徒然なるままに


2018 '18,1 '18,2 '18,3 '18,4
2017 '17,1 '17,2 '17,3 '17,4 '17,5 '17,6 '17,7 '17,8 '17,9 '17,10 '17,11 '17,12
2016 '16,1 '16,2 '16,3 '16,4 '16,5 '16,6 '16,7 '16,8 '16,9 '16,10 '16,11 '16,12
            
'18/ 4/ 28  夏鳥は葉陰に隠れて撮りづらい、それで鳥カメU、Coolpix B700

 ここ数年、野鳥撮りには殆どFuji製のFinePixS1を使っている。
一昔前には「ネオ一眼」という言い方もしたと思うが、いわゆる高倍率コンデジと云うカテゴリーのデジカメ。
 なにせ35mmカメラ換算で1000mmを超すレンズを備えているので、遠くに見える野鳥を撮るには手軽で都合が良い。
 これがレンズ交換式のデジ一だったら大砲の様なレンズになってしまう。大きさ重量もさることながら肝心の価格はもっとヘビー(苦笑。

 勿論、画質や撮りたい意図を適える能力も違うのだが、撮る条件に恵まれれば爺の様な素人には比較対象に出来る画像も得られる事も十分有る。
 レンズが暗い、収差もデカイ、解像度もボケ具合も・・・所詮コンデジ・・・となるのだが、充分な光量でTel端迄伸ばさなければ意外としっかり撮れるものだ。なによりレンズ交換無しで軽くてお手軽(^^♪

 なもんで、このカメラに慣れるまでは、やはりこう撮りたい!てな時は、APSながらしっかりデジ1機能のペン太K−5U+400mmを取り出していた。APSなので35mm換算で600o相当で使えるし、何より動き物への追従と枝の隙間狙いにはデジ1のマニュアルフォーカスは欠かせないよなぁ・・・と使っていた。ただねぇ、やはり簡単・お手軽さの誘惑は強力なモノで、最近はもっぱら高倍率コンデジS1がメインに!

 そんな中でS1では絶対的に使いづらかったマニュアルフォーカスが、このカテゴリーカメラで使い易そうに機能させているモデルがあった!。同じクラスで既に3世代目になっているニコン製B700。初代はP600、次はP610かな。シャッター脇とレンズ脇の2か所にズームレバーを配しているのはFujiもNIKONも同じ構成をとっているのだが、なんとNIKONさんレンズ脇のサイドレバーをズーム機能からフォーカス機能に設定替え出来るらしい!

 たまたま見たサイトのコメント欄でそういう記述が有ったので取説をダウンロードしてみたら確かにそういう機能を持たせているようだ!
 残念ながらFujiのS1はそんな芸当は出来ず、クリック付きのロータリースイッチが受け持っている。レンズを伸ばして狭い画角で狙っている中でクリックさせるのは頑丈な三脚できっちり固定させていない限り無理。

 これはさすがのNIKONさんですねェ。で、実機を展示してある近くの量販店で実際に手に取って操作してみた。
 触ってみると、う〜んFujiさんに比べると残念ながら天下のNIKONさん、
第一印象は外筐の質感や作り込みのチープさが目立つ。レンズの動きもジーコ・ジーコでB700から売りポイントになったらしい4K動画もこれでは録画中のズーミングでは興ざめじゃないかな。

 クルマなどでもそうだけれど、そのカテゴリー規模の小さなメーカーと大メーカー、ラインナップの中での本気度と手抜き度の違いですかね。
 でもまぁ求めるサイドレバーでのマニュアルフォーカス操作は格段に良い!流通価格もこなれて、こんなもんだろうと納得して鳥カメUとして採用!!

