徒然なるままに


2008

 '08,1  '08,2 '08,3  '08,4  '08,5  '08,6             

 

'08/ 6/ 29 山仕事:野外テーブル

 畑の野菜には随分活躍してもらって・・・といっても残念ながら種類はそう多くなくて、もっぱらサニーレタスと大根に殆ど絞られる。レタスはポクポクと採ってきて水で洗い皿に散らしてドレッシングをかけるだけだから、これ以上の手軽さはない。大根はもう少し手を掛けて皮を剥いて(まぁ剥かなくてもいいのだろうけれど・・・)縦に1cm角程度に切ってマヨネーズでかじる。orおろして醤油をかけて食う!。とにかく「手を掛けない」のがいいのだが、このパターンだけでは決定的に飽きる!!。

 草食動物じゃないのだから時には動物性たんぱく質の摂取も!とくにステーキ系は大歓迎なのだが、まず機会はない。コストセーブを図ると火曜日イオンの日に立ち寄り解凍サンマ1尾38円。この物価高にこれを無視は出来ない。もう産地偽証でも何でもとすかさずGet。
 焚き火のオキ火で焼くだけなので手間もかからず+大根おろしが加われば文句無い!。時にホヤも登場してくるのだが、こうなるともはや居酒屋メニューとなって昼飯時が長引いてしまう!

 野趣豊かで中々いいのだけれど、あんまり毎日がキャンプ状態でもちょっと落ち着かないので、とうとう野外テーブル新調と相成った。
引っこ抜いたまま転がしておいた木の根とか刻んだ雑木を少しづつ燃やしてはいるのだけれど、中々無くならない事もあってそんな不要材の処理にも都合がいい。という事で今週は木の根っ子を利用した野外テーブル作り。ただねぇ材料がナラの木の根っことか、テーブル面はコシアブラの木だとかなので、素直な真っ直ぐな材は無くてひん曲がったり捩れてるものだから、キッチリ合わんのですよ(ン?単なる腕が悪いだけ・・・とも言う)やがてこれを中央にした東屋に昇格させたいのだけれど!

今年最初の蝉の抜け殻
 蝉の初鳴きはまだ聞いていない。カービング練習用にいいか?と、とっていた丸太の切れ端に抜け殻がとまって(!?)いた。何日か前に見た時はついていなかったので、最近脱皮したものだろう。
 ちょっと小さく見える。確かに蝉の鳴き始めは「ニーニー蝉」とかが鳴いたような気がする。この殻を脱いだ蝉は鳴くのかどうかは分らないが、初鳴きはまだ聞こえない。
---------------------------------------------------------
今週の備忘録。

 北朝鮮、米国テロ支援国家指定解除。

 アメリカは自分の都合で動いているだけ、迎合する必要はまったくない。
 北朝鮮は26日核開発計画の申告とやらを6カ国競技、いや協議議長の中国に申告。それから2時間後、米国大統領が議会に指定解除を通達した。ということなのだが、変ですねぇ!?60ページの申告書なのだそうだから2時間で読みきれるのかもしれないが申告が協議議長宛てなら協議6ヶ国はこの申告書の妥当性を確認する行為は無いのですね。
 珍しく左右中央メディアそろって「爆破ショー」と報道している。放置して荒れ果てた冷却塔を爆破してみせる子供だましのような様なことばかりしている変な集団が巡らす謀略に乗ることは無い。用の無くなったよど号メンバーなど返すよといわれ、拉致者の再調査?なにをバカな!今回のフェイントだっただけ。朝鮮もアメリカも日本のカネを引っ張り出そうとしてるだけでしかない。先の出来レースを受け入れるしかない協議などセレモニーでしか無いと言うわけだ。

 残念ながら米朝がめぐらす「戦略」が今の日本には無い。先手必勝とは言えないが、何らかのストーリーを描いて動き出した相手を押さえつけるにはそれをはるかに圧倒する力量が無い限り、相手が一息つくまでは防戦一方になるものだ。安倍元首相の対朝姿勢はブレが無かったとは言えるが戦力的にはどうだったのか?今の首相にそれを期待することは出来ない。小泉元首相がやってみせた突然の訪朝位は起死回生の一手位には考えるているかもしれないが、かつて官房長時代、朝鮮が回答してきた拉致被害者が「死亡している」とかいう情報をそのままオートマチックに被害者家族に伝達しただけの人物に対朝戦略を期待するだけ無駄だろう。

 いまさらながら、初めて取得した時のパスポートに書かれていた「This passport is valid for all countries and areas except North Korea(Democratic People's Republic of Korea).」(「このパスポートは、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を除く全ての国と地域で有効」)の記載事項を又復刻してもいいとさえ思うのだ。レアメタルがどうタレ、鉱物資源が・・・とかなんて今まであてにしたこともないものだし、今になっても北朝鮮の存在価値をメリットに考えるのはそれこそ利権セイジカ位と根っから性善説と人類愛に満ちている(演じてる)人だけではないか。

 ま、そんな風にしか見えないなぁ。

---------------------------------------------------------
 うなぎ産地偽装

 「魚秀」の中谷彰宏社長は淡々と偽装犯罪を認め謝罪。直前にあった飛騨牛の養老町丸明、吉田明一社長まで連続してジタバタあがいたシャッチョサン達の責任のがれを飽き飽き聞いてきたので、今回はなぜかアッサリさが妙に爽やかなもんだ。
 などと感心してはイケナイ!氷山の一角とはこの事だろう。なんせ日本人が食っているウナギの80〜85%は輸入なのだそうだ。その量ザックリ10万トン。魚秀の摘発量などたかが256トン、年間で1300トン輸入しているとの事で殆どを国内一色産としてたようだ。スーパーで時折みる「国内産」などありえない!と自分は思う。たかだか15%程度しかない国内産は築地経由で有名どころの店にまわっておしまい。天然ものなど正に天然記念物的存在だ。

 業界では常識化している輸入国産だから中谷社長は淡々と答えているのだろうと思ってしまう。元々ウナギはついこの間まで産卵場所も分らず、商業的な人工孵化は出来てはいない。シラスウナギを獲って養殖するしかないのだ。中には稚魚でそっちこっち転売されるものもあるとか!?殆ど天然モノが食べられなくなってからは「どうせ養殖、ならば何処の産地だって!」みたいな節度の無さが常態化してるのかも!?やっぱりウナギは小中学生頃に家の近くの小川で(その頃はほんの小さな川でも獲れた。)釣り上げたウナギの味が最高だった!ここはやっぱり自分の手で川に遡上してくるヤツを獲って食うか!そうだ今年こそ天然ウナギだ!!でも地震の土砂ダム放流で北上川の濁りが取れないので上って来るものかどうか?。


'08/ 6/ 22 山仕事:地震の地割れ!!??

