徒然なるままに

2009

 '09,1    

 

2008

 '08,1  '08,2 '08,3  '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8  '08,9  '08,10  '08,11  '08,12 

 


'09/ 1/25 山仕事: 気圧配置は移動性、進捗は停滞

 一段の中では一番長いログを積んだら、中央付近のノッチのところで割れてしまった。 
皮を剥いた時に大きく広がった虫くいと、クラックがあったところだった。伐採後の運搬で立木に引っかかり大きく反り返って止まったログが数本あった。皮が付いている内は良く分らないが、剥いてみると確かにハッキリした割れが見える。生木ならまだ耐えていたのかも知れないが葉枯らし後はよく注意しないと!!まぁ機械だから力量の限界で止まるまでは単純に引張り続けるわけだから運搬車の引く力も馬鹿には出来ない。痛ましい事故例は数多くある。
 
すこしクラックは入っていたが、ノッチを切って乗せたら・・・ 虫食いの跡も大きくて、伐り出しの時に立木に引掛けた時のひび割れもちょっと気にはなっていたのだけれど、ノッチを切って組んだら「ペキッ」と割れた。直下のログ継ぎ目の真上なのでみっともないなぁ・・・と思いつつ。
 下のログは50cmほどオーバーラップさせた仕口で継いでいるので特に影響は無いと思うのだけれど格好はよくないなあ。今度仕口で継ぐ時はノッチ部分中央に継ぎ目が来る様にしようかなぁ・・・メス側の強度が心配になるけれど・・・
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今週の・・・

 トルコの軍艦「エルトゥールル号」:トルコ共和国大使館
【119年前の明治23年9月16日夜半、和歌山県串本沖、紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難。・・・大島村(現在の串本町)樫野の住民たちは、総出で救助と生存者の介抱に当たった。】
 この時の献身的な救助と支援がトルコに根付く親日感情の元になっている。という話は何かの機会に知った事ではあったが、今月11日から来月2月3日までの予定で遺品の引き上げが行われているそうだ。
 ニュースは産経の22日「「エルトゥールル号」の調理鍋引き揚げ・・・」で知った。

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「まいど1号」ほか7個の相乗り衛星:温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」
/H2A15で打ち上げ成功。

 打ち上げて人工衛星として周回したはずの頃合で衛星として確認できたのは7機中4機とか。仰角が浅くて補足出来ない!とか言っている開発グループもあるらしいが、メインの「いぶき」チームはン百オク円も掛かっているのだから、1週目から即稼いで(は無理らしいが)日本国民全員ン百円位づつの納税分の恩を返してもいいはず。
 なんて思いつつも。「まいど1号」的なネーミングの遊びにも表れるような民間開発で「金のないのはチエと根性だ〜」みたいなのは好きだなぁ。軌道には乗ってるはずだから少し息を整えて元気な便りを返してくれれば良いだけで・・・もし軌道をウォッチしたり、受信する為の工夫を凝らす気力があれば誰でもアマチュア無線430MHz機でダウンリンクが確認できるかもしれない。
【KUKAI(STARS-I)】:香川大学工学部
  親機 JR5YBN/437.305MHz CWビーコン
  子機 JR5YBO/437.275MHz CWビーコン
【「輝汐」KISEKI(KKS-1)】:東京都立航空高等専門学校
  JQ1YYY/437.385MHz(CW)
【ひとみ(PRISM)】:東京大学中須賀研究室
  JQ1YCX/437.250MHzCWビーコン
【かがやき】:ソラン(株)
  437.375MHz 9600bps AX.25/CCSDS、CWビーコン
【まいど1号(SOHLA-1)】: 東大阪宇宙開発協同組合
  JL3YUS/437.505MHz
東北大学:スプライト観測衛星(SPRITE-SAT)とJAXA小型実証衛星(SDS-1)以外は
上記のアマ無線を使用している。
 携帯電話の普及でグッと目立たなくなったアマチュア無線だけれども、どっこい災害時は勿論。民間人工衛星の世界でも進化しながらしっかり頼られている。

  内外含め1000億円もかけて3トン半とかのマイクロバスみたいなデッカイのを上げても半年しか持たなかった「みどり」とかいう衛星なんてのもあったわけだし、 そういった意味でもやっぱり来年「イトカワ」の土を持って帰って来る(かもしれない)小さな「はやぶさ」みたいな探査機とか今回の相乗り衛星には親近感が湧くなぁ。
 
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 オバマ新米国大統領就任。
午前01時からの中継にも視聴率は5.9%(関東)だったそうだ。この時間、過去4週の平均値は1.5〜1.6%との事だから4倍程に跳ね上がったわけだ。まぁこの時間寝てる人が多いわけだから、すごい事なのだろう。かく言う自分もリアルタイムで聞きたかったが、とても起きていられなくてビデオ録画に頼った。