 この際、FujiさんS1はしまい込んでNIKONさんB700に専念してしばし使ってみましょう。なにせ基本操作系はよく似ているが、各操作ボタンの割り付けとか機能の相違部分も多々ある。
 全機能を使うわけではないけれど、ブラインド操作でちゃんと使える程度には慣熟しないと撮っていても面白くないですからね。使い慣れれば愛着も湧き良い点も大きく感じてくるだろうし。

オオルリ。  入手直後の試し撮り。電源ON後設定そのままでパシャ。
 この日見えた野鳥は、お初の真っ青な「オオルリ」。鳴き声のきれいな夏鳥です。
 新しいカメラ幸先良し!!
操作に不慣れで焦ってしまいました。B800は前の枝を追いかけアウトフォーカス。
 恥を忍んで貼り付けます。こう云うシチュエーションで前枝の向こうでピントを合わせたいわけです。      

'18/ 4/ 21  これも、自然の摂理かな。

 藪椿の茂みに埋もれるような野鳥の姿。
見ると頭だけチョコンと出している様なヒヨドリ。ヒヨドリは結構人間の近くまで飛び廻ったりするのであまり珍しくもないのだけれどクルマを停めた場所から3,4m。ドアを開けて降りても飛び去らないという事はあまりない。
 時折「ギ〜」と鳴き声を立てると黄色いくちばしが目立つ。元々ボサボサ頭なのだが幾分小さめ、どうやら巣立ったばかりの幼鳥のようだ。

 そう言えば2、3週間前に、おそらく抱卵中なのだろうと思える尾羽が寝癖のように曲がったエナガを見た。抱卵期間は12〜14日、雛は14〜17日で巣立つという。順調に育てば今頃は巣立ち時でエナガ団子とも言われる梢で並ぶ姿が見られるはず。

 残念ながらそんな姿は見えず、親鳥が餌探しと頻繁に運ぶ姿も見えない。むしろ又ペアで徘徊しているようだ。元々野鳥でも最小サイズクラスのエナガはまだ氷点下にもなる3月頃から頑丈で暖かい巣を営巣し繁殖し始めるが雛が無事に育つ確率は低いのだそうだ。

 スズメもその様だけれど障害はカラスやイタチ・ヘビの卵や雛を捕食されることが多いらしい。カケスも天敵になっている。そういえばカケスは5,6羽の群れでしきりに林の中を飛び回っている。ヘビはまだ出てきていないのでおそらくカケスにやられたのかもしれない。

 エナガは長い尾羽を含めても体調14cm、身体だけならその半分程。比べてカケスは30cm程、襲われたら対抗する手段はない。ヒヨドリなら体格もカケスに近いし飛び廻り方を観ていても意外と小回りも利かして俊敏で気も荒そうでカケスにも対抗できそうだ。

 勿論タカ類には敵わないだろうし、狩猟対象鳥にもなっているので人間も天敵に入るか!?ま、ハンターは年々減っているので、人間に狩られることは殆どないだろうが。エナガよりはずっと生存率も高い様な気がする。エナガよりヒヨドリの幼鳥が目に付いたのはそんなところかもしれない。

 別な日、沢筋の土手でカモシカが何やら食べている様子。シダや草などはまだ目立つほど大きくはなっていない土手に有るのはカタクリの群生。カタクリは「片栗粉」というデンプンも採れる位で若葉も茹でて山菜として食べる地方もあるという。
 思えばヤマユリもカモシカには良く食べられる。決まって花をつける先端部を狙って食いちぎる。ゆり根はタヌキかアナグマか掘り起こして喰われてしまう株をよく見る。人間には花を愛でる対象でも彼らにとっては旨い食材でしかない。それも自然の摂理。

 Me Too!?忌のユーモア?・・・
 なんでも財務省事務次官のセクハラ事案糾弾とかで野党女性軍+どういうわけか男性議員も「Me too」というプラカードを掲げて写っている画像が目に入った。女性軍は黒装束というか喪服を表しているのだろう。そうそうアメリカ映画業界から発したセクハラ抗議をまねているもの。