 先週、土日はSunrise-Sunset2輪ingという事で、地震直後の庵の様子は未確認だった。
帰ってきてそそくさと被害は無いかと見回ったが、小屋の中は空き缶が何個か転がっていた位で心配していた太陽光発電〜充電〜AC電源系の設備類もその他の機材も影響は無かった。急峻な崖がある谷間も落石でもあるか?と心配したが、それもなかった。
 地震後1週間の間、ニュースの度に映し出される、砕け落ちたまつるべ大橋。栗駒山裾野の耕英地区の大崩落地。震源地はまつるべ大橋のすぐ近く2,3Km、鬼越沢の奥に入った辺りのようだ。震源から耕英地区の大崩落地は直線で14Km程、震源から木楽庵までは20Km位。震源から離れる方向は違うが距離的には6Km程の差しかない。勿論、山が崩れ大崩落に至った断層の関係とか、単に距離だけではない震災のメカニズムがあるのだろうけれど、距離的に近いだけに、大して被害が無かったのは幸いだった。

 ただ、造成地の端、盛土部分を見ると2〜3cm幅くらいのヒビ割れが走っている。
「ムムッこれは地割れか!?」とも思ったが、実は2週間ほど前の雨後にもう少し細かったが、その時に入ったクラックが広がったものだ。
 地震でそのクラックが広がった事は考えられるが、この造成地は少し丘状に膨らんでいる小さな峰部分を削ったものだ。削った土は低いところに広げ平坦にしたのだが、ユンボの排土板で低い所に押し広げ、盛土になったようなものだ。早めにその盛土の裾部分の土留めをしないと・・・と思っていた矢先だったのだ。

 なもんで、今週は後回しにしていた土留めを施す。打ち込む杭は、根っ子なんかの焚き火の合間に焼杭を作っていたので本数は結構あるが、その作業量を考えると大分気合をいれて取り掛からないと・・・と中々取りかかる気にならず先送りにしていたものだ。それをこの地震がきっかけを作ってくれたかもしれない。週末は梅雨入り報もあったが今シーズン初の30℃の気温を見た。雨も続くかもしれない、とにかく土留め土留めと今週は土木作業に汗を流した。

 1週間の地震ニュースも段々詳細に入ってきて、大崩落もそのメカニズムがほぼ分かって来た。福田首相の視察。土砂ダムによる磐井川の渇水で稲作作況不安。被災者の避難所生活。地方交付税繰り上げ交付決定。平成の市町村合併騒動にウツツをぬかしていたか!?震災時の孤立集落対応を一関市では手を抜いていた(んだろうなぁ)。とかようやく金曜日に土砂ダムの一つがポンプ排水を開始した。とかに移って来た。

 北海道の贅沢道路では無いけれど、確かにヒトよりもクマ、タヌキの野生動物が多く棲む山間地に被害が集中した事が、人的被害や倒壊家屋の少なさにとどまった事は事実だけれど、火災事故がまったく無かった事もガスコンロとかの安全化とか意識の高まりもあった事と思う。すぐ前に起きた四川大震災では規模の違いもあるが、この被害規模の差は注目を集めているようだ。中華人民共和国のダークサイドは看過すべきものでは無いし今の体制自体、自分からみればとても好意の持てるものではない。
 だからこそ結構、西方隣国情報は気をつけて見ている方だと思うが、その情報の一つで産経新聞の北京駐在記者のブログ「北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)」は目線が高くなくて時々閲覧する情報になっている。6月19日のそのブログに、この岩手・宮城内陸地震を枕のテーマに据えて中国事情を語っている。

 
---------------------------------------------------------
今週の備忘録。

 駄目だこりゃ「消費税」

「5%でやっている。だからこれだけの財政赤字を背負っているといえる」!?!?
「国民世論がどう反応するか、いま一生懸命考えている」!?!?
週中、NHK19時のニュースで報じられた消費税に関して福田首相が行った海外主要メデイア記者会見映像だった。ニュース番組で使われる映像はそのニュースを報じる側がテーマ性に訴えるインパクトの強さで切り取り編集される。
 「入りを増やして出を制す」とは基本的で誰もが認識している単純な経済観念だ。冒頭の消費税が低いから国の財政は赤字なんだ。と言う様な主張を福田さんが述べているのなら、彼の下では「出を制する」クニの経済は期待できない。とこのニュース編集者は考えているのだろう。

 勿論、わずか数秒切り出した発言部分だけなので、その前後の脈絡は分からない。特にセイジ家の発言などは揚げ足を取られないような発言をする事が常で、あとで何とでも言い逃れが出来る言い方をする。けれど少なくとも左巻き、右利き新聞社よりはニュートラルな報道を目指すNHKの19時台のニュースが首相発言のこの部分を強調するのは、やはり福田さんアウトだね。彼の発言の背景には財務官僚からのインプットが効いているわけだから中央官僚自体、今の自分たちがおかれている状況を理解できていないのだろうなぁ。「国民世論がどう反応するか・・・」のくだりなど、彼と彼に言わせているスタッフもまるで自分たちの権益確保が先にあり、本来ビジョンがまるで持てていない、周りの様子を眺めながら得意の後だしジャンケンでしのごうというだけだね。

 こういったセイジ家発言には「観測気球」という使い方もあるようだが17日には大田弘子経済財政担当相が提出した「経済財政改革の基本方針2008」には興味深い内容が書き込まれている。
ロイター通信社6・18日:記事引
---------------------前略
・・・税制関連ではこのほか、1)成長力強化の観点から、対日直接投資を含め企業の国際的立地選択を阻害しないよう、法人の税負担水準について、国際的状況を念頭におき、課税ベースの拡大を含めて対応する、2)世代間・世代内の公平の確保の観点から、格差の固定化の防止や老後扶養の社会化への対処といった今日的課題も踏まえ、資産課税(相続税)を総合的に見直す──ことなどに触れた。