 今「ユーキャン」は知らないけれど”Yes we can!。は知っている。という人のほうが多くなったのではないか!?と思えるような1年に渡る選挙中、秀でたカリスマ性は益々高まったようだ。それを象徴する200万人と言われる、就任式に集まった米国民は3kmもの長さの人々が議事堂前に集った。何処までも続くと思われるような人々の連なりは30年も前に見たウッドストックに集まった聴衆の数の迫力にぶったまげた以来の事だ。あの記録映画でオープニングのリッチー・ヘブンスはステージに上がる袖で武者震いなのか震えていたし40万人だったかの聴衆も見ずにギターをかき鳴らしながらステージに出て行った。

 この新大統領の就任演説に集まった200万人という人の迫力も、演説に感激し涙する支持者も、それをもたらしたオバマ氏大統領と合わせ見るにつけどこか宗教的な連想をしてしまった。  もっともここの星条旗(Stars and Stripes/The Star-Spangled Banner)という旗と歌で求心力を保つUSAブランド。アメリカ教とでも言えるのかも。国旗の掲揚も国歌の斉唱も個人の自由を阻害するとかの教条を謳い教え子の前で範の如く振舞う教師が居る国とは随分違う・・・。



'09/ 1/18 山仕事: 雪の合間に3段目。弟子は「腰掛け」製作

 
 年初から晴れた日が続いていたのだけれど、成人の日連休の入りには東進する低気圧とは違う北上する低気圧。南からの湿った空気を運んできたのか、暫くぶりの雨と降雪。まぁ冬場の山仕事は雪と寒さとの相談で、調子が悪ければ休憩小屋で焼酎お湯割りMode! 

 けれど雪の合間もあるのでテーマに上った「腰掛け」のイメージを・・・基本はやはり端材のログ材で積上げるカタチ。「踏み台」経験をベースに足を伸ばしてh=360〜380mm程度に収まるように丸太径を選び加工すれば雰囲気のあるデザインに仕上がるはず!
 座面高さとか机の高さは勿論使う人の体格に合わせる事がベストで高さ算出には公式がある。座面は身長x0.23が良いのだそうだ。ただこういった外のBBQ用だとなると、個人専用と言うわけではないので、一般的な400mm見当までカバーしたいところだが・・・

ログ材、木っ端から探し出し。クリックで画像を別ウインドウで表示します。 こうやって見ると、自分はテーマをもらって具現化するほうが合っているのかも知れない。まぁそれでカイシャイン生活を続けてきたわけだから。ニーズを拾い出し具体化、とかビジネス化、商品化とはチョッと違い、むしろ職人的な「こうやれば出来るよ」的形態の方がね・・・

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今週の・・・

 「や〜や、ガオッて(疲れて)さぁ。正月過ぎでようやぐ、来たものぉ!!」
(方言は文字だけでは暖かさが良く伝わらない。イントネーションが重要だねぇ)
「エスカップ」ドリンク剤1ケースをレジ袋に入れて、仮称「ホダ木爺」停めたクルマの傍までやってきた。庵に登る山道のすぐ傍の雑木約1000平米分を伐らせてくれとの交渉事で突然休憩小屋にやってきたのが去年の暮れ。なんでも椎茸の植菌用駒は手配したのだけれど「ホダ木」が足りないとかで、木楽庵周辺の雑木林に目を付けたらしい。

 おそらく里山の雑木使用の為に択伐なのか皆伐なのか分らないが伐採の手を入れたのは25〜30年ほど前。以降はまったく手付かずで大分密生し立ち枯れの樹木も多い。雑木林は適度な伐採が必要と聞く。ただ自分独りでは手が廻らない。丁度いいタイミングだったかも・・・という事で、小父さんの話に乗る事にしたのだった。今まで少し離れて聞こえていた冬場のチェーンソーの音は彼だったらしい。まったく初対面だったが来庵時にお茶を飲みながら世間話をしてみれば、当地で生まれ育ったというそのホダ木爺さんとの会話は実に楽しいものとなった。初対面なので初めはナンか胡散臭いオヤジだなと思ったが、見た目70歳も越すような山仕事を生業としてると自称するホダ木爺にそれ程悪印象は見出せなかったのだ。

