鮭が上ってきた。

'06年10月、鮭の遡上。
雨上がりは特に勢いがいい。


熊よけの一助になるか栗拾い。

熊に食べられた栗。

 雨上がりには栗が数多く落ちるようになった。少し前から落ち始めていたが、初めはあまり拾う気にはならなかったけれど、どうやら熊が食べた痕を見てからは少なくとも小屋の周りは極力残らず拾うようにした。転がしておくと熊をおびき寄せてしまうような気がして、効果があるかどうかは分からないが落ちている栗を拾うと簡単に3升位になってしまう。

 木楽庵の小屋は小高い山の上付近に作ってある。山裾は一部、市野々川に接している。山に入るには川に掛かる橋を渡るのだが、雨上がりの週初め、橋を渡るときに「バシャッ」としぶきが見えた。赤い縞模様の婚姻色も鮮やかな大柄の雄とそれよりすこし小ぶりの雌と瀬の中を回りながら時おり飛沫を上げている。

 去年11月この山の下見に来た時に見た鮭の遡上がここを買う事に決めた理由の一つだった。 何も鮭漁をするわけではなくて、「接する川には鮭がのぼる。」というのが自然の豊かさというのを実感できそうな気がしたのだ。ただ熊の徘徊にビクつく程とは想定していなかったけれど。。。

    


上り始めたばかりで、まだヒレも身体もきれいで動きも俊敏。


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