 よく言われる、増え続けている「財政赤字」この「借金」は【地方を含む日本全体の「長期債務残高」】という算出でこれを書いている時点で774兆円なのだそうだ、いろんなサイトで「リアルタイム借金カウンター」とかいう名前で刻々と増えてゆく数値が見られる。
 反面、日本の個人資産は1500兆円もあるという。こんな金額ははたしてどんなものかまるで想像もつかないが、とにかくクニの借金の倍も国民の財布かどっかにあるという事だ。だったらこれを絞りださせればチャラに出来るよね・・・と考える輩は普通にいて、そういう輩ビトが立法出来る領域に徘徊しているとろくな事を考えないだろうなぁ。1500チョウエンの6割が65歳以上の高齢者が持っているのだそうだ。

 とすればもうチョイすれば後期高齢者という事で小金持ちが大事にしている今の金は墓場までは持っていけないし誰かが相続する。所詮不労所得なわけだからごっそりクニに提供させろ!ただホントの大金持ちはやばいから手を付けるな・・・と!
 税は公平性から言えば累進課税という事ではあるがそのカーブはリニアではなくて、ましてや関数や係数で上がってゆくわけではない。途中から飽和するカーブなのだ。つまり大金持ちに優しいカーブで小金持ちは辛いカーブになっている。まぁ小銭しかない菊爺には「そんなの関係ねぇ」といいたいところだが、さきの「大田弘子経済財政担当相」言うところの「資産課税(相続税)を総合的に見直す」という事は課税カーブを最適化するなんて事は端からなくて算出基準金額の切り下げをする事が手っ取り早い。後生大事に蓄えてきた小金/小銭が搾り取られる!という事だ。どうせなら物納という事で休耕地、手が回らなくて使うことも無い山林、ゴミの山になっていて片づけにも困る引き出物の茶碗なんかで納税すればぁ・・・

 ところで、なんで年寄りがこんなに資産を持っているのだろう?世帯主でいれば固定資産を持っているケースが多いだろうから膨らむだろうが、バブル以降は土地は下がりっ放しで固定資産は減少しているはずがTotalは増えている。とすれば貯金、証券等が増えている?使えば金が動き経済も活性化する!・・・が、そうはしていない。じっと抱え込む。そんな世代は若い連中よりもひょっとしてこのクニ自体を信じていないのか?頼れるのは自分の財布だけ!だってか!?そんなところに「後期高齢者医療の天引き徴収」なんかをしたもんだからそりゃむくれてしまう。「これでクニには2回騙された・・・」とインタビューで応えていた老人がいたなぁ。青春を奪われた戦争と今回、最近のセイジを言っているのが切実に伝わる。
---------------------------------------------------------
 エセ科学!?トンデモ企業!?:「ウォーターエネルギーシステム(WES)」
株式会社「GENEPAX」ジェネパックス社:のページ。

  水が生活エネルギーに変わる。発電時のCO2排出はゼロ。
私たちが開発したウォーターエネルギーシステム(WES)は、水から電流を取り出すことを可能にした、新しい発電システムです。

 という事なのだそうだが、これがこの社の「NEWS RELEASE」のページにあるMediaというタグを開くと先週辺り、集中してTVニュースやら科学系Web等に取り上げられた(させた)らしいのだ。特に日経BPなどは有料サイトで扱っているので、内容によってはこの日経社を信じてやまないヒトタチに対して詐欺の加担ともなりかねないかも!?

 疑心暗鬼さを、それでも追求してみよう!みたいな取り上げMediaは「GiGaziNe」かな?
 それにしてもねぇ2Lの水で300Wの電気発生ソウチを7時間も動かせるのなら、それも1ユニット20マンエン。で買えるのなら並んでも自分は絶対に買うな!いっぱい、つないで使えば発電所なんて要らないじゃないか、当然車も電車もこれで走る、船舶なんて水の上で永遠に走る。ガソリンを使うのは草刈り機械くらいか!?でもこんなに便利なキカイ。電気を取り出した上、排出される水をそのまま入力に戻せば永久機関だぁ。これは無いな!!「釣り」というヤツだ。
やっぱり有望格は木炭車だねぇ!
---------------------------------------------------------
 さっぱり分らない鯨肉窃盗犯タイホ。

 たしか2ヶ月前の話だったのだけれど、なんで今頃タイーホなの?犯行声明ならぬ「これが証拠だ〜!!」とグリーンピースの日本組織(菊爺はグリーンピースの支援をしているわけでは無いので組織も機能も分らない)だと思うが一応日本人らしい人が堂々と記者会見をしてましたね。その瞬間に逮捕するなら「たいしたものだ」パチパチと手を叩きもするが、イロンナ様子見をした挙句のタイーホというような感じがしてなんだかなぁ。

 でもそのまま無視も出来ないだろうし、典型的な日本型対応なのかなぁ。小学生の頃は豚、牛、鳥に負けずに(見栄を張って牛と書いたが牛なんて食わなかったなぁ)鯨肉を食った世代からすれば、なんで鯨を捕ってだめなの?という気にもなるけどね!?
 ま、散々論議された挙句鯨食い人種はヒトデナシになっている現代なので、表立って鯨捕りに賛成する人はいない。豚だって牛だって鳥だってウサギもクマもマミも本当はヒトに食われたくは無いと思ってるだろうにね・・・あとン十年もすれば今の食糧状態が比較にならない程の「餓え」に見舞われるという。鯨を一杯育てて供するようにでもしないとアングロサクソンの兵糧攻めに支配される事になってしまう、既に・・・か。



'08/ 6/ 16 山仕事:木の花の香りSunrise Sunset Touring。

 少し前まで、通い道で遠い昔に嗅いだ記憶のある場所が2箇所あった。
香りというのは言葉に出来ないので説明に困るが、桐の花の香り、イメージは紫の香りなのだ。花が紫色なのでそんな連想になってしまう。草花の匂いも様々だけれど木の花の位は広がらないような気がする。1本の木、あるいは1本の草花が付ける花の数の多さが比較にならない位多いからかもしれないが、少ない花でも広い範囲に芳香を漂わす木もある。これも先週辺りで散ったが朴の木なんかはその香りは結構強力だ。白くて蓮の花のような形で花数は少ないが広い範囲で香りがする。
 いまよく匂って来るのは「エゴノキ」。このあたりでは「ズサノキ」と覚えていたが、歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に出てくると云う「ちさの木(萵苣の木)」が訛ったものだろう。