 正月辺りに体調を崩したか、年明け第3週になりようやくホダ木伐りに来たものらしい。もっとも植菌時期は3月半ばであろう、時間的には降雪期とは言え、伐採し揃えておかないといけないタイムリミットであろう。年齢から来る体力の衰えもあるだろうが刈り払いからはじめたホダ木爺の手際は見習うべき要領と仕事ぶり。何かと山仕事のKnowHowも教えてもらい、「あんまり無理すにゃぁで、やらいよ・・・」と声を掛けて来る「ホダ木爺さん」との交流は、この地であまり交流の無い「人付き合い」としてもけっこう楽しく過ごせそうだと感じる出来事だった。  
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 【ドイツの子ども3人、寒さから逃れようとアフリカ目指すも失敗】

 今週の事ではなかったようだが、山仕事へ向かう途中こんな話題がラジオから流れてきた。
世間がほのぼのニュースばかりなら、皆あたたか気分で暮らせるものを・・・
ニュースソースは「ロイター通信」。

【[ベルリン 5日 ロイター] ドイツのハノーバーに住む3人の子どもが、寒さにうんざりしてアフリカを目指したものの、地元の駅で警察に補導されるという出来事があった。警察が5日に発表した。

 6歳の男児と7歳の女児は、新年に何か特別なことをしようと暖かいアフリカに行き結婚することを計画。証人として女児の妹(5)も連れ、1日早朝に路面電車で中央駅に行き、空港に向かう電車に乗り込もうとしているところを警察に止められた。
 警察のスポークスマンによると、子どもたちは食品や水着、サングラス、エアマットなどを詰めた3つのスーツケースを持っていた。警察官は子どもらに、現金やチケットなしではアフリカに行くのは難しいことを説明、代わりに警察署の見学ツアーをさせた後、親元に帰したという。】





'09/ 1/11 山仕事: 「トントントン」春の七草・・・林の中では「コッコッコッ」

 
 丸太の端材で始めた踏み台作り。実質、丸2日ほどでカタチとなった。内弟子クンは既に第2作目を狙っているらしい。庭先に構えたBBQカマド用の腰掛が欲しいなぁと言っている。ただ今漫画を描きながら構想中。格好よく出来そうだったらこの庵用にも作ってみようか・・・具体的なカタチが決まって取り掛かったら又、当ページで!
 まぁこっちはこっちで3段目に入ったログ積みを気張って進めないとなぁ!

 庵傍の開墾畑に秋になって大根と白菜とほうれん草とタマネギを植えておいた。大分昔、畑を耕す母親は雪が降ってもその下からほうれん草などを掘って来ていたなぁ・・・という記憶があったものだから雪が降っても大丈夫だろうと植えておいたものだ。
 「七草粥・・・」という言葉で畑の大根を思い出し春の七草の七分の一にしかならないが、大根(=蘿蔔すずしろ) の葉っぱを取って刻み塩をふり昼のビールのツマミに・・・いいかと、内弟子クンが重しを乗せて昼時までの数時間。・・・ン!?ただの即席漬物だなこれは。(笑

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今週の・・・

 「とんとんとん 芹(せり)・薺(なずな)・御形(おぎょう)・ 繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ) これぞ七草、そして唐土の鳥が 日本の国に届かぬ先に 七草なずな とんとんとん」  

 正月七日。朝のNHKで諏訪神社からの中継。巫女さんが、 まな板の上の春の七草を刻んでいた。その刻みに合わせ抑揚がわらべ唄のような懐かしさを覚える囃し声だった。
「トントントン・・・せり・なずな・おぎょう・はこべら・・・」辺りまでは覚えていたが後はよく分らなかった。夜に忘れないうちにとネットで探してみたら冒頭のような囃し声だったかもしれない。後半の「そして唐土の鳥が 日本の国に届かぬ先に・・・」とかは鳥追い唄として囃しは各地で少しづつ違いながらも唄い継がれているようだ。
 「唐土の鳥が」と言うのは中国大陸から渡ってくる鳥類とも言われるが、民俗学者の柳田邦夫さんは各地で残っている「ドント祭」につながっているかも!?とか考察されているようだ。正確な意味はよく分らないのだが、この中の【「日本の鳥は唐土へ渡り 唐土の鳥は日本に渡り 渡らぬ先に」-----お互いの疫病が お互いに伝わらないように七草食べて防ごう】なんか鳥インフルエンザ騒ぎなんてのは、いまさらの様にも見える。いづれビタミンとか野菜の摂取が少なくなる季節、薬膳効果は絶大なのかも。
「トントントン・・・」の囃し言葉を耳に残しながらログ加工をしていたら、サイト脇のコナラの上の方から「コッコッコッコッコッ・・コッコッ」とリズミカルな音!見上げると梢を突付くコゲラの姿。



