'15年9月 新道/スーパームーン
この道の元の林道を通ったのは40年も前。 細くてダート道だった。ちょっと広くした退避場所には山菜採りらしきクルマとか、林業作業車などが停まっていた。 当時ハマッテいた山葡萄酒作りの山葡萄採りに最適だったのだ。一関側は磐井川の支流に沿っているが川は深い谷底になっていて、開けたところで水音が聞こえる位だったが、石渕ダムに抜ける胆沢側には、やはりダムに注ぐ胆沢ダムの支流に沿っていてこちらの谷間はそれほど深くもなくて、河原が広がるようなところではアウトドア系の昼食などをしているグループも見かけたものだった。 宮城・岩手内陸地震で立ち入り制限となった時点でも道路改修は進んでいたようだったが、その地震以降は忘れ去られたようなルートでもあり、 今回開通後通ってみてこれほどちゃんとした道路に驚いた。 当日は典型的な山沿いの秋の空、天気はめまぐるしく変わった。台風21号崩れの爆弾低気圧が近づく影響かもしれないが南側は晴れて乾燥路でも峠を越えると暗い雲が頭上に広がりウエット路面。スクリーンには雨粒が当たるが遠くを見れば青空も見える。晴れたり雨に当たったりの繰り返し。 総延長は16kmという事だが、一関市側−奥州市側のそれぞれ駐車場がある区間は12km。バイクにとってはちょっと快走路すぎるな、周囲を眺めながら通っても意外と早くついてしまう。この日、午前一関側から1往復し雨脚が強くなってきたので真湯温泉で昼食と一風呂。昼寝もした後帰り道でもう1往復。 青空が広がったり雨が降ったり止んだりするものだから、峠を抜ける度に東側には何度も虹が架かる。ショートながら2ヶ月ぶりのツーリング気分。 この新道開通の日は中秋の満月とスーパームーンも重なった。 |
山沿いの秋の空、何度も晴れたり降ったりを繰り返した。