 先週末、土日は予定通り2輪ingサポーターの大役を果たす事ができた。先月末は天気が悪くて日曜をはさんだ予定が月〜火曜日にシフトして結果オーライだったが、今週は何とか肝心の天気も悪くはなくてまずは計画通り!
 多分忘れる事はないだろう「岩手・宮城内陸地震」に遭遇してしまい、詳細は下の欄に記す事にして、ここはその元の「Sunrise-Sunset touring」の事でも・・・
 朝は宮城県本吉町の小泉海岸日の出に合わせるわけだから、3時発と決めたのだけれど、やはり遠足前日の児童心理みたいなもので前夜の早め晩酌効果も少なく2時前には目が覚めてしまった。けれどお陰様でここ、ん十年も見たことの無かった水平線から登る朝日を見ることが出来た。

 自転車でのおよそ200Km程のツーリングと言うのはママチャリ程度しか乗った事がなくて競技用自転車のパフォーマンスだとかアスリートとしての乗りこなす技術やら満足感は全く理解の範囲外なので、このツーリングレベルと結果がどうだなどと評論めいた事はとても書けない。数値結果は朝4:30、小泉海岸より走行開始〜8:30頃:鳴子峡レストハウスにて休憩〜11時半R47道の駅戸沢にて昼食〜14:30酒田着という事で、Total10時間、休憩、食事時間などを除いた走行時間はおよそ8時間位ではないだろうか?とすると平均速度で25km/h位にもなるか?あとでバイクに付けている速度形、トリップ/オドなども記憶できる優れものの小さなキカイで見るともう少しアベレージは低く出ていたようなので、休み時間などはあんまりとっていなかったのかもしれない。これには最速スピードなども記録されていて、それによると60Km/hは超えていたようだ。

サポート車はHエアーウェイブ。自分のエクストレイルの約10Km/Lに比べ倍近く走る燃費という事で岡澤さん提供のクルマをサポート車としていた。往路は自分が運転したが帰路は二人の2輪istが交代で運転したので別人3人の運転の仕方が加わってtotal燃費は20Km/Lを少し超えたようだ、最近の車は燃費形装備と云うのが多いようでこのエアーウェイブも付いている。オーナーのお岡澤さんが「エアーウェイブは燃費がいい!!」とよく言うので自分は「燃費計を付けただけで(省エネ運転を気にするので)燃費は上がるんだよ!」とオチョクッタ事もあったが、今回長距離Modeかもしれないが、サポート時はチョクチョク停まったりしたが往路も帰路も20Km/Lはコンスタントに超えていた。最近の車は多種モード走での燃費表現なので、事に東北田舎道なんかはカタログ数値を上回る場面が多々あるのかもしれない。それにしてもエアーウェイブの高燃費には感心!星3つ!!

 当初計画より2時間も早くついたものだから、ホテルで遅い昼寝をして早々に酒田の居酒屋へ!本来は日本海に沈む夕日を観て完結!!という事だが日の入りは19時とか。それならその間は当然1次会というわけで海鮮の旨そうな居酒屋へGo!!
 ほろ酔いで顔は充分赤かったが、居酒屋の女将さんから今日は夕日は駄目だよ!と言われながらも教えられた日没が見える公園へ千鳥足。なるほど所々青空は見えるが雲の厚さか夕日は見えず終い。まぁそれでも日の入り時間を夕日方向へ顔を向けて過ごし2次会の小料理屋へ・・・自分自身はチャリ漕ぎをしたわけでもなくて、クルマで追いかけor先行時々Stopを繰り返しただけで、身体的疲労は殆ど無くて、純粋に酒田の肴とアルコールを満喫してホテルに戻ったらそのままベットにダウン。後で聞くと2人のアスリートもほぼ同様だが、もう少し健康的な疲労でそのまま眠りに落ちたようだ。

 翌日は酒田で行われた「日本海トライアスロンおしんレース」を観戦し、トップグループがバイクからランに進んだ辺りで帰路に着いた。自分は球技は苦手と自覚はしていたが、どうやらマッチョ系スポーツも馴染みはよくないようだ。何々大学とかどう云う団体が強いとか、個人では誰が有望とかはまるでわからない。そういった時カメラを向けるのは花のありそうな女性アスリートに向けることとなる。おかげで 「今泉奈緒美」という選手が有望格ということだけは分かった。
 その「おしんレース」 リザルトはオリンピックディスタンスクラスで今泉は総合16位女子1位という結果だったようだ。バイク走しか見ていないが目立つ!!
 帰りのクルマでカーナビを見ると、VICSのDataが反映されていて、鳴子〜花山湖〜奥州市衣川辺りまで、通行止めマークが一杯付いている。特にTVニュースやら新聞報道でメインの画像となっている荒砥ダム付近の円弧状崩落地に至る路線は通行止めマークがおびただしい程付いていた。その通行止めマークでプロットされた中心辺りが震源地かもしれない。

  
---------------------------------------------------------
先週の(ちょっとUPが遅れたので)備忘録。

 なんと言っても「岩手・宮城内陸地震」
 6月14日(土)8時43分。M7.0震源地は岩手県南、内陸部。各地の震度は岩手県奥州市、宮城県栗原市震度6強。後にマグニチュードは7.2と訂正された。震源の浅さもあるのだろうが、マグニチュードは阪神・淡路と同じ。振動の加速度を表すガルという単位では5,6倍になるという。観測史上最大と報じられている。

画像をクリックすると大きな画像に。  地震に遭ったのは鳴子峡のレストハウスを出発する時だった。すでにチャリ漕ぎの二人は出発している。少し間をあけて追走するつもりでクルマのイグニッションキーを回しエンジンが始動した瞬間、異様な振動が起きた。一瞬、自分がエアーウェイブを壊したのかな!?!?という思いがよぎった。まるでエンジンの固定部のどれかが外れたか、どれかのシリンダーが着火しなくなったものか?エンジンがグルングルンと回っているような印象だった、エンジンの異常にしては異音が無い。窓を開けた時に「バキバキッ」と大きな音がレストハウスの方から聞こえてきた。見ると峡谷の上部の岩壁が崩れ落ちる瞬間だった。開店前の準備中だった従業員が中から走り出てきた、見開いた目と表情が起きた異常を示している。そこで初めて今回の地震の大きさを実感した。