'09/ 1/4 山仕事: 去年の進捗。まとめ的にFlashで・・・

 雪掻きと教材探し。
 
 ごく普通になにもなくて年が明けて自分としては、まぁそれでメデタシ!というか!?
年明けは朝から穏やかな天気。年末にかけて降り積もった雪は幸いにも自宅周囲の路面からは消えていた。配達された年賀状でまだ出していなかった分を印字して郵便局へ・・・
 気温は低いものの朝からの陽射しはそれだけで気分は明るくなる。ツーリングバイクの方に取り付けていたグリップヒーターを庵通勤快速号AX−1に移設。雪は年々少なくなるはずだという目論見でバイクの乗り出しも早くなるはず!と、まぁ冬来たりなば!の思いもあって、グリップに暖かみを!! 早速の試乗は年賀状を出しにバイクの初乗り!!(とは言えないなぁ)。 

 30Kmの行程はいかにグリップヒーター装備とは言え冷え込む帰りはきついし雪も心配。
冷や水なチャレンジは避けて安直にクルマで庵行。松の内なんて悠長さではなくまずは三箇日の中に庵の雪の具合チェックと木っ端材の集めを初仕事に!

ログ材、木っ端。クリックで画像を別ウインドウで表示します。 「踏み台が欲しいなぁ!」と会話の中に出てきたので「雪で外仕事の出来ない時に作ってやるよ!」とログの木っ端材でイメージを描いたら「作ってみたい!」
と俄か内弟子が誕生してしまった。
 だから酒の上の話は怖いもの!
「あれは酒席の」と言えない小心爺・・・

 伐採した後の枝払いでもそれ程キッチリ寸法を決めて切っているわけではないので、ログ材として加工してゆくと結構、端材が出る。マメにそれを活用すれば、ちょっとした工作物位は出来るしログ/チェーンソーワークの練習にも。ま、作る元気があればだが・・・

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今週の・・・

 普段は放りっぱなしの自宅周りは年に1度の大掃除。分担はガラス戸、換気扇。
結構手間は掛かるのだけれど成果が見えやすいので充分に自己満足に浸れるのだ。(笑
 孝行爺を演じた後はひたすらゴロゴロ食っちゃ寝、食っちゃ飲でメタボを育みながらTVなんぞを眺める年末年初。まぁいつも外仕事をしてるのだから雪が降っちゃどうしようもない・・・とかの言い訳をフル活用して見はじめたのだった。
 別に放送評論家ではないけれど今年の年末年初のTV番組のレベルは目を覆いたくなりそう。お笑い系バラエティで埋め込むのはここ暫く続いているがそれに加え、当地で「沸かし返し」という「いままでこんな出演者もありましたよ!」みたいな過去放送の継ぎ接ぎも目立つ。NHKの紅白はここ暫くなかった程の高視聴率だったらしい。大分前は民放でも深夜ではあったが優れたドキュメンタリーを制作していた記憶がある。現在はそんなのは見つけられない、アーカイブするだけの価値感が感じられない民放の手抜き番組からすれば視聴者はそっちにまわる。ここにもスポンサー企業のコストセーブのあらわれか!?

  スポンサーのご意見で思い出し・・・
昨年8月から行われている「厚生労働行政の在り方の関する懇談会」の中間報告がまとめられたようだ。
座長の奥田碩氏が言った放送局への企業経営者からの圧力方法!として発言が話題にもなったが、その11月の「議事要旨」はどういうわけか中々掲載されなかった。さすがに5回目の議事要旨よりはチョイ早くそれまでより大分遅れてこの第4回の議事要旨もちゃんと掲載された。
 その時の発言、議事要旨ではこうなっている。以下:首相官邸サイトから引用
○奥田座長 私の個人的意見を言いますと、本当に腹が立っていますよ。何に腹が立っているかというと、新聞もそうだけれど、特にテレビが朝から晩まで、名前を言うとまずいから言わないけれど、二、三人を連れてきて、もう年金の話とか厚労省に関した問題について、わんわんと毎日毎日やっているわけでしょう。あれだけ厚労省がたたかれるというのは、自分は正直言って厚労省の人間じゃないけれど、しかしやっぱり厚労省だけであれだけたたかれるというのは、ちょっと異常な話なので、私は何か報復でもしてやりたいなというぐらい、それぐらいの感じは個人的には持っておるんですよ。だから、例えばスポンサーとかね。だからそれはちょうど、今……

 今期はトヨタさんもン十年ぶりの赤字転落とか2兆4千億円を越す営利転落は数字上でも途方もない状態、元々10%近い利益率も銀行とも呼ばれる群を抜く内部留保の賜物。そんな背景をもっての放言は聞くにつけ・・・。こんな低レベルの民放局にしてしまったのも視聴率だけを追わせる有力スポンサーかもね。

 
   


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