 まぁ男性議員が入っているのも分からんでもない、爺自身高校卒業後地元誘致企業に入社したて時分、今思えばあれはセクハラだったんじゃなかろうか!?と思う洗礼を受けましたよ〜。「ガハハ」とよく笑うおばちゃん社員達は結構露骨なエロ話をこちらが顔を赤らめるほどに面白がって話すんですな。(苦笑

 時は昭和!47年かな、少し前のNHK朝ドラ「ひよっこ」で」有村架純演じる何とか電子(会社)の生産ラインとよく似た会社でした。ベテラン社員のオバちゃんたちは、高校出たての初心な男の子を揶揄うのが至上の楽しみなんでしょうねぇ・・・と今は言ってしまえるけれど・・・

 それにしても、ですよ。夜の酒入りの場面でのスケベ談話のあら捜しと、まぁ事が性犯罪にでも至れば何なんですが、何がどうしてどうなんだったのかも良く分からない中で、国の法律・決め事の決定責任者たちが本分以外でそれこそ言葉遊び紛いに興じる姿は何なんだろうと!

 この事案直前にも、自衛隊PKO部隊の何とか文書が隠匿されたとか見つかったとかとのニュースも出てきたけれど、その量1万数千ページ!?当然あら捜しを始めるメディアの中でもそうだろうなと思う朝日新聞は量が量だけに臨時読み込む部隊を編成して手分けして「戦闘」ワード探しをしたそうな。

 勿論、何件かは「戦闘」ワードはあったそうだが、目を引いたのは派遣部隊の日々の文末日誌だったそうで。この辺は朝日新聞サイトでもPDFにまとめて掲載しているので誰でも読める。爺も別サイトで読んだけれど、時代は違うものの「知覧特攻平和会館」が有名だけれど太平洋戦争末期の特攻隊員が残した特攻出撃に際しての遺書・手紙類に通じるような思いを感じさせる。

 時代も違い背景もまったく違うし、出撃すれば殆ど帰還は考えられない特攻隊員の状況とは正反対で、無事で帰還しなければならない自衛隊PKO部隊の思いの根底は相通じるものが見える。殆ど生きて帰れない確率と殆ど死傷は許されない確率は正反対なので、比較にはならないだろうが、どちらも「生き死に」という事は十分認識内で書かれているはず。

 はっきりした違いがあるのはやはり、ほぼ100%帰れない特攻隊員とほぼ100%帰らねばならないPKO隊員のユーモア感だろう。
 セクハラ案件を突き合う姿を毎日のように流す情報番組に食傷している中で少しホッとする文章だった。読み込んだ記者たちはどういう感想を持ったかは分からないが、その後あまり攻撃的な記事は出ていないようだ。

'18/ 4/ 14  春の花が咲き始め、バイク車検の頃合い

 ♪梅は咲いたか〜サク〜ラ〜はまだかいな♪。
 当地ならず、春は梅が咲き始め、次にサクラが咲く順番が普通だと思っていたが、今年は木楽庵周辺ではサクラは咲いてから梅の花が開いた。とは言っても高々1日程度しか差はなかったしほぼ同時期か!?
 冬の気温は結構寒かったし厳しい冬かと思ったけれど雪の量はそれほどでもなかったような、雪解けも結構早くて暖かい日が続いたせいかもね・・・
 近年は温暖化、温暖化と言われてきたけれど確か先月辺りのNHKだったか!?小氷河期云々という番組も流れるようになってきた。
 ま、人間の一生で感じられる時間感覚では地球なり宇宙規模の時の流れとは実感出来ないので先々どうなるのは分からない。なにせ一週間先の天気さえ当たったり外れたり(苦笑。

 それでも季節の巡りはしっかりと春は訪れている。クロッカス・カタクリ・スイセンに続いて桜も咲いたし梅も・・・。数年前から目にはしていたのだが、今年初めて図鑑と見比べて今時期土手で見かける蘭系の植物だろうなぁと思っていた野草が「春蘭」と言うものだという事が判った。
 荒れ放題の里山なのが幸いしたか、結構山野草も多い。そういう趣味の方なら一目で分かるのだろうがあいにくこの山に入るまでそういう馴染みは無かったもので、野鳥にしてもキノコ・野草にしても分からないものの方が多い。この歳になって小中学生用図鑑と見比べて「あぁそうか♪」と分かるのも楽しからずや!てな日常。

