炭焼き、窯止め。

'06年11月、炭材に着火後、次々トラブル発生。
炭化進行XX%(?)。で窯止め。



 日中だけの乾燥用プリヒートは2日続けた。
いよいよ3日目は早めにレトルトの夕飯と夜通しナイトキャップで着火した炭材へ追い焚きを続ける。
 炭材への着火段階では寝ずの番。とは言え着火の様子を見て朝方は寝てしまいましたがね。。。
この晩は一晩中晴天。満天の星空に流星が流れる。いつもより随分多いような。。。そういえば「しし座流星群」は今頃だったか!?2時3時頃となると大気の揺らぎも安定するのか星のまたたきも少ない。デッキの手すりにカメラを押し当てシャッターを押した。

ISO1600で30秒位露出すると手持ちでも結構撮れる。もっとも三脚もなくて手すりとカメラをジッと抱えての30秒は結構つらいものがあるが、長い夜、冷め易い焼酎のお湯割りを継ぎ足す他にすることも無く、見覚えある星座に向けながら夜空を撮ってみた。

 晴天の夜が明け翌朝は一面に霜が降りていた。足元は2cm位の霜柱。踏みつけるとサクサクという音に変な懐かしさを感じた。中学校辺りの通い道で冬場によく聞いた音だったかもしれない。

 炭材に着火して丸1日位したら、炭窯天面の中央辺りから水蒸気に混じって煙りが登って来た。ピンホールでもあるのだろうと、粘土を溶かして塞いだ。
 2日目には天井部分の下がり方がはっきり分かる。窯内部からの熱による乾燥と下がる天井部分の動きでひび割れが広がる。粘土の補修を続けるものの、やがてストンと落ちそう。まだ早いはずだが焚き口と煙突を密閉し炭材の燃焼を停めざるを得ないかも。。。

 3日目の晩、天気予報は強い雨。
 煙突からの煙の出方も少ないような気がしていた。むしろ焚き口からの煙のほうが多かった。内部の燃焼が正常に行われていない。ここらが見切りかもしれない。雨が落ちてきて辺りが暗くなる合羽を着こんで焚き口を塞いだ。窯止めには丸1日は足ないだろう。

 炭材の燃焼中に天井が落ちたらどうなるんだろうという興味はあるが、夜中、雨の中バケツを持って水場との間を駆け回るのもどうか。。。と、焚き口、空気口、煙突と排水溝も塞いだ。

 一晩中降り続いた雨の翌朝。 粘土で密閉した空気口の下のほうから水が流れている。これはまずいと塞いでいた排水溝を開くと勢いよく水が流れ出た。

    



満天の星空の翌朝は寒い朝。サクサクした霜柱とあたり一面の霜。
陽が高くなるにつれて落葉した木々の間からは雪化粧の須川岳。


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