 今回の地震を引き起こした直接の断層ではないらしいが、この辺りの断層の存在は把握されていたものの、M7〜8レベルの地震発生の可能性は将来30年期間では「0%」の予測だったそうだ。もっとも震源断層も特定できず、これから新たに地震計を130個追加設置する。と即断したという事は、30年発生確率0%の予測数値なんかもあてには出来ない。というか、実はヒトの英知で予測可能な範囲は残念ながら大したことはない。

 かなりの部分の発生状況やら発生予測は解明されつつあるんだろうな!?というような素人感覚とは程遠く、実は来週の天気なんかもそれほど当たる確率は高くはないし、自然の動きなんて、ホントは大してわかっていない。と最近はつくづく思う!。 今回のマグニチュードは翌日訂正になりM7→M7.2。震度は大きいところで岩手県奥州市衣川地区と、宮城県栗原市で震度6強。新聞の記事には阪神・淡路より発生エネルギーは「でかい」とも。  栗駒山南東側中腹にある駒の湯温泉は土砂に流され1階埋没、宿泊客の行方不明者がまだ居る。釣人、工事関係者でも犠牲者が出ている、2日目日曜日時点では死者6名負傷者31名との朝刊での報道。週明け行方不明者の発見もあり時間の経過と共に今回の震災規模が拡大してきている。

 幸い自分自身にも知人にもこの地震被害には遭っていない。時間の経過と共に解かる地震規模の大きさに驚く、被害に遭われた方々にはご冥福、お見舞いと一日も早い復興を願うばかりだが、特に離れた地域の知人からも「大丈夫?」「お見舞いメール」等々の連絡を頂いた。ありがたい限りである。まさに「地震、雷・・・」天災は何時起きるか分からない、予測技術、予報確度も上がって来ているかもしれないが、危機管理とまでは言えないが事が起きたら、何々をするのか?とか被災された方々の遭われている状況を認識する重要さを痛感する。政治、経済は本来ヒトの行動論理の結果にある。極論だろうが、それから比べれば地震、雷・・・などの天災は人知でどうにかなる問題ではない。今回被害が大きかった地域は普段もっとも日帰りTouringで行く機会の多いルートであり駒の湯も風呂に入りぼんやり過ごした温泉宿だった。
---------------------------------------------------------
   秋葉原無差別殺傷事件
 事件の発生は8日。ラジオで昼過ぎに知った。その時点で既に死傷者が10数人とかの速報だった。背景、詳細は分からなかったが事件の大きさにまずびっくりした。翌9日月曜日は新聞は休刊日だったのでネット情報、繰り返すTVニュースで、起きた事実詳細は認識出来た。1日置いた10日の朝刊は前日の休刊もあったので、速報的な事件内容以外に、識者談話等、事件背景もより広い範囲からの解説を掲載している。その中から拾ってみた。
識者談話
鎌田 慧(ルポライター)
1968年の19歳で連続射殺事件を起こした永山則夫元死刑囚を想起した。
永山死刑囚は極貧の環境で育ち、青森の中学を出て集団就職で上京した。加藤容疑者は私と同じ青森出身で、地元の名門高校を出たが派遣労働という底辺で働いてきた。永山事件の時代には、それでも若者は上京して生活を向上させるという夢があった。しかし時代はもっと悪化し、夢も希望も見出させない若者の下層化が深刻な問題になっている。
 加藤容疑者は自動車工場に派遣されていたという。私が自動車工場で季節工として働き、ルポルタージュを書いた1970年代でさえ寮や光熱水費は無料だったが、派遣は季節工よりも労働条件が劣悪だ。必要なときにしか雇われない。そして食うのが精一杯の不安定な生活を強いられる。収入が減ると家賃も払えない。追い立てるような切迫感、どうにもならない焦燥感があったのではないか。----中略-----最近は事件をすべて個人の心の問題に帰結させる傾向にあるが、社会構造を変えないと犯罪は起き続ける。事件は労働者問題、格差問題を再考するよう、現在社会に突きつけられた警告と考えたい。

石原慎太郎知事
 東京・秋葉原の無差別殺傷事件について、東京都の石原慎太郎知事は10日、都庁内で報道陣の取材に応じ、行政として未然に防ぐことはできるのかとの質問に対して「そんなことできませんよ。時代の文明はみんなでつくったもんだ」と述べた。さらに「警察力強化で防げる問題じゃない。人間の内面の問題だ」と指摘した。

 石原知事は「ああいう人間っているよね。ただ、ああいう形で爆発するかしないかってのは、時代も背景にあるんでしょうけど。みんな鬱屈(うっくつ)してるよ、今の日本人は」と吐き捨て、「文明の便宜が進んでも、人間はやっぱり芯(しん)は孤独になっている感じがする」と語った。

大宅映子(評論家)
 誰でもいいから殺したいというだけで、何人もの命を奪ってしまう事件が起きたこと自体に、社会全体の抑止力が低下していると感じざるを得ない。自暴自棄になった末、命をなんとも思わないような行為に走る人間に対しては、防犯カメラも巡回パトロールも効果が無く、防ぎようがない。同じような事件が起きないようにするためにも、子供の頃から命の尊厳を繰り返し教えるなど地道な努力を積み重ねて、安全な社会を築いていくしかない。

鎌田 慧氏、石原慎太郎知事の見方には共感点がある。大宅映子氏こっちは違和感。道路公団民営化の委員会で諸氏辞任の中で猪瀬直樹氏と大宅映子氏だけが残ったのも変に納得。【社会全体の抑止力の低下】とは!?【命の尊厳】を教えるだけで事件は起きなくなるか?
 鎌田 慧氏言うところの「個人の心の問題に帰結させる傾向」もあるだろうが、社会構造だけでもないし、加藤容疑者は掲示板の中では饒舌だったと言う、それにも経験豊富な分析者が動員されると思うが正確な分析が見たい。

 来年5月21日から施行される「裁判員制度」の対象事件は「死刑又は無期の懲役・禁錮に当たる罪に関する事件」となっている。今回の事件は対象範囲に入ると思うが施行対象になるのかどうかは分からない。犯行に至った動機はどうあれ極刑は免れない事は間違いないだろう。興味本位、或いは視聴率狙いの犯人の同級生談話とか卒業文集とか被害者の関係者をマイクの前に連れ出すようなワイドショーはもう見たくない。
 ダガーナイフとかの規制をどうタレと言うのも、オートマチックな反応過ぎて芸のない話だと思うし、なら、出刃包丁なり刺身包丁はどうなのか?と・・・むしろ、一般人の誰もが裁判員になる可能性があることになった今、どの位の確率でその裁判員になるのか、ひょっとしたら今回の犯行に至った加藤容疑者の様な異常行動を犯す確立と近似した確率なのかも。トンダ喩えかもしれないが、裁判員に指名されるも今回の様な犯罪者になるのも紙一重なのかもしれない。という事を言いたいだけなのだが・・・

