたら、段々落ち着いた量感のある音になって来た。Used品のスピーカーでもこういったエッジ張替えとか箱の入替えなんかをするとエージング効果が起きるのかもしれない。う〜ん、多分そうかもね。  

    



土用には10日程早かったが蒔いた蕎麦は続いた雨の中、芽を出していた。
「時々雨」という様な日は、ユニットを入替えたこの箱が暇潰しに尽くしてくれるかも。


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