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 前回、一昨年の車検から今週の車検までの走行距離を見てΣ(・□・;)
なんと3,800km程しか増えていない。一年で2,000km弱かぁ・・・う〜んタイヤも減らないわけだ。シーズン6000kmも走っていた頃は今よりずっと忙しいような日々を送っていたはずなのに(苦笑
 さてこの調子だと次回の車検はあるのでしょうか!?!?まぁこれでH32年までは乗れるわけで次の車検が近づいたら考えましょう。

 今回の車検での収穫は!今まで毎回ガス検でHCオーバーで引っかかっていたのが見事一発クリア。
 インジェクションの場合COは制御されているのでまずオーバーすることはないけれど問題はHC。排ガス測定なんてユーザー整備では無理ですからねぇ出たとこ勝負的なものだけれど、「もしかしたら・・・」てな山勘が働き車検を受けるにあたって燃料は通常、ハイオクを使っているのだが一旦タンクを空にしてレギュラーガソリンに入れ替えた。だけ!!
 これが功を奏したのか!?さてどうなんでしょう。

今回車検費用としては・・・
自賠責保険:¥11,520 一昨年時点より\2,000位下がったようですね。
重量税  :¥ 4,600 初回登録より13年以上経過という事でチョイ高
検査費用 :¥ 1,700 これは変わらず!かな。
以前は検査用紙にOCR用紙とかのマークシート用紙代が10円か、ン10円要求された気がしたがちょっと前から普通紙になってただで貰えるようになった様子。
 これらが諸掛りで、後は普段はしない外食という事で豪華(!?)ランチ代と往復200km程のガソリン代位かな。

'18/ 4/ 7  エナガは、抱卵し始めたか!?。

 爺が「エナガ」という野鳥を知ったのはわずか11年ほど前。
今、建っているログに至るアクセス道を伐り開いている時だった。
 伐採予定のナラの木の上にチョコマカと忙しく飛び回りながら巣作りしている一際小さなつがいの野鳥がエナガだった。

 50年以上も昔の小学生時分には、野鳥採取も禁止とかではなかったのか、普通に「ヤマガラ」とかを捕獲してペット化していた時代だったような・・・なので生まれ育った地域で見かける野鳥は結構知っていた。けれどその中に「エナガ」は居なかった。

 まぁ「知っていた」とは言っても当時のごく普通の小中学生知識の範囲で、何時も周辺にいるスズメやカラス・山鳩・セキレイや季節によって見かけるツバメ・ヤマガラ、カラ/ヒワ類の辺りまで。特に親近感があったのは当時、我が家の風呂場の外壁に有った庇に毎年巣作りしているというキセキレイ。
 既に今は自宅は作り替えられて営巣することもないのだが、どういうわけか自宅前の電線には今も毎年見かける。

 先月3月18日夜NHKの「ダーウィンが来た」で「匠の技で生きる!里山のもふもふ鳥エナガ」が放映されていた。ネタ元や制作経緯は分からないけれど、野鳥に限らず野生動物も絶滅危惧種とか消えそうな種が様々取り上げられる中、意外と人間の生活圏に進出して来る熊とか鹿とか猪の様な種もいてエナガもそうなるかもしれない気がする番組の終わり方だった。

 日本の野鳥では最小クラスの身体つきとか、フワフワ・モフモフとか所謂今時のカワイイワードが似合う野鳥っぽい。観ていると数種の混群を率いる生態とか気丈夫な性格らしさを見るにつけ、なんとなく「女性活躍云々」の世相に合った意外としぶといというか器用で逞しい野鳥かもしれない。  

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