 団塊の世代、或いは集団就職世代が加藤容疑者犯罪の年齢時分では派遣労働は無かった。釜ヶ崎、愛隣地区などが名高いドヤ街であったのは日雇い。口入れ屋がトラックなどでその日の労働力を買って行くスタイルだ。
 その時代の新卒者は殆ど企業又は個人事業所でも「正社員」という枠で職を得ていた。この世代が今の派遣職の心の不安定さを本当に理解しているとは言えないかも知れない。希望を持てとか夢を持てとか言うは易し、「パイプラインの漏れ」と表現する社会学者もいる。アンポンタンでもスタートが「正社員」なら、その居場所に居れるが、ムラのエリートでもスタートが派遣ではそこから「正社員」に鞍替えするのは本当に難しい。既に希望を失い犯行に至る事例が後を絶たないではないか?そういった犯罪の成り立ちを事実から見つめどう判決文に記載するのか・・・むしろそちらの方が気になる。


'08/ 6/ 7 山仕事:通勤百景、其の壱。

 庵所在地まで実家から約30Km。天気がよくて大きな買い物も無ければ250cc単発の山バイクをこの季節の通勤足としている。まぁ自分の足はバイクであれクルマであれすれ違うクルマ、やはり通勤途中と思われる多くは時間帯が同じであれば、ほぼ同じクルマとすれ違う。
 今回はその車種なのだが、最近海外製のSRVと云うカテゴリーが目に付く。

 通勤クルマであれば大体同じ人が運転しているわけで、いつも見ていればそのドライバーの顔まで覚えてしまうものだ。そんな通勤クルマで同じオーナー(!?)と思われる海外製SRV車ではBMWの"X3!?"が2台。メルセデスの"ML何とか"が1台だったり2台だったり。
(最近クルマの車種グレードにはトンと疎いのでよく分かりません、がメーカー位はわかる!)
時々Audiの"Q7"。どれもグレードはよく分からない。ただあとでネットで調べてみると、価格は日本仕様のベーシックグレードで500万円台中盤〜となっていてサイズ的にもX3は全幅1855mmとその中では比較的コンパクト。まぁ価格判断だけじゃないだろうが国内車種のいわゆる高級車層の高めグレードを買える人なら、先の車種も買えてしまう。びっくりしたのは実家町内で、何気にさりげなくポルシェの"カイエン"とかいう車種がいつも同じ駐車場に止まっているのを見て、ここ典型的田舎クルマ社会の車種選択に思いをはせてみたりするわけだ。
 極めて合理的な軽トラの選択。まだ増加中の軽自動車の選択。相対するような国産とは違う(多分)価値観を求める海外車種選択。

 田舎のモータリゼーションとしては軽トラなくしては語れないのだが、そんな中で高価な海外製、特に欧州SRVがさりげなく増殖しているのは面白い。
今月アタマからかつての1970年代にあった石油ショック時のガソリン価格の最高値を超え値上がりしている中、軽トラ天下は揺るがないと思っていたし、普通車から軽自動車に変え ユーザーもいるようだが、そんな中での選択で、ふた昔前には「いつかはクラウン」とかいうコピーを臆面も無く全面広告でバンバン打っていた某TOYOTA社もあったわけだが、価格的にはおそらくそのクラウン、或いはその上の車種、又はレクサスブランドも充分手に入れられる価格で選択する欧州SRVを選ぶ人はそれなりの価値観を選び求めているわけだ。
 相対的にこういったRV車市場を牽引し市場を形作った「Lクルーザー」や「Pジェロ」の現行車はこの時間帯、殆ど見られない。

 ホンダの"Fit"が初めてカローラを販売台数で抜いた時、日本の「モータリゼーションの成熟」という事を感じたものだ。価値観の多様化とクルマに求めるモノが自分などの高度成長期時代と共に過ごしてきた世代とはハッキリ変わった事を感じた現象だったのだ。更にその10年位前の時間軸ですでに自分などは新しく世に出てくる新車種とか同じネーミングのクルマのモデルチェンジも殆ど目にとまらなくなって、団塊世代の若い時分、三種の神器としてのクルマ感から、近年、車種もエンブレムでメーカーでも見なければ良く分からない事に気付いた辺りから、既にクルマとの関わりは変化していたのだとは思うが・・・
 ちなみに昨年初めてのフルモデルチェンジを行って、今年5月迄「自販連Data」ではホンダFitが車種別販売台数で1位を続けている。
   特に欧州車で見られたモデルチェンジに際するキープコンセプト思想は最近の日本車でもよく見られ、自分などは好ましく思ってはいる。けれどその根拠がちょっとヒットしたもので、あんまり冒険出来ないような呪縛から・・・というのはいただけない。あんまり外観を変えずに「初めっから完成度が高かったんだぞ〜」と徹底しているわけでもなく、よくみるとだいぶ贅肉もまとっているようだ"Fit"ならず"Fat"というのは皮肉か。

 国産RV車にしてもモデルとしては長い蓄積のある「Lクルーザー」や「Pジェロ」なんかもモデルチェンジの度のメタボリックな変身を続け、もはや国内需要の中での必然性はこのモデルが好きで代々乗り続ける事が好きなユーザーはさておき新規ユーザーは少なくなって来ているのではないだろうか?メタボなモデルチェンジを続けるのではなくてシェイプアップして無駄をそぎ落とす、ダウンサイズでもいい。本当の価値観を高める進化をすれば先の海外製SRVに向かうユーザーも戻るかもしれない。まぁ国内需要よりも海外、特に中国を中心とする圏内ではそれで充分商売になるのだろうが、価値観として国内・外での共通性は下がってきている。

 てな事を思いつつAX−1で梅雨間近の通勤2輪ingを楽しみながら
中々はかどらない山仕事を続けている。

※今週末Touring予定!とは言っても今回はサポーターとしてだがSunrise sun set touringと自分は命名している。もし今週末Up Dateが遅れれば菊爺はTouringという事で・・・
ま、今回も前回同様、天候が結果を左右しそう....今しばし梅雨はおとなしくしていて欲しい。
---------------------------------------------------------
今週の備忘録。

