ようやく組合わせデバッグ開始。                     
位置検出のポテンショメータはテスターで計ればすぐわかるもののモーターは!?
見た所3本リードのインダクションモーター。であれば始動回転用のコンデンサ
ACなので100V?それとも?!?メーカー名は無いので
仕様も調べられない。とりあえず側面の表示に24Vの捺印


1年分の動作とエラー処理が上手く出来ているか、、動作確認は結構かかりそう。
    


 まずは、オーバーホール。グリスに埋もれたギヤとベアリングを洗浄してモリブデングリスを塗り込めた。 ポテンショメーターは500Ωと結構低い値で耐ノイズ性を高めているようだ。
 ただ肝心のモーターが解からない。100Vだと少し気を使うが側面に捺印してあった24Vなら、 大して危険も無いので手元にあったコンデンサをカット&トライで試してみる。段々容量を増やしていって どうやら20uFを超えると回りだした。。。。
 と思ったら、空中配線なものだからどこかに当たってケミコンがパンク。 本来ならメタライズコンとか専用のACコンデンサなのだろうし最適値がよくわからない。銘板も無かったが、 ネットで調べてみるとケンプロ社のKR400のはず!と判断していた。ケンプロ社はホームページで掲示板も 載せていた。筐体にあった刻印を頼りにその掲示板で問い合わせた。 何しろ古いモデルなので回答が来るかどうかは解からない。一応問合せと平行して20uF近辺のメタコンと ACコンデンサを数種手配した。 届いた20uFのコンデンサは手のひら半分。オーディオ感覚からすると随分どでかい。ケースに入らない。
 数日して、ケンプロ社から回答が来た。24Vは当たっていたがコンデンサの設計値は100u。100V駆動のモーター だと数uFで済んでいるのが多いようだが、24V駆動で巻き線径が太くL値も下がるとCが大きくする必要があるのだろう。 最初に手配した20uFで手のひら半分の大きさだったので、その5倍の容積になるの!?。そんなぁ片手一杯位になるはずは。。。
 当初100V駆動の 可能性もあるか。。。と思って250V耐圧で選んだのだが、50V程度まで下げて探せばもう少しコンパクトになるかも知れない。 これだから、「こんなもんだろう。。。」で進めるとロスが多い。ま行き当たりばったりだけれど電気の理屈は正直で、正しく 対処しないと狙った結果は出ない。

 このシリーズは生産を終了して10年経つという。内部のDate cordは93.3と打たれていた。当年24歳か ぁ、それでも内部は磨耗、劣化も特に無く寿命は長そうだ。 ケンプロ社の回答も親切で、対応がしっかりしているとその製品もちゃんとしたものに思えてくる。
 デバックは結構手が掛かりそうなので先に作り終えていたコントローラーと接続して、さぁ動作確認開始。

何せ仕様が解からないので。。。。。

カット&トライの途中ケミコンがパンク。
 ブロックごとに子基板にしたものだから、途中の配線が随分多くなった。
どうも集中力が下がってきたのか、ミスの箇所が多い。何度かチェックを入れながら進めばいいのだが、面倒くさく なり今の所それほどの電力でもないし。。。というところで甘くなる。とっかえひっかえ試しているうちに「パシュッ」と コンデンサ昇天の煙。痛かったのはCPUのA/D コンバータポートの破損。あんまり手抜きをするとトラブルが広がる。
 A/D機能だけのダメージながら、位置検出が出来なければ肝心の黄道トレースが 正確に出来ているか、どうかが確認できない。う〜ん、コンデンサとCPUチップで又\1000かぁ。


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