   「たすぽ」で「たいぽ!?」(う〜ん我ながら乏しいボキャブラだなぁ)
多分、試験運用で起きていた不具合のレビューと対応などを周知されていたらこんな単純な逮捕というカタチは無かったか!?でもないか!?今回は息子にこのカードを貸した母親を書類送検したということだが、その内、ニセモノTaspoも安価で高校生あたりに出回るかもね。
 先月仙台で起きた「タバコを買えなくてコンビニで万引きした後、逮捕された高校生」もTaspoがらみだったのかねぇ!?まぁカード自体が悪いわけではないが発想の安直さとカードをネタにした企みのありそうなところが釈然としないんだよね。
毎日新聞社:引用
<タスポカード>15歳次男に貸した母親を書類送検 福岡 [ 06月02日 12時49分 ]  福岡・南署は2日、子供にたばこ自動販売機用成人識別ICカード「taspo(タスポ)」を貸したとして、福岡市南区の清掃員の女性(41)を未成年者喫煙禁止法違反容疑で福岡区検に書類送検した。県警によると、タスポ貸与による同容疑での検挙は全国初。

夕刊フジ:引用
広島県警でタスポ使い回し…売店の女性店員名義

広島県警本部(広島市中区)内に設置されているたばこの自動販売機に、成人識別ICカード「タスポ」が庁舎内の喫煙者で共用できるように、ひもで吊るしていたことが6日、分かった。タスポは他人への譲渡、貸与が禁止されているが、普及率が低いため、売り上げ減対策として自販機にカードを不正に設置するケースが各地で発覚している。警察の施設内での不正利用が明らかになったのは初めて。

「日本たばこ協会」は何かするのかね?しないね。そんなの関係ねぇという事だね。

---------------------------------------------------------
 タクシーチケットどころか現金、金券還流!?ビールだツマミだぁ?

 「国交省職員の一人は深夜帰宅に使ったタクシーチケットで年間190回、金額にして490万円」という話題は先月の話だったが、今回財務省官僚は、帰宅時に使ったタクシーチケットの他、タクシー運転手から金品の受け取り!「中央省庁職員は500人以上で、1万2400回を超える」と町村官房長が衆院決算行政監視委員会で述べた。財務省官僚では「現金や金券類計187万5000円を受け取っていた」とも。中央官庁職員は全部で何人いるのか、各省庁の汚職実数が真実かどうか分からないがタクシー接待だけで500人以上の汚職者という異常さ。
(財務省職員2,334人中383人=16%が汚職職員という事?シンジられな〜い!か)

 このヒトタチの誰かが政策を立てるのか?このヒトタチの誰かが天下りをするのか?。このヒトタチの誰かが政界進出を果たすのか?。これを説明するセイジ家さんも本当にこれが悪い事と思っているのか!?「自分らだってきっとあんな事もこんな事も」とTV画面のこっちでは思ってしまう。だから水戸黄門は永遠のヒーローであり続けるんだよなぁ。

 そんな風に越後屋と悪代官はみんなが承知の構図なのだが、タチが悪いのはコイツ等が行政だけでなく政策を動かすという事なんだ!年間190回、金額にして490万円と言うのは国交省関東地方整備局道路部の職員という事だが、やたら25円暫定揮発油税の復活を後押しをしていたヒトタチという事だ。そのガソリン税で買ったマッサージチェアで背中を揉みながらガソリン税で買った将棋をしてガソリン税で支払う次の慰安旅行を思い描きながら、そんな金づるを離すまいとセイジ屋の尻を撫で回すようなヒトタチの支配を自分は受けたくない!

---------------------------------------------------------
 エセ科学!?トンデモ学問!?:「常温核融合」
GIZ MODE JAPAN:引用

誰もがあきらめかけていた常温核融合の再現に成功したそうです。

 常温核融合とは「室温で水素原子の核融合反応が起こる」という現象ですが、最初に発見された常温核融合の現象を、実験で再現することができなかったために、第一線の研究対象からは長い間外されていました。けれど、先日、日本の科学者が常温核融合の実験に成功したという情報が流れてきました! その結果に間違いがなければ、革新的な方法でエネルギーの抽出ができる可能性が出てきたということなのです。スゴイのです。

 物理学者、荒田吉明名誉教授らは、5/22に大阪大学で行った公開実験で、重水素ガスから高熱とヘリウム原子を検出し、低エネルギーの原子核反応を証明したということです。

 この常温核融合実験では、荒田教授はパラジウムと酸化ジルコニウムの合金を含んだ超微細金属粒子内に重水素ガスを注入するという方法を採用しました。教授によれば、合金は重水素を核融合させ、粒子内の温度を高めることで、50時間は温かくしておくことができるのだとか。 この実験はMartin FleishmanとStanely Ponsが偶然にこの現象を発見したと1989年に発表して以来初めての、実験者以外に認知された常温核融合実験となりました。数多の研究者がこの再現に失敗してから、常温核融合はエセ科学の代名詞となっていたのですが、今回の実験を目の当たりにした人たちによれば「荒田教授が提示した手法は、再現できる可能性が高い」とのこと。

 誰もこのデモンストレーションを「でっち上げだ」と言わなければ、人類が渇望し続けた安くて豊富なエネルギー源を、高熱なしで生成する方法(通常の核融合は、ものすごーい高熱を発するため)を、荒田教授はついに発見した! ということになります。

 一ヶ月ぶりにユンボの燃料を買った?思わずレシートをマジマジと見つめてしまった。灯油¥111.0/1L。なにこれ!?!?まぁレギュラーガソリンが¥170を超える水準になった今。
エセでもトンデモでもいい、まずはエネルギー問題だねぇ。なにか夢のある科学的発見を期待したい。まずはメタンハイドレートを使わせて!!我が家では水力利用を何とかしたい。
 「常温核融合」とか言うのは異端の科学らしく言葉にするのもはばかれるのか、5/22の公開実験も結果も報道したのは日刊工業新聞と日経産業が簡単に掲載しただけ。という。
 巨額の研究資金を注ぎ込んでいる現在の核融合理論に比べこの「常温核融合」が実用化したら家庭でも簡単な設備で全エネルギーがまかなえてしまうはずだ。
 まさか一杯金の動く研究しか旨味がない。とする政治産業界の悪企みでもないだろうが、理論的に説明できない!分からない現象、というのもアマチュアチックで自分は好きだがなぁ。
(国内企業では「三菱重工」がかなりまじめに取り組んでいる様子。)どれもこれも駄目ならイヨイヨ木炭自動車か・・・

---------------------------------------------------------
 「きぼう」三分の二完成

来春に船外実験設備を設置すれば計画設備は全て完成とのこと。今週設置した実験棟と船内保管室でも相応の運用が出来るらしい。 国際宇宙ステーション(ISS)に設置されている参加国の各棟の中では暗騒音に大分気を使った様で既にある先行国設備の十分の一迄抑えたという話はNHKのニュースから。

 確かに暗騒音は疲労に大きく影響しそうだ。長いTouringをした時などヘルメット内での音はバイクから降りた後でも耳がツーンとするものだ。こまい部分かもしれないが(ISS)参加国アメリカ、ロシア、カナダ、日本、ESA加盟の各国(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス)から滞在する搭乗者(というのか!?)もそれぞれの施設に行き来する状況はあるだろうから、そんな居住性の違いは意外と大きな好感を得られる事だろう。


'08/ 6/ 1 山仕事:庵U土台用丸太加工継続。梅雨がすぐそこ、雨の日は目立て。

画像をクリックすると大きな画像に。

 気温が上がらなくて寒いです。どんより天気とシトシト雨。梅雨前線はだいぶ南にあるのだが、もう雨の季節感。ストーブに火を入れる日も出てきた。
 インドアでもする事は結構ある。普段しようと思ってても手抜きでしていない事、掃除とか整理とかもそう。道具の手入れも当然。




 そんな日は道具のメンテに丁度いい。チェーンソーを初めて使ってから3年目になった。
ここらで「目立て」に対する理論武装を!なんて大上段に構えても素人の自己流でヤスリを当ててきたこと自体が無謀というもの。ついこの間まで、ソーチェーンは新品の時が切れ味ベストで、使うにつれ木の種類やら玉切り、縦引き。挙句の果てには木の根を掘って処理したときやらで「切れ」が落ちる。それを極力戻す為に、落ちてからヤスリをあてていた。
 「切れ」はつかの間回復するものの、新品時100%とすると「切れ味」が回復しても80〜90%位。又使い続けてもいい切れ味の持続時間は、長くない。又々ヤスリをあてても、「切れ」の復帰は8,9割。つまり2回繰り返すと新品の切れ味に比べ60から80%に下がって行くのかなぁ・・・3回だと50%台まで落ちる!?てな感じだった。

 それでも見た目、刃の高さとガイドの高さが近くなってきたなぁ・・・なんて思ったときにちょっとガイドの頭を削る。ってな程度で「ディプス」調整をするつもりで平ヤスリをあててみると「オ〜食いつきがいい」とか感じる程度だった。はじめはちょっとした治具の「目立て機」を使ったが本来ズボラなもので、途中からは手感、目感頼りでヤスリ1本だけであてるようになって来た。何も目立ての腕が上がったわけではなくて、目立て機のセッティングが面倒というだけなのだ。ま、現場でチョイ研ぎの手軽さから、と言う事が大きいが。

 けれど、コイツはイケナイ!やはりチョイ研ぎの「手ヤスリ」で数回繰り返した後はちゃんと目立て機を使い、上刃、横刃、30度とか85度とかの角度と研ぐ方向に対し手前を下げる角度の付け具合をその治具で修正する。結局は、ソーチェーンの箱なんかにかいてある標準値をめざして目立てをするのだけれど、これらの角度も使う用途、目的によってアレンジするとなんと80、60、50%と落ちるのではなくて110%とかの「切れ」も可能か!?とも最近は思える様になってきた。初めの頃のソーチェーンはガイドバーから外れてドライブスプロケットで削れてしまい、使えなくなったものもあるが、目立てを重ねて刃がなくなってしまった事はまだない。

 開眼するには、1本のソーチェーンを目立てつぶすまで目立てをしないと体得しない!とか述べているサイトもある。う〜んソーチェーンの目立ては奥が深い!研いで試して、研いで試しての繰り返しも結構時間がかかるし、体得するまでも1パターンだけでも何回も繰り返さないと老齢化現象からは記憶の溝を刻むのも繰り返す回数が欲しいしやっぱり奥の深さは相当だねぇ。

---------------------------------------------------------
今週の備忘録。


 「頼むよ政党さん代議士さん」と言いたいのは、ハマコーさんではなくて一般国民なんだがネ。
でも、なんでハマコーなんだ?このCMを作ったヒトタチとジミン党の感性が理解できないなぁ。まぁセイジのいやらしい面は一杯伝わらせてくれるけれども

--------------------------------------------------
 今週末、5月末で発生後約3週間経った四川大地震。

人民網では:
 国務院新聞弁公室が発表した国務院震災救助総指揮部の情報によると、四川大地震による被害は30日正午までに、死者6万8858人、負傷者36万6586人、行方不明者1万8618人にのぼった。緊急避難を受けた人は1514万6840人で、被災者は総計4554万7565人に達した。

 となっている。この地域で起きた1976年の 唐山大震災 ではマグニチュードが今回とほぼ同じ7.8だったが死者は 約24万人と言われているようだ。犠牲者の多い、少ないを言うのは不謹慎ではあるが、約XX万人という人数しか残っていない(多分実数は誰も把握できていない。)唐山大震災に比べ信憑性はどうあれ今回の犠牲者はまだ増えるかもしれないが何万何千何百何十何人というリアルな犠牲者数が「公表」されたのは画期的な事。

 当局の誘導もあるかもしれないが反日だった対日感情の転換も激変に近いものらしい。報道されている緊急救助隊の活動やら、企業はじめ一般からの義捐金、援助への反応が好感になっているとの事。また、ドライでガメつくてかつ刹那的な消費行動とも思える中国人の金銭感覚もこの震災で大きく変化している。と報じているメデイアもある。
 今回、見てて驚くような情報量の多さ。コントロールされてはいるのだろうが従来の震災が起きる前からすれば「隠しだてなく・・・」という様な印象すら受ける。その公開される情報が反日からの転換を生んでいる事は事実だろう。逆に見れば今までの反日感情はこれも当然中央政府が制御している反日ということだ。

今週はチト距離を駆けたTouringでまだペースが戻らなくて手抜きです。

Past.Memo.    

HTML版Homeに戻る